さすけ のインターホン ブログ

趣味のインターホンに関することを中心に書き綴って行きます

電気錠の2次側コードが別売りになった

2022年10月2日 追記修正

2次側コード 9R

今まで美和ロック製の電気錠のコネクターの先っぽに刺さっていました2次側コードが、2022年春より別売りになった模様です。
使用する場合、現場に行ってから慌てないように事前にチェックした方が良さそうです。
「2ジガワコード 9R」
というそうです。

2次側コードが付属されていた頃のAFG

2次側コードがついていた頃の製品です(2021年10月撮影)。扉の中にTEK-9CCなどが入っていると使わない場合もあるのだと思います。


上は2ジガワコード 9R 、下は2ジガワコード 9P

これとは逆側のコネクターは2次側コード 9Pと言うようです。電気錠から生えているコネクターと同じ形状のものです。2線式変換アダプターを電気錠と直接接続せずに、制御盤内などに収めて今まで通り9Pで電気錠と接続する場合に使用することもあるようです。
写真の上側は「2ジガワコード 9R」、下は「2ジガワコード 9P」です。

ニジガワコード では検索しても出てこないので、2ジガワコード と検索してみてください。


2022/07/03/233333

【備忘録】パナソニックのシークレットスイッチ EK3822Bを門扉内施解錠釦対応にしてみた(EK99902・SK3823B099)

はじめに

パナソニックのEK3822Bは電気錠のついている住宅の玄関先によく見かける暗唱番号照合装置です
玄関ドアの場合は内側に操作押釦(状態表示ありで制御盤によって対応機種が違う。EK3502(4線式)・EK3503(4線式)・EK3850W(2線式))があり別の配線で制御盤へ接続されていることが多いのです。
門扉の場合には門扉廻りの内側に防滴プレート(WN7903)などを利用して取り付けられている場合もあります。

門扉自体に操作器がついている場合、門扉本体の内側に施解錠釦(状態表示なし)がありシークレットスイッチに直接接続されている場合があります。
この施解錠釦の配線がシークレットスイッチの端子台へ接続されていれば良いのですが穴があけられていて、中に引き込まれています。

普段パナソニックの電気錠システムを取り扱っているものではないのですが、シークレットスイッチの修理に伺ったのは良いが、見たこともないパターンのシークレットスイッチの対応のお話です。

注意!!

 ご覧いただきありがとうございます。
この先の作業を行うと、メーカーの保証期間中でも保証は受けられなくなると思われます。
作業される場合は自己責任にてお願いします。
いかなる責任も当方では負いかねますのでご了承ください。

申し訳ありませんが備忘録として書いております。内容に間違いや勘違いがある恐れもあります。

EK3822Bに似ているシークレットスイッチ

もう10年以上前でしょうか、シークレットスイッチの調子が悪いということでお伺いしたお家で出会ったシークレットスイッチのお話です
ふたを開けてみると品番がEK99902というもので、外観はEK3822Bにそっくりですが、本体裏面からリード線が出ているものでした。
当時メーカーに問い合わせましたがすでに後継機もなかったと記憶しています。
四国化成製のSK3823B099というこちらもEK3822Bにそっくりなシークレットスイッチでして、解錠スイッチがついているタイプの調子が悪いので取り換えることとなりました。こちらもメーカーにはすでに対応品は無いとのことです。

EK99902とSK3823B099
四国化成の門扉についている施解錠釦。IDEC ABW110B-MAU相当


純粋なEK3822Bに交換して門扉内側にに取り付けてあるスイッチで解錠するように対応するのであれば、接続する制御盤に解錠入力があり、配線の余りが2芯線あれば解錠スイッチを余り線に接続すると解錠はできるようにやりくりできるとは思いますが、仮にできたとしても施錠はどうするんだ?と余り配線もなく途方に暮れてしまいました。
そこで、このシークレットスイッチの穴から出ている配線はどうなっているのだろうと考えてまねをしてみた次第です。
壊れた場合ほかの方はどのような対応をされているのでしょう。

できればメーカーで保守用製品として販売を継続して頂きたい商品です。

リード線が出ていたのか、どのような動作ははわかりませんがエクステリア向けのEK3823Bという機種もあったようです。

EK3822BのBは色のことで、BはブラックでWはホワイトだったようです。現在は黒色のみです。

EK3822Bに配線を追加する

EK3822B外観

1番規格のプラスドライバーで3本のネジを外します。
現在のものは目地をテープで防水の補強はされていないようです。

EK3822Bの裏ふたを開ける

現在のものは基盤が表示基盤にくっ付いて居なく、端子側のケースに固定されています。
制御基板側のコネクタが引っ張るだけでは抜けないタイプとなっています。
このままでは指が入らないので、ねじを3本外し基盤を浮かせてコネクタの両脇のレバーを狭めるように指でつまみ、引っ掛けてある爪を外して基盤をもう片手で固定し引き抜きます。

EK3822Bのコネクタを外しカバーに穴をあける

表ケースと裏ケースに分けたら、裏ケースの端子右下に配線を通す穴をあけます。
基盤をドリルで損傷しないように、内部に基盤が無い状態で作業します。
穴開け位置は内部にケースの補強があるので補強のある位置を避けて、基盤を組み込んだ時に干渉しない位置を考えます
穴の大きさは、通す配線の太さにもよりますが4mm~5mm程度の穴が良いと思います

