2023年8月12日 チャイミー品番ほか訂正など
- はじめに
- おねがい
- パナソニックのテレビドアホン(VL-SV35X)と電話機(VE-GD32-W)をドアホンアダプター(VE-DA10-H)経由で接続してみる
- ドアホンワープを使用する~マンションのコンシェルジュにも?~
- テレビドアホン(VL-SV35X)と通話のみの機能の他のインターホン(チャイミー)と連動する。~拡張端子にて接続する~
- テレビドアホンセット(VL-SV39KL)と電話機(VE-GD32-W)をドアホンアダプター(VE-DA10-H)経由で接続してみる
- テレビドアホンセット(VL-SZ35KF)と増設モニター(VL-V632K)とカメラドアホン子機 (VL-V572L)とチャイミーインターホン(VL-A423LX-W)(廃番)を接続する
- VL-SV39KLとVL-SZ35KFはアイホンMY-2MCUやJB-MUの置換えに使えるのか?
- VL-MV35XとVL-MV39KとVL-MZ35Kの時計設定画面
- 資料
- さいごに
はじめに
家庭用の電話交換機(ホームテレホン)を市場で見なくなりました。ホームテレホンでは、電話回線が1回線はもとより機種により2回線接続できるものがありました。専用の電話子機を最大8台や16台実配線で接続します。当時の松下電工のカタログ。
時は流れて、一般家庭の電話機が黒電話から進化を遂げ電話はコードレスホンが一般的となりコードレス子機(無線式)が複数台あれば電波の届く範囲で内線としての使い方もできるようになりました。
接続する電話回線は1回線のみですが、機種によってはインターホン設備と接続して電話機でインターホンに出ることもできるようになりました。
最新式ですと諸条件はありますが、来客が家でも外出先でもスマホで対応できるようになりました。
今回はそこまで新しくは無く、有線の接続方法となりますがインターホンと電話機をドアホンアダプタにて配線を接続してつないでみようと思います。
おねがい
正確な情報を心がけていますが、間違った内容が含まれている可能性がありますので、予めご了承ください。
個人的興味の元、ブログを書いております。参考にされる際には自己責任にてお願いいたします。
このブログを参考にしたら機器が壊れたや、接続方法がわからない・動かないけどどうしたらよいなどの苦情や質問などをいただきましても対応できませんのでご了承ください
機種・環境などによって計測している秒数などが変わると思われます。参考値としてください。
パナソニックのテレビドアホン(VL-SV35X)と電話機(VE-GD32-W)をドアホンアダプター(VE-DA10-H)経由で接続してみる
テレビドアホン PANASONIC VL-SV35X (モニター付き親機 VL-MV35X と カメラ付きドアホン VL-V566のセット:廃番)にVL-V571L(接続互換性無)、ドアホンアダプター PANASONIC VE-DA10ーH(廃番)、コードレス電話機の親機 PANASONIC VE-GD32-W (廃番)を仮設してみます。
電話機(親機・子機)での応対は音声のみとなります。
テレビモニター親機(以下、モニター親機) VL-MV35Xにカメラ付きドアホン子機 VL-V566とVL-V571Lを接続します。VL-V571Lが手元にありましたので接続してみましたが互換性表によると互換性は無いようです。動作はしましたので実験のため接続しています。
テレビドアホンセット VL-SV35Xをドアホンアダプタ VE-DA10経由でコードレス電話機の親機VE-GD32-Wを接続します。VL-SV35Xには無線接続機能がありませんので、別売りのVE-DA10(廃番)を用意しないとインターホン対応電話機(有線式対応)との接続ができません。
互換性表にも載っています。
接続方法はFAQにもありますが、VL-MV35には拡張端子が1つしかありませんので、の拡張端子(7・8番端子)とVE-DA10の玄関子機接続端子1(D11・D12)と2芯の配線で接続します。
jpn.faq.panasonic.com
ドアホンアダプタ(VE-DA10)とコードレス電話機(VE-GD32)をドアホンアダプタに付属の6極6芯モジュラーコードで接続します。このコードが肝で、間違って6極2芯や6極4芯のコードで接続すると正常に動かないようです。
写真は2種類の接続コードを写しました。
カメラ付きドアホンから呼び出してみる
ドアホン1からの呼び出し
ドアホン1から呼び出すと、モニター親機の呼び出し音が「ピィ~ンポーン」鳴ると同時に画面に外の映像とドアホン1と表示されます、と同時に電話機の画面にもドアホン1と表示され呼出し音が「ピィ~ンポーン」と鳴ります。
〇モニター親機で通話する
モニター親機で通話釦を押すと通話できます。
終了を押すと通話は終了します
〇電話機で通話する
電話機の受話器を上げて通話します。
(VL-MV35Xの場合モニター親機の画面は消えます。他の機種の中にはモニター親機のみ画面で様子を確認しながら電話機での通話が可能なものもあります。本文の後ろで紹介しています。)
受話器を置くと終了します。
〇通話しないと?
