さすけ のインターホン ブログ

趣味のインターホンに関することを中心に書き綴って行きます

ハンディオシロスコープUNI-T UT81C、クランプメーターUT210E 、AC100V 正弦波 波形測定

ハンディオシロスコープ

オシロスコープといえば、多くは研究室の机の上に鎮座していてブラウン管画面にBNCコネクターで接続されたプローブを想像するかもしれませんが、お手軽に持ち運べる
ハンディオシロスコープと言うものがあります

紹介するハンディオシロスコープは乾電池で動きます
AC100Vでもコンセントに電圧を測る要領でテスト棒を刺せば簡単に測れます

注意❗️AC100V測定の注意❗️

注意:AC100Vの測定において、UT81Cはお手軽に測定できますが、多くの場合危険が伴いますのでご注意ください
電池で作動するものでも、入力耐圧の低いオシロでは壊れる可能性があり測定できませんし、AC100Vで動作するオシロスコープで測るには知識がないといろんな危険がありますのでご注意ください
オシロスコープで商用電源を直接測ってみる」で検索すると詳しいサイトが出てくるとおもいます。
十分ご理解いただいた上で感電等にも注意して安全に楽しみましょう

UT81Cはこんな感じ

説明書一部抜粋

デジタルマルチメーター
3999カウント
電圧最大 DC1000V、AC750V
電流最大 DC10A、AC10A
抵抗最大 40MΩ
静電容量 100マイクロF
周波数 10MHz

スコープ仕様
帯域幅 16MHz
サンプリングレート 80MS/s
垂直軸感度 20mV/div,50mV,100mV,200mV,500mV,1V,2V,5V,10V,20V,50V,100V,200V,500V (1-2-5)
時間軸レンジ 50ns/div,100ns,200ns,500ns,~5sec/div (1-2-5)
チャンネル 1ch
カップリング DC
トリガータイプ Free Run/ Normal /Single Shot
入力インピーダンス 10MΩ
最大入力電圧 1000Vp-p


画面 160×160 dot モノクロ
画面サイズ 60mm×60mm
電源 単3電池4本
大きさ 縦200mm 横100mm 厚み48mm
重さ 498g

もう5年以上前に購入したとおもいます
現在はもっと高性能・高機能なものが出ているかもしれません

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日置のカードテスターを横に並べてみました。
大きさは1.5倍程ありますし、厚みも3倍程ありそうです

AC100Vを測定してみる

UPSのAC100V出力(コンセントの入力そのまま)を測定してみました

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電圧は104.0Vで実効値を測定しています
波形はというとサイン波形でピーク値は140V辺りを表示しています

UPSの停電時出力を測定する UT81C

常時商用電源給電方式UPSのコンセントを抜き停電状態の際のAC100V出力を測定してみます

UPSメーカーオムロンのホームページの情報によると

常時商用給電方式(矩形波出力タイプ)のUPSは、バックアップ時の出力波形をテスターで測定すると80~85Vの値が表示されます。正確に測定するためには、「真の実効値」を測定できる電圧計をご使用下さい。
一般のテスターは入力電圧波形が正弦波のときだけ正しい実効値が測定できます。

と書いてあります


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電圧は82.3Vで波形で矩形波のピーク値は150V辺りを指しています
このテスターで測る交流電圧は正弦波の時のみ正しく測定できるようです
正しい電圧を測定するにはTーRMS機能の有るテスターが必要です

UPS停電時出力電圧を日置のカードテスターで測ってみる


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先程のUT-81Cと同様、UPSにAC電源が接続されているときとコンセントを抜いて停電状態にしたとき(右)
やはり、コンセントを抜いたときの電圧はAC81.4Vと低く表示されています
TーRMSに対応していない為と思われます

TrueRMSのテスターUT210Eで測ってみる

トゥルーRMS(真の実効値)の機能がついたUT210Eで測定してみます

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左が通常時の電圧104.5V、右が停電時の電圧105.7Vです

停電時のバックアップ電源の方が少し高い電圧を指しています
正しい電圧を測定できている様です
最近は矩形波の機械もありますしT-RMS対応のテスターが一つ有るといいですね

せっかくのクランプメーターですがクランプ機能はまたの機会に

ACカップリングが無い!

残念ながらDCカップリングしかありません
ACカップリングでないと測定できないようなものにはそのままでは使用できませんのでご注意ください

インターホンの障害調査に使えたら便利そう

ハンディオシロスコープの使い道として乾電池で動き持ち運びに便利なので、現場での障害調査に活躍するとおもいます
例えば集合住宅のインターホンで、ノイズがすごくて動作しない場合系統を切り分けて
こっちの系統はノイズがないけどこっちはある。
さらにここから上の階はノイズがあるけど、ここから下の階はノイズがない。
この住居からノイズが出てるなんてことも出来そうです。

書くのは簡単ですが作業は大変ですし、そう上手くのかはやってみないとわからないですね