EK3822Bと内部から見た穴と配線のはんだ付け

内側から見た時に補強と基盤の邪魔にならないところに穴が開いていることを確認します(写真左、見えにくいですがケースの中央下に穴が空いています)

黄色い配線(S1・S2)がはんだ付けされている隣の2つの銅箔が見えている空き端子(Z・G)に配線をはんだ付けします。(写真中央ははんだ前、写真右がはんだ後)
古い基盤の場合(A1・A2)という送り端子のある場合もありますが使用しません。
はんだをつけすぎてほかの端子とショートしないように気を付けます。
また、はんだ付けする際に被覆が縮む配線もあるので縮んだ配線同士がショートしないようにも気を付けます。
今回は、はんだの熱にも比較的強いUL1430 AWG22を使用しました。
(写真の配線は長すぎたので、ある程度の長さで切断しました)

EK3822B配線を通す

配線のはんだが終わったら組み戻していきます
スイッチ側のケースのコネクタを向きを確認の上しっかりとはめ込みます
向きを間違えたり、差し込みが緩いと操作不良を起こす原因になります。

基盤を3本のネジでケースに組み戻し、配線を穴に通してケースの外に出します。
配線の外で引っ張ってもはんだ部分に負荷がかからないように考えた位置に、70mmの長さのナイロン製結束バンドを縛ります。

※作業時に基盤をあまり動かすと黄色い線の根元が断線する原因となりますので注意が必要です。

施解錠釦配線追加と動作試験

組み立て終わったら、試験環境を作って動作するのかあらかじめ試験してみます。
設定はありません。
釦への回路電圧は2.7Vのようです。ただし電気錠が動作中は供給電圧が上がるので4.5Vに変動しました
釦の入力は立ち上がり状態のみを見ているのか、入力を入れっぱなしでも自動施錠の場合は施錠しますし暗証番号での解錠動作もします。

うまく動けばOKです

動作仕様変更

1990年4月から販売されているシークレットスイッチですが多彩な機能を備えています。
発売当時発売されていた電気錠操作ユニット(WQN412W :廃番品)と接続すれば、標準機能でフル2線信号を経由して照明の操作ができます。
 WQN412Wの取扱説明書によると操作方法は
スタートボタンを押して、暗証番号4桁を入れ終わった後に表示されるF1~F4の操作をし(F側がフル2線で対応する照明点灯で数字側が照明消灯です)、F4の右の施錠マーク解錠マークをで電気錠を操作し、エンド釦を押します。
※現在発売中のの電気錠操作ユニットにフル2線に対応したものは無いようです。
 余談ですが、スタートを押して番号を押さずにエンドを押すと解錠中であれば施錠します。

※前の世代の電気錠操作ユニット(WQN411+EK3820 :廃番品)の頃は個別配線のワンショットリモコンに対応していて照明の入り/切りや防犯の警戒/解除をしていたようです。

EK3822B色々なバージョン


左と真ん中の2枚は基盤が3枚の頃、右は基盤が2枚で亀の子状態のもので、今回作業したものとも違うものとなっています。

一番右の写真に写っている基盤のJ1(他のバージョンはTEN)をショートすると、通常スタートボタンを押すと番号が表示されて再度押すと押すたびに数字の位置が変わりますが、固定されてスタートボタンを押しても数字の位置が変わりません。老眼が進んで数字が見えない身としてはありがたいですが、特定の数字が摩耗してしまい番号を推測されたりシートスイッチの反応が悪くなった時に配列を変えれないのは困りますのでお勧めできない機能です。
J2(他のバージョンはFUN)をショートすると、スタートを押し4桁の数字を入れた後に出るファンクション表示が出なくなります。数字をいくらでも入力できます。
数字を入れ間違えても最後に押した4桁があっていればエンドを押すと解錠できます。

もしこのような仕様に変更されている製品があった場合の参考になればと思います。

おまけ 平成初期の古い電気錠などの参考資料

EK36 EK38 EK381 EK3710 EK3820 EK5800などの参考資料です
実際に確認したわけではありませんが古い電気錠の動きを探る際の参考になればと思います。
 今では考えられませんが、通電金具に基盤が入っており回路が組まれていて古いタイプの電気錠との変換を図っていたのかなと推測します。
通電金具は現代の物より切り欠きが大きかったようです。

古い松下電工電気錠の参考資料

さいごに

 電気錠の修理の場合特に屋外ですと門扉内での配線の腐食、電気錠自体の摩耗、2線アダプタの不良、通電金具での断線もしくは断線しているものの辛うじて接触して動作している、結線部の腐食、地中配線の腐食、電気錠制御盤自体の経年劣化と故障原因は多岐にわたります。
 完全に動かなければ判断はある程度つくのですが、動いたり動かなかったりだと判断が迷います。
 制御盤だけ交換しようとしたら、操作表示機も更新しないと接続できなかったり、フル2線が接続できなくなっていたり。