ドアホンを呼び出して通話しない場合
モニター親機も電話機も30秒間経過すると待機状態に戻ります。
〇モニター親機との通話中に電話機を上げると?
モニター親機で通話中でも、電話機は呼び出されて30秒以内は応答できる状態になっています。
この時に電話機を上げると通話状態にはなるもののモニター親機優先で、電話では会話できません。
この状態でモニター親機が終話しても、電話機では通話できません。
ただし、モニター親機が通話して終話したのちに、ドアホンから呼ばれて30秒以内であれば電話機の受話器を上げるとドアホンと通話できます。
〇電話機で通話中にモニター親機の通話釦を押すと?
ドアホンのボタンを押して、電話機で受話器を上げるとモニター親機の画面は消え待機状態に戻ります。(VL-MV35Xの場合)
電話機で通話中にモニター親機の通話釦を押すと、モニター親機が「ピピピ」と音が鳴り、画面に「他の機器でドアホンと通話中です」と表示されます。
オプションの増設モニター(VL-V632K)を操作すると、「使用中」と表示が出ます。
〇電話機で通話中にドアホン2が呼ばれると?
電話機でドアホン1と通話中にドアホン2から呼ばれると、「ピンポン ピンポン」と鳴り、画面上部に「ドアホン着信中」と、画面中央に「他の機器でドアホンと通話中です」と表示され通話釦を押しても通話できません。
電話機の通話が終わると、ドアホン2から呼ばれて30秒以内だと呼び出されていることを覚えていて、自動的にドアホン2からの呼び出し動作が始まります。
ドアホン2からの呼び出し
ドアホン2から呼び出すと、モニター親機の呼び出し音が「ピンポーン ピンポーン」鳴ると同時に画面に外の映像とドアホン2と表示されます。
同時に電話機の画面はドアホン2からの呼び出しではありますが、モニター親機とドアホンアダプタとの接続端子が1つしかないため、ドアホン1と表示されます。
私のイメージとしては2つの擬似ドアホン1と2をモニター親機の中で切り替えて拡張端子に出力される様な動作です。ドアホン2の場合には親機の呼出し音は強制的に2回鳴らすように呼出信号を出力しているようで、「ピィ~ンポ ピィ~ンポーン」と1回目の音が途切れたように鳴ります。
電話機からドアホンを呼び出す
待機中に電話機からドアホンを呼び出すには、保留/内線ボタンー>ドアホン1->決定で、ドアホン1かドアホン2の最後に通話した方のドアホンと通話できます。
電話機の鳴り分けはモニター親機の設定で
電話機ではドアホン2を鳴らしたくないとか、電話機ではドアホン1を鳴らしたくない時には、モニター親機のメニューで設定ができます。
メニュー->応答の設定->鳴り分けー>拡張機器・ドアホンアダプター->ドアホン1(もしくはドアホン2)ー>鳴るもしくは鳴らないを選択します。
オプションの増設モニターを接続
オプションの増設モニターを接続する際、モニター親機VL-MV35Xの設定を変更する必要があります。
機能設定->接続機器の設定->増設モニター->あり
にします。
増設モニターが無しの設定状態だと
「親機と通話できません
接続を確認してください」
と言うメッセージが出ます。
接続を確認してくださいと出ていますが、モニター親機の設定も確認が必要です。
ドアホンワープを使用する~マンションのコンシェルジュにも?~
ドアホンワープはこの試験で使用しているパナソニックのコードレス電話機(VE-GD32)で対応している機能です。(機能の無い電話機もあります。)
この仕組みで私がビックルしたのがドアホンを呼び出しすると、電話機が登録先に電話をかけてアナログ電話回線を通じて外出先でもドアホンの対応ができるドアホンワープと言う機能です。
