さすけ のインターホン ブログ

趣味のインターホンに関することを中心に書き綴って行きます

パナソニック(松下電工)のシークレットスイッチEK3820をEK3822Bに取り換える。EK381からEK3812の大きさの違う通電金具に取り換える。

申し訳ありません。書きかけのブログです。

はじめに

 
 松下電工の電気錠EK381とシークレットスイッチEK3820をお使いの所がありました。非常に耐久性が高く30年以上たった今もスムーズに動作しています。ただ、最近動作が不安定になってきて扉を暗証番号で開けて、閉めようとしているところで、扉が閉まっていないのに電気錠が施錠しようとしたりする症状が発生することがまれに出て来ました。
壊れてしまう前に交換したいとの要望で交換することとなりました。
電気錠はEK381、シークレットスイッチはEK3820、電気錠操作盤はWQN411、電気錠操作盤の電源ユニットはWQ4112-2、AC24V電源はWR2301です。
 おそらくEK3820あたりが調子悪くなってきていると思われましたがEK3820はすでに廃番となっており後継のEK3822Bと交換することとなりました。
EK3822BはWQN411などとの接続互換性が無いため、電気錠も含めすべて交換することとなりました。
電気錠操作盤と電気錠は同じ大きさのものがあるのですが、シークレットスイッチと電気錠通電金具は大きさが異なります。
今回は、この違う大きさのものを取り付ける金具を考えて取り換えていきます。

シークレットスイッチの金具

シークレットスイッチEK3820

シークレットスイッチEK3820
シークレットスイッチEK3820 その2

3個用の埋め込みスイッチボックスを縦にしたものに取り付けるようになっています。
ところが、現行品のEK3822Bは2個用のスイッチボックスに取り付けるようになっています。
どうしても現在の3個用スイッチボックスに取り付けないといけないのですが、パナソニックのカタログで探しても取付ができるようなものが見当たりません。購入先に聞いては見たものの相手にされない状況です。
そこで、自分で金具を考えることとしました。
簡単に平板を作って、そこに四角い穴をあけるだけとも思いましたが、不細工なうえに3個用スイッチボックスのネジ穴を利用しようとするとEK3822Bの筐体が板を取り付けたネジと干渉して取付ができません。
そこで、2分割の金具でベース部分とカバー部分に分けてEK3822Bと伴締めする本格的な構造としました。
ノギスで実物を測りながらCAD図面と睨めっこしながら悩ましいネジとの干渉を考えて生まれました。

EK3822B用の3個用スイッチボックス取付金具

EK3822B用3個用スイッチボックス取付金具

左と中央の2枚はベース金具の表と裏です。3個用スイッチボックスにあらかじめ取り付けます。四角い開口の上下にEK38220Bを取り付けるタップ穴があります。
タップ穴の所はベース取り付けネジ頭の空間を確保するためのスペーサーを貼り付けています。
右の写真はカバーの表面です。EK3822Bと伴締めして取り付けます。ベースの金具を取り付けるネジ頭と干渉しないように金具を切り欠いています。
カバーの写真の縦がなんだか短く感じますがEK3820の外径と同じ大きさです。

EK3822Bを組付け

左の写真は上記の金具を組み合わせてみたものです。中央はねじ止めしたところ、右はEK3822Bの化粧枠を取り付けたところです。

EK3822Bを組付けたところ

左の写真はEK3822Bを組付けた裏面、中央は側面ですが壁と金具の関係です。ベースがわずかに沈んで入り込むようにしています。右の写真はEK3822Bの表面側です。EK3822Bがわずかに表面から出るようにしています。
今回の取り付け環境は半屋外で雨の当たらない所ですので、水抜きなどは考えていません。

EK3822Bを3個用スイッチボックスに取り付ける

おかげ様で交換はうまくいきました。

大きさの違う通電金具を取り換える

外した通電金具を見てみます。
良く見るサッシに埋め込まれている通電金具は、美和ロックのTEK-9CCであったりGOALのRCL-27であったり、シブタニのTKH-9Aであったり、パナソニックのEK3812に付属の通電金具品(EK9082?)であったりしますが、付属コードの長さや配線の芯数やコネクタなどは違うものの、どれも似たような大きさだったりします。
ところが、この通電金具デカいんです!

電気錠EK381用の通電金具EK9063

枠側に小さい金具、扉に大きな金具が埋め込まれます。
この大きな金具の中にはインターフェイス基盤が入っており、背中には機能切り替えスイッチもついている代物です。今一般的に見る通電金具には基盤など無く、配線を中継するだけの役割です。
小さい金具の方は、今よく見る金具と同じ大きさです。
この大きな金具と小さな金具ですが、蛇腹の接合位置を合わせてもどちらかの端が合うわけでは無く、中途半端な位置です。

取付金具を作る

EK3812の通電金具用の取付金具

左は表面、右は裏面です。
枠側は現在の物と同じ大きさですが、扉側は大きな穴が開いてしまうのでその隙間を埋めつつ現在の通電金具を取付できるようにしています。
本当は3.5mmの板があればよかったのですが、手に入らなかったため3mmの板で作ってもらいました。

EK3812の通電金具に金具を取り付ける

EK381の通電金具をEK3812用に取り換える

EK3812の通電金具を取り換える

左の写真はEK381の通電金具、右の写真はEK3812の通電金具です。
予定通りの高さとなり扉を開け閉めしても問題ありませんでした。

2023/09/24/032800