ロングセラーを続けているシークレットスイッチですが、発売から30年以上たった今もシンプルながらしっかりとした仕様で飽きの来ないデザインも素晴らしいと思います。
開発陣やデザイナーのかたの手腕のすばらしさが光っています。
内部基盤は部品の調達の関係もあると思われますが時代に合わせて変貌を遂げています。変化しつつも従来の機能を踏襲して内部の施解錠端子を残しておいていただけるなどありがたい事で感謝いたします。

 
 このブログが修理の糸口・手掛かりとなり、どなたかのお役に立てれば幸いです
ただし、自己責任にてお願いいたします

最後までご覧いただきありがとうございます

こちらの関連記事も参考になればと思います

sasukedog.hatenablog.jp

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2022/06/12/382200

リミットスイッチ OMRON D4MC-5000 が手に入らないので互換商品を買ってみた

はじめに

OMRONのリミットスイッチ D4MC-5000のスイッチが押し込まれたまま戻らなくなりました
交換部品を注文しようとしましたが、手に入らないとのこと。
似たようなものを探すとPANASONICのAZ-7310が見つかりましたがこちらも入手できません。
このスイッチがないと機械が動かないのでアマゾンにある同品番のスイッチを注文してみました

D4MC-5000とは

OMRONのD4MC-5000はプランジャ型のパネル取り付けもできるスイッチです
M12の取付ネジ部があります
PanasonicのAZ7310も見た目は全く違いますが、似たような構成と大きさです

左:OMRON D4MC-5000 右:松下電工 AZ7310

アマゾンのD4MC-5000を購入してみる

アマゾンのD4MC-5000を購入してみました

見た目は、オムロンのD4MC-5000とPANASONICのAZ7310を混ぜ合わせてアレンジたような雰囲気です

D4MC-5000 左:OMRON 右:Fielect

重ね合わせてみました

D4MC-5000 上か左:OMRON 下か右:Fielect

端子カバーは硬くて外れずらいです

D4MC-5000 左:OMRON 右:Fielect

大きな違いはオムロンの物には端子カバーにゴムパッキンが入っていますが、Fielectにはありません
信頼性や耐久性については全く分かりませんので、応急用として予備品も用意して使ってみます

さいごに

いろいろな社会情勢によって部品が手に入らなくなっています
幸い互換性のあるものが手に入りましたが困った世の中になったものです

さいごまでご覧いただきありがとうございます

2022/06/12/005000

家のラジオを紹介してみる

はじめに

 趣味は何?って聞かれることがありますが
趣味と言えるかはわかりませんが、ラジオを聞くことです
趣味というよりは生活の一部のような気もします。
そんなラジオですが、記憶にあるのは幼稚園の頃(昭和50年台)父親の車(スターレット)に乗って家族出かけた時に流れていた放送
TBSラジオの日曜日朝10時と言えばキューピー・バックグラウンドミュージックでした軽快な「ミリタリータンゴ」のテーマソングに乗せて流れてくる音楽を聴くのが好きでした。
 家族でいるときには居間にあるSONY Liberty LBT-V715でラジオを聴いたものです。
ラジオ番組にみんなで番組のお題の回答を考えて電話して、採用されたら大喜びでした。

家にあるラジオとともに記憶をひも解いていきたいと思います

ラジオのキット

エース電気 ACE AR-400 4石レフレックスラジオ

ACE AR-400

 初めて組み立てたラジオキットです
小学校5年生頃ではないでしょうか。あまりこのラジオで聞いた記憶はありませんが、006Pのスナップが断線しているので修理しないと使えません。

エース電気 ACE AR-808 8石スーパーラジオ

ACE AR-808

 AR-400に引き続き組み立てたラジオです
これも小学校5年生頃ではないでしょうか。
こちらもあまり聞いた記憶がありませんw

SONY ICR-K10 1984年(昭和59年)頃発売

SONY ICR-K10

 小学6年生頃に組み立てたラジオです。地元AMラジオ局のイベントで夏休みに放送局に集まって、ラジオを組み立てるものがありまして参加した時のラジオです。
40年近く手元にありますが、最近壊れてしましました。
このラジオで、カールスモーキー石井のスーパーギャングや歌うヘッドライトなどの深夜番組を聴いたりしておりました。
朝の散歩にも持って出てもいました。
もともと市販品をベースにした高感度ラジオですが、部屋の特定の場所に置くと遠くの放送局が聞こえることがわかり、これはどこの放送局だろうとダイヤルを微調整しながら夢中で聞いていました。
BCLでベリーカードをもらったりしたことも良き思い出です

目覚ましラジオ

SONY ICF-C300 1972年(昭和47年)2月21日発売

SONY ICF-C300

今は使用していませんが、小学生~社会人になるころまで朝はこのラジオでした。
タイマーで流れてくる、榎本勝起さんがパーソナリティの「榎さんのおはようさん」の鶏の鳴き声を布団の中で聞いておりました。
バックライトの緑色ネオン管(ネオンランプ)は中学生くらいの時に自分で交換したと思います。
40年以上現役で時を刻んでいます。
残念ながらチューニングの糸が切れてしまい、周波数の変更ができなくなりました。幸いにもラジオは受信できているので、目覚ましラジオとしては機能します。