外出先にて無線LANやインターネットなどを通じてスマホのドアホンコネクトアプリで外でもドアホン機能を使って来客者と映像を見ながら通話できる機能の事ではありません。
簡易オートホンとして使用してマンションのコンシェルジュ機能として
一般家庭での使用を想定したものでありまして使用目的外とは思いますが、マンションの管理人さんが帰った後に問い合わせしたいことがある時に管理人室の前もしくは集合玄関機にこのドアホンを設置して押すと対応窓口とつながる簡易的なサービスに応用できそうです。
注意!非常に簡易的な家庭用のものですので実際に導入を考えられる際にはじっくりと良く検討してください。呼び出した側ではテレワープしているのか止まってるのか状態が全く分かりません。タイミングによっては作動しない場合があります。電話回線などの諸条件などもあります。テレコン機能はありません。
工事の際、配線の露出や配線穴取付穴が開きます。
(未確認ではありますが、電池駆動式ワイヤレス玄関子機 VL-VD561L-Nと対応するモニター親機VL-MW505やVL-MWH705などとドアホンワープ対応のワイヤレスアダプター接続型 FAX/電話機を組み合わせると、ドアホンからモニター親機までの配線は不要で(取付穴は開く)行けるかもしれません)(定期的な電池交換が必要です!)
一般的なオートホンの事を考える
他のメーカーになりますが、サクサにドアホンと組み合わせるハンズフリーオートホンでかつてSA-150「HF」(SA-150「HF」とDR71の組み合わせ)やSA-80Mがありましたがすでに廃番となっています。
現在は遠隔地のコインパーキング駐車場でのトラブルなどはどのように対応しているのかな?と疑問に思います。何か良い機器があるのでしょうか。
受話器型のものですとサクサのSA-150「A2」+専用電話機RTC-50があるようです。多地点からの受付業務に使うのならこれ一択かもしれません。
専用機ではありませんが、使えそうな機能を持ったものにタカコムのADS-100+電話機ND-1054などがありそうです。
ADS-100のホットラインモードで運用すると、コマンド操作することによりテレコン(テレホンコントロール)が可能です。操作で2秒間、外部出力端子に無電圧メイク接点出力をします。
竹中エンジニアリングのオートテレフォンSC-25THは、ADS-100によく似た製品の緊急通報装置SC-25Tと電話機のセットで販売しているようです。
上記は有線式のアナログ電話回線が必要ですが、携帯電話SIMを用いた製品もあるようです。
株式会社ケイマックスの製品があります。
4G-VoLTE オートホン ルカテル CML-200
ドアホンワープの接続をする
話をパナソニックのコードレス電話機(VE-GD32)に戻します。
接続はカメラ付きドアホンの接続と同じです
ただ、ドアホンワープでは映像が見れませんのでドアホンワープ機能に特化するのであれば、カメラのついていないオプションの音声玄関子機VL-V500-Kに取り換えるのも良いかもしれません。
(通話時に電圧が20Vと高くなりますので通話用のドアホンVL-568KAやIF-DAなどを接続すると壊れるのではないかと思います。IF-DAを試しに接続したところ呼出音は鳴り青い画面は出るものの「ドアホンが接続されていません」と出て通話できませんでした。)
ドアホンは必ず専用品を使います。
ドアホンワープを機能を使う
〇ドアホンワープの設定
電話機のメニュー設定で
