アイホンの増設スピーカ IER-2を分解してみよう
IER-2とは
インターホンの呼び出し音をインターホン親機から離れたところでも聞こえるようにスピーカーが内蔵されたユニットで、大中小の音量切り替えスイッチが表面に取り付けられています。
外観は
ドアホン子機のようなベースは無く、機器をそのままネジ止めする構造になっています
写真では分かりにくいですが、呼出音の文字の下に3段階のスライドスイッチがあります
裏面にはスピーカ入力が2端子あります
抵抗値をデジタルテスターで測定してみる
デジタルテスターとアナログテスターで測定してみましたが無限大になって測定できませんでした。
単純にスピーカが入っているだけと思っていましたが違うようです
抵抗値をこんどはインピーダンス計で測定してみる
左から音量 小・中・大の時です
測定時にピーーーという音がするのですが、音量を切り替えるとピー音の大きさも小・中・大と変わります
ところが抵抗値が大きい方が音は小さくなると思ったら
小:約110Ω
中:約130Ω
大:約 23Ω
と、おかしな結果に
頑張って回路を読んでみました
注意:回路図を書いた後にメーカーの仕様書を確認しましたら、回路図が載っていました
上記の内容は少々間違っているようです、正確にはメーカーの仕様書を参考ください
(画像に変換したときに少々荒くなってしまいました)
調べてみてビックリ
音量小の時にはスピーカと並列に3.3Ωの抵抗が入るようになっておりこれで音を小さくしていたようです
いろんな技があるものです
デジタルテスターで抵抗値が調べられなかったのは、コンデンサーがあったからのようです
音量中の時は100Ωの抵抗がスピーカと直列に入っていて
音量大の時はスピーカが直接繋がるようになっています
最後に
単なるスピーカと思いきや工夫がされていて
勉強になります