SONY ICF-SW7600G 1994年(平成6年)7月発売

ICF-SW7600G

社会人で一人暮らししている頃に目覚ましラジオとして使用していました
もともとICF-2001Dが欲しかったのだが、すでに生産終了してしまっていて学生の頃にアルバイトして購入したもの。
海外に行ったときはNHKの日本語放送を聴いたり、家で海外の日本語放送なども聞いていた。
現在はボタンの反応が悪くなってしまった
十和田オーディオ株式会社製

SONY CMT-X7CD 2014年(平成26年)4月19日発売

SONY CMT-X7CD

現在目覚ましラジオとして毎朝「生島ヒロシのおはよう一直線」を聞かせてくれているミニコンポ。
ジャンク品だったので付属品が無くアンテナ線は似たようなコネクタを加工して取り付けた。
AMアンテナはハードオフでループアンテナを手に入れた

SONY RM-AMU158

リモコンは純正品(RM-AMU197)が手に入らなかったので、こちらもハードオフで手に入れたRM-AMU158で代用している。
純正リモコンではないので、本体だけでの操作ができない部分はリモコンで、リモコンで対応していない部分は本体で操作する必要があります。
かまぼこ型の形状で持ちやすく手になじみ操作しやすいです

CDは入れても勝手に出て来て再生できないが、うまく叩きながら入れると認識して再生できる。なんどかチャレンジするとコツがつかめてくるかも。昭和かw
タブレットと連携してラジコを聴くこともある。
ワイドFMにも対応しているラジオです。
コンセントを抜くと時計やタイマーがリセットされるため遅刻しそうになったことがある。

懐かしのラジオ

SONY  8F-48 1968年(昭和43年)3月1日発売

SONY 8F-48

小学生のころに捨てるところをもらったラジオ。もともとレコードプレーヤとコンポのような状態だったが、ラジオだけもらった。
ワイドFMも低い周波数なら受信できる。(91.5Mcあたりまで)
周波数表記はkHz(キロヘルツ)ではなくkc(キロサイクル)
IF FM:10.7Mc AM:455kc
9石ラジオ
STA-48とペアで使うものだったよう

SONY ICF-6700 1978年(昭和53年)2月発売

SONY ICF-6700

高校生の頃 OMさんに有料で分けてもらったラジオ
周波数のデジタル表示がポイント!
電源スイッチのノブは子供が小さい頃にとられました
ダイヤルを回すのが楽しい

SONY WM-F55 1985年(昭和60年)3月発売

SONY WM-F55

アナログテレビ音声ラジオ付きのウオークマ

アナログTV:4~12CH
FM/TV:76~90MHz 1~3CH
AM:530~1605kHz

テープデッキは壊れていて駆動しない
ラジオ部分もチューニングボリュームを動かしても反応しないが
こちらもうまく叩くと放送を受信することがある
綺麗に聞こえたかと思うと勝手に聞こえなくなります
専用充電池ではなく、単3電池2本で動くのが嬉しい

さいごに

私にとって生活とラジオは切り離せないものです
家族に新しいラジオが欲しいと伝えるとあきれ顔です
遠くへ行った時にはその地元の放送局を聴くようにしています
リアルタイムの情報が手に入りますし参加する楽しみもあります
なぜかSONYに偏っていますが、父親の影響と思います
(載せてはいませんが、PANASONICのポケットラジオもあります)

これからもラジオとともに過ごしていきたいと思います

最後までお付き合いいただきありがとうございます

2022/06/11/195500

蚊トリーヌを購入してみた

蚊トリーヌを購入してみた

 季節は冬から春となり、初夏を思わせるような日も時折ある頃となりました。
この季節になると、部屋の中にどこからともなく蚊が飛んできます。
私も挑戦を挑むのですが、どんくさいのでたいてい逃げられます
 先日ホームセンターで見かけた「蚊トリーヌ」素晴らしい命名です
500円でおつりがくる程でしたので初めて購入してみました。

蚊トリーヌ

外観を見てみる

テニスのラケットを小さくした様な外観です
網の部分は金網が3層になっています。

蚊トリーヌ 外観

開けてみる

蚊トリーヌ 開けてみる

注意:内部は高圧になっていますので感電に注意が必要です
電池を抜いていても、コンデンサーに電気が残っていれば感電します。

単3乾電池2本で動作します。
基盤にはトランジスタ・抵抗・ダイオード・トランス・コンデンサー・LED・タクトスイッチが載っています。
トランスで昇圧された電気は2極で出力されます。
テスターで電圧を測ってみましたが、測定電圧外の高圧で測定できませんでした。
基盤はすっきりと綺麗にまとめられています。

2極の電気は金網の中心と両外の金網に接続されています。

もう少し調べようかと思いましたが、「気の迷い」さんが2008年にすでに多種の「蚊取りラケット」を調査されていましたので気になる方は検索されてみてください。

使用してみる

まだ、蚊には遭遇していませんが、コバエがいましたので使用してみました。
やはり性能をいう前に、使用する人の反応スピードに問題がありコバエを前にラケットを持って意味不明に踊っている状態ですw
やっと当たったと思ったら、下に落ちてしばらくすると動き出しました。落ちたコバエをやっつけないといけないようです。
蚊くらい大きければスパークするのかなとも思いますので、蚊が出てくる季節を待とうかと思います。