機能登録モード->接続機器の設定->ドアホンワープ->なし・あり・留守から選択ー>ワープ先の電話番号
を登録します。
「あり」に設定すると、常にドアホンワープ状態になります
「留守」に設定すると留守番電話設定中はドアホンワープ状態となります。
〇ドアホンワープを使ってみる
ドアホンの呼び出しボタンを押すと、すぐにダイヤルが始まります。
ドアホン1側では「ピンポーン」と音が鳴るだけでドアホンワープしていることはわかりません。
かかってきた電話に出ると「こちらはドアホンワープですシャープを2回押してください」と2回メッセージが流れます。キーパッドを表示するなどして、シャープ(#)を2回押すとメッセージの途中でも通話になります。
通話中は電話機の画面に「ドアホンワープ通話中」の文字が出ます。
説明書には通話終了時には「※#」を押すと電話が切れるとあります。(「※#」の音はドアホンからも流れます。)
押さずに呼び出された電話を切っても切れます。
約10分間通話が続くと予告なく切れます。
ドアホンワープ中のモニター親機や電話機の動作は?
ドアホンワープを使用しない時の動作とほぼ同じ様です
ドアホン1からの呼び出し
ドアホン1から呼び出すと、モニター親機の呼び出し音が「ピィ~ンポーン」鳴ると同時に画面に外の映像とドアホン1と表示されます、と同時に電話機の画面にドアホン1と表示され呼出し音が「ピィ~ンポーン」と鳴ります。
同時に電話機はドアホンワープ機能で電話をかけ始めます。
〇インターホン親機で通話する
ドアホンワープで通話するまでの間、モニター親機で通話釦を押すと通話できます。
終了を押すと通話は終了します。
(ドアホンワープはマイペースに作動し続けます)
〇電話機で通話する
ドアホンワープで通話するまでの間、電話機の受話器を上げて通話できます。
受話器を上げるとドアホンとの通話が始まり、ドアホンワープは電話をかけるのをやめます。
モニター親機の画面は消え待機状態となります。(VL-MV35Xの場合)
受話器を置くと通話終了します。
尚、ドアホンワープは約50秒間呼び出し続けます。
〇通話しないとどうなる?
ドアホンを呼び出して通話しない場合
モニター親機は約30秒間経過すると待機状態に戻ります。
電話機は約50秒間電話をかけ続け、待機状態に戻ります。
〇モニター親機との通話中に電話機かドアホンワープで通話にするとどうなる?
ドアホンワープ呼び出し中にモニター親機で応答が可能です。モニター親機で通話中でも、電話機は呼び出されて50秒以内は応答できる状態になっています。
この時に電話機を上げるかドアホンワープに応答すると通話状態にはなるもののモニター親機優先で、電話では会話できません。
この状態でモニター親機が終話しても、電話機では会話できません。
ただし、モニター親機が通話して終話したのちでかつ、ドアホンから呼ばれて50秒以内であれば電話機の受話器を上げるかドアホンワープに応答するとドアホンと通話できます。
〇ドアホンワープで通話中にモニター親機の通話釦を押すとどうなる?
ドアホンのボタンを押して、ドアホンワープで通話状態になるとインターホン親機の画面は消え待機状態に戻ります。(VL-MV35Xの場合)
電話機で通話中にモニター親機の通話釦を押すと「ピピピ」と音が鳴り、モニター親機の画面に「他の機器でドアホンと通話中です」と表示されます。
○ドアホンワープで通話中に電話機をあげると?
ドアホンワープ中は電話機に「ドアホンワープ通話中」と表示されています。
この状態の時に電話機の受話器を上げても無音ですし通話できません。
〇ドアホンワープで通話中にドアホン2が呼ばれると?
