はじめに
クオーツソナーとは水晶振動子を用いた時計の聴診器のようなもののようです
聴診器とは書きましたがここで言うクオーツソナーは、テレフォンピックアップなどでギアなどの小さな音を拾う方式では無いです
一秒に一度時計の駆動コイルに掛かるパルス電圧によってコイルに起こる電力を、リレーのコイルが電磁誘導されて起電力が発生しアンプを通じて音に変換しているのではと想像します
時計の針の動きに不具合が生じていると、音も変化するのでしょう。
少しずれているたとえですが、車のエンジンをかけるのにバッテリーが弱っているとセルフスターターの音がおかしくなったりするのに似ているかもしれません
きっかけ
リレーのことを色々調べている際に、クオーツソナーを作成する記事を見かけて興味がわきました
「クオーツソナー 損するあほう」(John様のブログ)で調べると出て来ます。参考にさせていただきましたありがとうございます。
時計のことはさっぱり素人ですが、リレーは電圧をかけて使用するのが当たり前のところを逆転の発想で発電の方向で使用するとは目からうろこの出来事でした。
クオーツソナーを作ってみよう
パルスをピックアップするリレーは時計に密着した方が良いのではないかと考え、ジャンク屋さんでよさそうな基盤用のリレーを購入しました
コイルの電圧などによって感度が違うのかはよくわかりませんがコイルがケースに密着しているものを選びました。
アンプの入力は3.5mmのモノラルプラグでしたので、リレーに3.5mmのモノラルジャックを用意してはんだ付けしました
機器構成
音を増幅するものが必要ですので、昔に100円ショップで購入した電池式のアンプと、100円ショップで買ったスピーカーを用意しました。
音を聴いてみる
時計の裏ブタにリレーをくっつけるとスピーカから、小気味良い音が聞こえてきました
アンプを最大音量にしてちょうど良いくらいの音です
金属の蓋越しでも動作したのは驚きです
時計によってはリレーをくっつける向きの縦横を変えた方がよく聞こえるみたいです
時計内部のコイルの向きと関係がありそうです
CASIOのLINEAGEの方は分針が動くときにダブルタップしていて、秒針とは別に分針も駆動しているのがわかりました