最後に

世の中にはいろいろなアイディア商品があります
便利な商品を使って快適に過ごしたいものです

カーFMコンバータを買って改造してみた (その3)

はじめに

カーFMコンバータを改造してみた(その2)の続編となります。
今回はアマゾンの写真にあるJL-T2105とはどんなものだったのか知りたくて、多数ある同じ写真の中の(その2)で購入したものとは違う価格のものを購入してみた顛末となります

古い車のラジオでもワイドFMが聴きたい!思いで試行錯誤しております

注意

恐れ入りますが、この記事を参考にして改造や取付などをされる際には、ご自身の責任にてお願いいたします

 FMコンバータの特性を理解し、お住まいの地域の放送周波数のことが分かった上での導入が必要となります。

sasukedog.hatenablog.jp

sasukedog.hatenablog.jp

同じ種類のカーFMコンバータを追加購入(1台目)

いつものアマゾンにて
比較的安価だった

車の周波数アンテナ,ラジオFMバンドエキスパンダー周波数変換器 日本の自動車 Aramox

を2022年4月に購入しました。

注意:上記の商品を購入しても今回紹介するものと同じものが届くかということは、わかりませんので予めご了承ください
部品調達の関係で変わることも考えられますし、倉庫での在庫の補充・取出しの状況によっても変わると思われます

カーFMコンバータ1台目を見てみる

カーFMコンバータが届いた

アマゾンから購入したものが届きました

カーFMコンバータ TL-J5201

先日購入したものと同様に、パッケージに入れられており英語ですが説明書が入っています。
パッケージの型紙の裏にも説明が書かれています

外観TL-J5201

やはり今回も品番が違う JL-T2105ではなくTL-J5201

前回同様、アマゾンの商品写真には、JinLi「JL-T2105」とありますが届いたものはTiLini「TL-J5201」とあります。

本当は、JL-T2150が欲しかったので残念でした

JASOのコネクタや電源コードなどの構成は同じなので、機能的には同じものだと思われます

TL-J5201が改良されている?

TL-J5201を開けてみる

ねじ止めなどはされておらず、モナカのように基盤が上と下のカバーで挟まれています。4隅のピンで結合されています。
細いマイナスドライバーを突っ込むなどして、手を突き刺してけがをしないように開けていきます
前回より若干空きにくいと感じましたが・・・。

TL-J5201を開けてみた

開けてビックルホットボンドで配線の弱かったところが保護されています。そして3C-2V同軸ケーブルでは無くなっているもよう。
開けにくかったのはホットボンドが上のふたにも若干ついていたためです。
3C-2Vの同軸ケーブルは芯線が単線で1本のため折れやすいデメリットがありますが、今回届いたものは芯線がより線のタイプとなっています。

カッターナイフの刃をトーチで少し温めてボンドを切っていき基盤を取り出します。手を切らないよう刃先が自分の手に来ないように押さえている手の位置を気を付けます。
基盤の裏側を見ると、出力側のケーブルも3C-2Vではなく、より線のケーブルになっています。

前回購入の商品と出品者が違うので、新しい古いがあるのかどうかもはっきりしませんが、今回購入した商品のレビューにも多数同軸ケーブルが断線していたとありますので、私には改良されたものが届いたと感じたところです。
 このタイプの場合に車ではなく固定式のオーディオチューナーに使用するために、F接栓に取替を考えていたのであれば、3C-2Vケーブルも用意してハンダゴテでケーブルを取り替える必要があります。

前回のTL-J5201と比べてみる
TL-J5201比較 上が前回、下は今回

比較のために上下に並べてみました。
写真の中の上側がその2で紹介した前回購入のものです。
くっ付いているように置いていますが、同軸ケーブルが入力側が取れており出力側もシールド側が取れています。また、アンテナの入力出力をジャンパーしています。(入力と出力のジャンパーは良くないです)
写真の下側が今回購入したものです

アンテナ接続配線は少し短くなっています。
基盤は全く一緒のように見えます、電解コンデンサーは25V100μFが16V220μFになっています

おそらく性能的には同じではないかと思いますが、配線が取れるという部分の耐久性は向上しているのではないかと予見されます。
(ただし構造は変わりないので、どのくらい耐久性があるのかはわかりません)

コネクタの形状が若干違うなどの違いはあるものの、同軸ケーブルに文字があるわけでもなく似かよった太さなので、ぱっとみ見分けはつきません。

さらに同じ種類のカーFMコンバータを追加購入(2台目)

懲りずにこれで最後と思いながら、アマゾンにて今度は比較的高価だった

uxcell FMバンドの周波数コンバーター プラスチック製 ブラック uxcell

を2022年4月に購入しました。

注意:上記の商品を購入しても今回紹介するものと同じものが届くかということは、わかりませんので予めご了承ください

カーFMコンバータ2台目を見てみる

カーFMコンバータが届いた

アマゾンから購入したものが届きました

カーFMコンバータ JL-T2105

パッケージに入れられており英語ですが説明書が入っています。

外観 JL-T2105

念願の「JL-T2105」が届きました!