ドアホンワープでドアホン1と通話中にドアホン2から呼ばれると、モニター親機が「ピンポン ピンポン」と鳴り、画面上部に「ドアホン着信中」と、画面中央に「他の機器でドアホンと通話中です」と表示され通話釦を押しても通話できません。
電話機の通話が終わると、ドアホン2から呼ばれて30秒以内だと呼び出されていることを覚えていて、自動的にドアホン2からの呼び出し動作が始まります。
ただし試験環境ではドアホンワープ機能は働きませんでした。
ドアホンワープの注意点
ドアホンを押してから約50秒以内に電話に出ないと切れてしまいます。もう一度ドアホンを押さないとドアホンワープは始まりませんが、押した側ではドアホンが何もしゃべらないのでどのような状態なのかはわかりません。あくまで家にいる事を装う?感じの様に感じます。(発信音やダイヤル音やコール音など何も出ません。この辺りは専用機のSA−150だと連絡中である事を知らせてくれるようです)
ドアホンワープ設定した電話機側で転送するたび転送先までの通話料金が発生します。
フリーダイヤルには転送できません
(極性反転信号(通話料課金信号)が出ないためガイダンスが流せないのだと思われます。通話料金がかからない内線への接続もダメと思います)
カタログの注意書きによると、電話回線がプッシュ回線の場合、ドアホン呼出から約15秒後に電話がかかってきます。ダイヤル回線20PPSの場合約25秒、ダイヤル回線10PPSの場合約30秒電話がかかってくるまでの時間がかかります。時間がかかりますのでダイヤ回線はお勧めしません。
ドアホンワープの通話が終わって約3秒間はドアホンを押してもドアホンワープ機能が起動しないようです。
ドアホンワープの時間
試験環境にて電話機(VE-GD32-W)の転送先電話番号を設定して、PB・DP10・DP20に設定した時の時間を測ってみました。
公衆回線には接続せず疑似交換機にて試験しています。
少し大きい数字を多用してみました。
各ダイヤル種別時のドアホンを押したのちのダイヤル時間とドアホンワープに出なかった時のかけ続けた時間です
PBの場合 ダイヤル時間 約4秒、その後50秒間電話をかけ続けました。
DP20の場合 ダイヤル時間 約11秒、その後約50秒間電話をかけ続けました。
DP10の場合 ダイヤル時間 約18秒、その後約50秒間電話をかけ続けました。
やはり、PBは早いですね。
テレビドアホン(VL-SV35X)と通話のみの機能の他のインターホン(チャイミー)と連動する。~拡張端子にて接続する~
モニター親機の拡張端子には何か一つの機器が接続できます。
こんどはドアホンアダプターに代わって、通話のみのインターホンを接続してみます。
通話のみのインターホン親機(以下チャイミーと書きます)をモニター親機の拡張端子に擬似ドアホン子機として接続することができます。
ドアホン1からの呼び出し
ドアホン1から呼び出すと、モニター親機の呼び出し音が「ピィ~ンポーン」鳴ると同時に画面に外の映像とドアホン1と表示されます、と同時にチャイミー親機の呼出し音が「ピィ~ンポーン」と鳴り受話器の表示灯が赤点滅します。
〇モニター親機で通話する
モニター親機で通話釦を押すと通話できます。
終了を押すと通話は終了します
〇チャイミー親機で通話する
電話機の受話器を上げて通話します。
(受話器を上げるとモニター親機のモニターは消えます。VL-MV35Xの場合)
受話器を置くと終了します。
〇通話しないとどうなる?
ドアホンを呼び出して通話しない場合
モニター親機は30秒間経過すると待機状態に戻ります。
チャイミー親機は34秒ほど経過すると待機状態に戻ります
〇モニター親機通話中にチャイミーの受話器を上げるとどうなる?
モニター親機で通話中に電話機を上げても会話できません。
この状態でモニター親機が終話しても、チャイミーでは通話できません。
〇チャイミーで通話中にモニター親機の通話釦を押すとどうなる?
ドアホンのボタンを押して、チャイミーの受話器を上げるとモニター親機の画面は消え待機状態に戻ります。(VL-MV35Xの場合です。)
チャイミーで通話中にモニター親機の通話釦を押すと、インターホンが「ピピピ」と音が鳴り、画面に「他の機器でドアホンと通話中です」と表示されます。
〇何でもない時にチャイミーの受話器を上げると?
チャイミーの受話器を上げると最後に呼び出されたドアホンと通話できます。電源を入れ直した後はドアホン1と接続されます。
〇チャイミーで通話中にドアホン2が呼ばれると?
チャイミーで通話中にドアホン2から呼ばれると、「ピンポーン ピンポーン」と鳴り、画面上部に「ドアホン着信中」と、画面中央に「他の機器でドアホンと通話中です」と表示され通話釦を押しても通話できません。
電話機の通話が終わると、ドアホン2から呼ばれて30秒以内だと呼び出されていることを覚えていて、自動的にドアホン2からの呼び出し動作が始まります。
ドアホン2からの呼び出し
ドアホン2から呼び出すと、モニター親機の呼び出し音が「ピンポーン ピンポーン」鳴ると同時に画面に外の映像とドアホン2と表示されます。同時にチャイミーの呼び出し音が「ピンポーン ピンポーン」とうまく鳴ります。
チャイミーの呼び出し音はVL-568KA-Tを接続した時、ボタンを押すと「ピィ~ン」と鳴りボタンを離すと「ポーン」と鳴るため、このモニター親機の拡張端子の呼び出し出力のタイミングはチャイミーの呼出音でドアホン1とドアホン2を識別できるように意識した信号出力の設計になっているのかなと思います。しらんけど。
ビジネスホンとの接続
モニター親機の拡張端子は呼び出し時の癖があるもののパナソニックの通話のみのドアホン(VL-568KA-Tなど)を接続するのと同じような仕様となっているようです。
この拡張端子とビジネスホンのドアホン接続端子をつなげば、ビジネスホンのあるところで通話(顔は見えない)ができることになります。ただし相性によっては動かないことも考えられます。
ビジネスホンとの通話中にモニター親機の表示が出ていれば良いのですが、通話が始まると画面は消えてしまいます。(VL-MV35Xの場合)
場合によって、電気錠などがあれば解錠するなんてこともできるかもしれません
テレビドアホンセット(VL-SV39KL)と電話機(VE-GD32-W)をドアホンアダプター(VE-DA10-H)経由で接続してみる
モニター親機VL-MV35X(廃番)との接続をメインで見て来ましたが、VL-MV39K(廃番)との接続を見てみますと、びっくりポンです。
ドアホンから呼ばれた際に、モニター親機にドアホンカメラの画面が出ますが、接続した電話機の受話器を上げて通話した際にVL-MV35Xでは画面が消えましたが、VL-MV39Kは電話機の受話器を上げた際に1秒ほど画面が消えた後「他の機器で通話中」のテロップが出た上でドアホンカメラの映像も出たままとなります。
なお、VL-SV39KLには無線接続機能がありませんので、別売のドアホンアダプターVE-DA10(廃番)を用意して接続しないと、インターホン対応電話機(有線式対応)との接続ができません。
さらに、拡張端子に接続した機器がドアホンワープで通話状態でも、チャイミーで通話中でも画面が出ます。
拡張端子接続機器との通話が長い場合、約2分ほどで画面は消えますがモニター親機のボタンを押すと再度表示されます。
その他のここで試験した動きはVL-MV35Xとほぼ同じです。
VL-MV39Kの通話中にモニター親機の通話釦を押すと?