今回は、アマゾンの商品写真どおり、念願のJinLi「JL-T2105」が届きました。
比較的価格が高くて商品の動きが少なかったのかもしれません

JL-T2105を開けてみる

他と同様にねじ止めなどはされておらず、モナカのように基盤が上と下のカバーで挟まれています。4隅のピンで結合されています。
細いマイナスドライバーを突っ込むなどして、手を突き刺してけがをしないように開けていきます

JL-T2105 を開けてみた

片面にパターンのあるベーク基盤が出て来ました。
チップ部品は使用されておらず、昔ながらのDIP部品ばかりで見ていて安らぎます。
3C-2Vの同軸ケーブルは芯線が単線で1本のため折れやすいデメリットがあります。
同軸ケーブルの絶縁体は高品位な発泡ポリエチレンのものです

TL-J5201とJL-T2105を比べてみる
上がTL-J5201、下がJL-T2105

比較のために上下に並べてみました。
写真の中の上側がTL-J5201で下側がJL-T2105です。
(TL-J5201はケーブルが取れています)
部品の点数も配置もほぼ同じです。
おそらくJL-T2105をチップ部品化したのがTL-J5201と思われます

TL-J5201とJL-T2105の外観を比べてみる
TL-J5201とJL-T2105の外観を比べてみる

外観はほぼ同じで、基盤ケースの大きさも同じです。同軸ケーブルの長さが多少違います。

JL-T2105を詳しくみてみる
JL-T2105基盤拡大

セラミックコンデンサのリード線が水晶発振子の下から出てくるというアクロバティックな取り付けがされています。これが接触すると動作不良を起こすのだなとおもいます。
トランジスタはS9018というNPNトランジスタが使用されています。
このトランジスタはAM/FMのアンプやFMの局部発信器に使用されるようです

TL-J5201と違いL2のコイル(左写真の手前側)の巻が扇形に開かれています。
(後述しますが、これが感度?に影響を及ぼしています)

TL-J5201とJL-T2105の部品配置を見比べてみる

TL-J5201とJL-T2105の基盤図

部品の配置を見比べてみると、TL-J5201はJL-T2105をベースにしているのが良くわかります。
回路構成は全く同じでSMD(表面実装部品)化されています。
間違いがある可能性もありますのでご了承ください

JASOの延長コードを買ってみた

カーコンバータのコードが断線しやすいので、取り換えるのに何かいいコードは無いかと思い、目についた延長コードを試しに買ってみました

1本目

細径のケーブルのものがあったので、2022年4月に購入しました

延長コードを詳しく見てみる(1本目)

JASOの延長コード(1本目)

細くて柔軟性のある1mの長さのケーブルで
RG174と書いてあります。
RG174とは高周波同軸ケーブルで、RGとはRadioGuideの略です。

RG174

ケーブルの外径は2.8mmで、芯線は細い線が7本束ねられている より線となります。
簡単に曲がるので狭いところでも曲げやすく威力を発揮しそうです。

2本目

柔軟性のあるより線だといいなと思いつつ、太いコードも2022年4月に注文してみました。

延長コードを詳しく見てみる(2本目)

JASOの延長コード(2本目)

綺麗な化粧箱に入ってきました。
1mのJASOの延長コードです。
ケーブルは3C-2Vを思わせるような太さですが、コードに一切印字は見当たりません。

ケーブルの太さ

コネクタはしっかりしていそうに見えます。

測ってみると芯線は0.4mmの単線でした、外形は5mmで3C-2Vより少し芯線も外形も細いようです。
芯線が単線だったので今回の出番は少なそうです。
柔軟性は他のものと特に変わりないです。

ひとまず家の中でコンバータでの受信をしてみる

FM Convertor 3In1 で受信してみる

カーFMコンバータを買って改造してみた(その1)のコンバータの水晶を14MHzに交換して、受信性能を比較してみようと思います。

FM Convertor 3IN1

X3を14MHzに交換してラジオに接続してみます。

AMラジオは、コンバータを挿入しても問題なく受信できます

FMラジオは既存放送局はコンバータの電源を入れるとノイズが入るようになりました。
ワイドFMは受信できます
受信は安定しています。

JL-T2105(旧型)で受信してみる

JL-T2105で受信してみる

この度手に入れたJL-T2105で受信を試してみます

AMラジオは受信できません
AMラジオの電波を通過させる回路が無いためです

FMラジオが??きちんと復調されません
放送の音が周波数の同調点ずれのようにモガモガ何言ってるんだろうっていう感じです。

FM放送はコイルの開き調整で感度?が変わる

かれこれ接続や部品同士の接触や故障などを小一時間確認していて見つけたのが、コイルが扇形に広げられているところ。(JL-T2105を開けてみるの写真を参照)
L2の空芯コイルが広げられているもの閉じると、今までの動きが噓のように聞こえだしました。
広げていくと悪くなっていきます。

L1も同じように広げてみますがあまり変化はないので、閉じたままとしました。
L1を広げた時の波形を見てみると波は崩れるようです。閉じていると綺麗な波が見えます。

L1を広げてみた
左はL2を閉じたところ、右はL2を広げたところ

L2の広がりを変えてみましたが受信状況は変わるものの、オシロスコープの波形を見てみても私には違いがよくわかりません

JL-T2105下側とTL-J5201上側のコイル比較

後述しますTL-J5201とコイルを見比べた写真です。
目的のFM局を聴きながらコイルの扇形の広がりを調整します。
手元のTL-J5201は少し開いた方がきれいに聞こえました。


素人の私にはよくわかりませんが、経験が多い人が見れば当たり前にわかるかもしれません。
感度が変わるというよりは、同調する周波数が変わっているのか??

気のせいかもしれませんが、一つの放送波に集中して調整するとFMコンバーターを使わずに直接アンテナをつなぐより綺麗に聞こえているように思います。
ただし、一つの放送局に合わせると他が悪くなりましたので、何度も複数の放送局のバランスをとって妥協できる開きを微調整しました。
また、室内の受信環境が悪い状態で調整しましたので変化がわかりやすかったですが、良く聞こえる状況だと調整による変化がわかりづらいかもしれません。

今回はこの調整を卓上で行いましたので楽でしたが、実際の車中でラジオとコンバータを接続して電源を入れて調整するとなると大変かと思います。
測定器などを使用して調整できるのかもしれませんが、そのあたりの知識が無いので残念です。

TL-J5201(新型)で受信してみる

TL-J5201で受信してみる

このブログの始めのカーFMコンバータ1台目を見てみるで紹介したTL-J5201です
接続して受信してみると、AMの受信がなんだかおかしい
聞こえるけど何だろうと調べていくと、アンテナと接続するコードがJASOコネクタを差し込むとショートした状態になることがわかりました。コネクタをばらしてみるとシールドのものすごく細い線が1本芯線のカシメ部分に伸びているのがわかります。
おそらくこの線がうまい具合にコネクタに差し込むと芯線と接触して抜くと離れていたと思われます。

コードを取り換える

受信試験をしてから取り換えようと思っていましたが、TL-J5201のコードをこの度購入した細径のものに交換します。
収縮チューブを用いて配線がショートしないように気を付けます
入力側も出力側もコードを長くして接続部分に極力負荷がかかりにくいようにしまして、収納ケースの同じところから配線を出すようにしました。

L2を調整して綺麗に聞こえるようにしました

AMは受信できませんが、アンテナの入力と出力をジャンパーすると確かに聞こえるようになります。(本来やってはいけません)
入力と出力をジャンパーするとFMの在来のものはいいのですが、コンバートされたFMラジオ放送は弱くなります。
手元にあった10μHのコイルを経由して、アンテナの入力と出力の芯線を接続してみました。
10μHのコイルの足は本来短くするべきですが、貧乏性なもので他に使うことも考えて長いまま取り付けてあります。

まとめ

3種類試しては見ましたが、最初の「FM Convertor 3In1」は専用ICを使用しているためか、安定感があります

「JL-T2105」・「TL-J5201」は似たような感じですが、聞くまでの苦労があります。

聞こえ方は調整をすれば「FM Convertor 3In1」より「TL-J5201」の方が良いようにも思いますが、デメリットの方が多く感じます。

車にTL-J5201を取り付けてみる

 カーFMコンバータを買って改造してみた (その2)で車に取り付けはしましたが、数日でコードが原因で受信できなくまりましたので再度コードを取り換えたTL-J5201で試験してみました。

TL-J5201を車に取り付けてみる

エンジンノイズ?(オルタネーターノイズ?)に苦しむ

 取り付けて、コンバーター用の電源スイッチも取り付けてエンジンを始動しない状態で聞いてみますと、ワイドFMがちゃんと聞けて「聴けたー」と喜んだものつかの間、エンジンを始動すると「キューン」という甲高い音が聞こえます。
アクセルを踏むとエンジンの回転に合わせて音の高さも変わります。
コンバータの電源スイッチをOFFにすると音はしなくなります。
ラジオのボリュームを最小にしても音は聞こえて、ラジオの音の大きさを変えてもキューンという音の大きさは変わりません。

電源スイッチを外す

ノイズ対策として電源スイッチを外してみました。
電源スイッチのリード線が問題あるのかと思いましたが、効果はありませんでした。

アルミホイルで巻いてみる
アルミホイル巻

何かノイズを発しているのであれば効果があるのかなと思い、アルミホイル包みにしてみましたが、効果はありませんでした

フェライトコアを巻いてみる

電源の配線にフェライトコアを巻いてみました、が効果はありませんでした

電解コンデンサーを変えてみる
電解コンデンサ

FMコンバータ電源部の電解コンデンサーを220μFから470μFに交換してみましたが効果はありませんでした

マイクロインダクターを外してみる
マイクロインダクターを外す

AM受信対策のマイクロインダクターが原因かと思い、外してみましたが効果はありませんでした。
リード線は短くして取り付けなおしました。

結局考え付く対策では効果がありませんでした。

TL-J5201のAM受信対策

FM Convertor 3In1のまねをして、簡易的に入力と出力の端子間に手元にあった10μHのマイクロインダクターを入れます(実際の回路はコンデンサーと15μHのマイクロインダクター)
この状態でAMラジオは問題なく聞けました。
 上記のノイズ対策の際にマイクロインダクターを外すとAMは受信できなくなりましたので、効果はあると思われます。ただし、他への影響はわかりません。

TL-J5201の相互変調混信?