VL-MV39Kの拡張端子に接続機器の通話中にモニター親機の通話釦を押すと「他の機器でドアホンと通話中です」と表示されます。
VL-MV39に増設親機VL-V632Kを接続する
モニター親機VL-MV39Kに増設モニターVL-V632KとチャイミーインターホンVL-A423LX-Wを接続してみます。
ドアホンから呼ばれると呼出音とともにモニター親機と増設モニターに映像が映し出されます。(写真左)
モニター親機でドアホンと通話を始めると、増設モニターの画面は消えますが、ボタンを押すと白い背景に「使用中」と表示が出ます。
ドアホンから呼ばれてモニター親機の拡張端子に接続されているチャイミーで通話を始めると、モニター親機は「他の機器で通話中」のテロップが出ますが、ドアホンの映像は出たままとなります。しかし、増設モニターは画面が消えてしまいます。(写真右)増設モニターのボタンを押してもドアホンの映像は出ませんでした。
拡張端子を使用中に映像が出るのは、モニター親機のみのようです。
チャイミーの通話が終わるとモニター親機は待受け状態に戻ります。
テレビドアホンセット(VL-SZ35KF)と増設モニター(VL-V632K)とカメラドアホン子機 (VL-V572L)とチャイミーインターホン(VL-A423LX-W)(廃番)を接続する
注意!ここでは実験していませんがVL-SZ35KFには無線接続機能がありませんので、別売のドアホンアダプターVE-DA10(廃番)を用意して接続しないとインターホン対応電話機(有線接続に対応している必要があります)との接続ができません。
テレビドアホンセット(VL-SZ35KF)とは
テレビドアホンセット(VL-SZ35KF)はモニター親機(VL-MZ35)と広角レンズのカメラドアホン(VL-V572L)のセット品番です。
似た品番のセットにVL-SE35KF(モニター親機VL-ME35とカメラドアホンVL-V572L)がありますが、商品性能は同じで販売ルートが違う商品となります。
パナソニックFAQ【テレビドアホン】お店によって品番が違うのですが
テレビドアホンセットVL-SZ35KFと増設モニターVL-V632Kとカメラ玄関子機VL-V557L-Sを見てみる
〇モニター親機 VL-SZ35を見てみる
見た目はVL-ME39Kとよく似ています。
ドアホン2台と増設モニターと拡張端子他が接続できる端子が見えます。
ネジ端子ではないので、取替などで太い配線が来ている場合は端子に接続できる細い線につなぎ変える必要があります。
ACプラグをコンセントに差し込みます。
〇カメラドアホン子機 VL-V572Lを見てみる
LEDライトと広角レンズを搭載しています。銀色のパネルで、1個用のスイッチボックスに露出取付ができます。
配線の接続はネジ端子となっています。
〇増設モニター VL-V632Kを見てみる(オプション)
モニター親機からの2芯を接続する端子があるだけです。
増設モニターはこの1台のみで、更なる増設モニターを接続することはできません。
ACプラグをコンセントに差し込み電源供給します。
「増設モニター」と言われますが、ちゃんとドアホンからの呼出通話もできます。
増設モニターでの録画や再生はできません。
〇カメラ玄関子機 VL-V557L-Sを見てみる(オプション)
銀色のパネルでLEDライトと広角レンズを搭載しています。
3個用のスイッチボックスに取付ができます。
また、取付板を使い1個用のスイッチボックスに露出取付ができます。
配線の接続はネジ端子となっています。
テレビドアホンセットVL-SZ35KFと増設モニターVL-V632Kとカメラ玄関子機VL-V557L-Sとチャイミーインターホン(VL-A423LX-W)(廃番)を接続してみる
VL-SZ35KFとVL-V632KとVL-V557L-SとVL-A423LX-Wを接続してみます。実験ですので実際よりはすごく短い配線となっています。
VL-SZ35KFで通話の試験をしてみる
〇モニター親機で通話する
ドアホンから呼ばれますとVL-MV39K(廃番)の時と同様に、
呼出音とともにモニター親機とワンテンポ遅れて増設モニターに映像が映し出されます。(写真左)
通話釦を押しモニター親機でドアホンと通話を始めると、増設モニターの画面は消えますが、増設親機の通話ボタンを押すと白い背景に「使用中」と表示が出ます。
〇チャイミー親機で通話する
ドアホンから呼ばれてモニター親機の拡張端子に接続されているチャイミーで通話を始めると、VL-MV39K(廃番品)同様に1秒ほど画面が消えた後「他の機器で通話中」のテロップが出た上でドアホンカメラの映像も出たままとなります。(写真中)
しかし、増設モニターは画面が消えてしまいます。増設モニターのボタンを押すと画面に「使用中」と出て(写真右)、ドアホンの映像は出ませんでした。
VL-MZ35Kも拡張端子を使用中に映像が出るのは、モニター親機のみのようです。
チャイミーの通話が終わるとモニター親機は待受け状態に戻ります。
その他の通話の動きもほぼVL-MV39K(廃番品)と同じようです。
VL-SV39KLとVL-SZ35KFはアイホンMY-2MCUやJB-MUの置換えに使えるのか?
外部機器端子で通話中にモニターの映像が出たままになるのであれば、カメラ付きドアホンでIE-8MDなどと接続したりビジネスホンと接続する、モニターシステムでアイホンのMY-2MCUやJB-MUや、サクサのTM-22やTM-23の置換えに使えればいいなとは思いますが、メーカーが違うので難しいかな。機種によりますが拡張端子での通話中は、上記の文中にもあるように画面が出る機種でもインターホン親機1台しか画面は出ないようですしね。
パナソニックの親機が通話できるので必要性が無いと言われればその通りですが。
VL-MV35XとVL-MV39KとVL-MZ35Kの時計設定画面
VL-MV35XとVL-MV39KとVL-MZ35Kの時計設定画面です。
時間は進んでいますが初期設定状態です。
何年から設定できるかと言うところが気になるところで、
VL-MV35Xは2012年1月1日から設定できます
VL-MV39Kは2015年1月1日から設定できます
VL-MZ35Kは2019年1月1日から設定できます
資料
各社カタログリンク (廃番品も含まれています)
パナソニック 電話カタログ
パナソニック インターホンカタログ
パナソニック 電話機仕様一覧表
パナソニック 2013年インターホンカタログ
シャープ電話機 総合カタログ
シャープ 電話機総合カタログ 2023-1号
シャープ 電話機総合カタログ 2022-1号
シャープ 電話機総合カタログ 2021-1号
シャープ電話機 総合カタログ2016秋冬
パイオニア 電話機/電話機アクセサリー総合カタログ 2017年7月
パイオニア 電話機総合カタログ 2016年5月
株子会社京都プラテックwww.kyopla.co.jp
拡張端子のあるテレビドアホン
2022年のパナソニックのテレビドアホンカタログには、拡張端子の説明が無くなっています。おそらくVE-DA10やチャイミードアホンが廃盤になったなど、接続を前提とした機器が無くなったからではないかと思います。
手元のカタログに載っているのはVE-SE50KP、VE-SE50KF、VL-SZ35KF、VL-SE35XL、VL-SE35KLとなっています。
これらのインターホンセットは無線接続機能がありませんので、ドアホンアダプターVE-DA10(廃番)が無いとパナソニックのインターホン対応電話機(有線式対応)との接続ができません。
ビジネスホンのドアホン接続端子と接続できるのかは確認が必要です。
新しく発売されている電話とインターホン接続対応機種は主にワイヤレスアダプタ機能(無線)で電話機やFAXと接続します。
今後開発される機種に残されるといいのですが、望みは薄そうです、、、。
さいごに
有線式のドアホンアダプターVE-DA10(廃番)、VE-DA10-H(廃番)を使用したドアホン接続を見てみました。
ドアホンから直接Wi-Fiでスマートフォンとつながる時代になりましたが、遅延の少ない昔ながらの有線方式の利点はまだあるのではないかと思います。
長文ご覧いただきありがとうございます。
2023/04/02/101600