ノイズの問題もですが、もう一つ悩まされる現象がありました。
このカーラジオとの組み合わせのみなのかはわかりませんが、強い電波のFM放送局が、違う周波数でも受信されます。
FMコンバータの電源を切ると受信されなくなるので、実際の放送波ではなくコンバータによるものと推測されます
 最初は法則がわからなかったのですが、わかってみると簡単です。
FMコンバータの高調波が、水晶発振子の14MHzの6倍の84MHzで発生しているのですが、強い放送の周波数と84MHzの周波数の差が84MHzを中心に逆側の周波数で放送が受信されます。
 例えば89MHzに強い放送局あるとして89-84=5なので、84-5=79となります。79MHzにチューニングを合わせると、放送されているはずのない79MHzでも89MHzの放送が聞こえます。
 ですので、91.6MHzの文化放送が-14MHzの77.6MHz以外に76.4MHz(91.6-84=7.6,84-7.6=76.4)で聞こえるかもしれません。
 既存の放送局と混信すると厄介です。
こうなってくるとFM放送局の多い地域ではコンバータの電源スイッチが有ったほうが良さそうですねhi

相互変調イメージ図

FM Convertor 3In1 を車に取り付けてみる

FM Convertor 3IN1 取付

カー FMコンバータを買って改造してみた(その1)で紹介しましたコンバータを車に取り付けました。
 金属の筐体でかつ、専用ICで安定感抜群です。
 常時発生する車のノイズも無さそうし、予定外の放送受信もありません。
 AMもきちんと受信します。
 在来の FM局は弱くなります(コンバータに邪魔されてる?)ので、電源スイッチを付けて入り切りできるようにしておいた方が良さそうです
 肝心のワイドFMですが?!
あれれ、TL-J5201で電波が弱くてもノイズ混じりに聞こえていた放送局が聞こえない(涙)
 -14MHzとコンバートする周波数幅は合わせてます
電波の強い局は良いのですが、手元にあるコンバータでは弱い局は聞こえないようです。
 参考までに、元からワイドFMに対応しているカーラジオでもノイズ混じりではありますがしっかりと聞こえています。
 
 どれも一長一短あるようです。

さいごに

ポン付で簡単にワイドFMが聞こえるようになればと思い購入してみましたが、私にとっては簡単とは言えない内容でした(非常に楽しかったですが)
FM Convertor 3In1は水晶を交換しないと目的の放送の受信は出来ませんでした。ただ、専用ICのおかげか受信は安定しています。

TL-J5201は接続でのトラブルが多発しまして解決策を模索中です。

2種類どちらも趣味で改造や調整を楽しめるかた向きの商品と思われます

他の製品で値段の高いコンバータも販売されているのですが、私にはおいそれと手の出る価格ではないのでコンバータの購入はここまでにしようかと思います


この記事がどなたかの参考になれば幸いです

長文ご覧いただきありがとうございます

本日はNHK-FMの「今日は一日吹奏楽三昧」をらじるらじるで聴きなおしながら、日曜日の黄昏時の東京FM安部礼司を生で聞きながら実験をしておりました。今はラジオ深夜便を聴いております

2022年5月8日 25:30 さすけ



2022/05/01/110000

sasukedog.hatenablog.jp
sasukedog.hatenablog.jp

カーFMコンバータを買って改造してみた (その2)

カーFMコンバータ TL-J5201

はじめに

先日カーFMコンバータを購入してワイドFM(FM補完放送)受信に使用してみましたが、改造をしなくては能力を発揮することができませんでした。
他のものはどうなのかと思い、この度よく見かけるもう一種類を購入してみました。
思った通りに行くのか、試してみたいと思います

※カーFMコンバータを買って改造してみたの続編となりますので(その2)としていますが結局改造は出来ずじまいでした。

注意

恐れ入りますが、この記事を参考にして改造などをされる際には、ご自身の責任にてお願いいたします

 FMコンバータの特性を理解し、お住まいの地域の放送周波数のことが分かった上での導入が必要となります。

sasukedog.hatenablog.jp

カーFMコンバータを購入

いつものアマゾンにて
日本の自動車用のAkozon FMラジオアンテナカー周波数FMバンドエキスパンダー
[asin:B07Z8PHQCS:detail]

を2022年2月に購入しました。
(2022年8月現在リンク切れのようです。その3でも同じものを紹介していますので参考になればと思います)

気になったアマゾンでのレビュー

気になったアマゾンのレビューを見てみると
 
・AM放送は受信できない
・簡単なバイパスLPFを自作する必要あり
・電源連動のリレーでアンテナの入出力を本機を経由させるかスルーさせるかの回路を付加
・INとOUTの同軸の芯線を別に用意したジャンパー線で直結したらAM波も受信できるようになった

・セラミックコンデンサが水晶発振子に触っていた。そして、コイルの巻幅を調整して何とか動作するようになった。

・取付中にメス側コネクターが、負荷がかかってもないのに取れた

・水晶が14MHzでは干渉するので12MHzに変更した

・家庭のオーディオで動かすために単3電池2本の電池ケースを用意し電源を供給した

などと、構造上や部品取付の問題、AM放送への対応が課題となりそうです

カーFMコンバータを見てみる

カーFMコンバータが届いた

アマゾンから数日で購入したものが届きました

カーFMコンバータ TL-J5201

パッケージに入れられており英語ですが説明書が入っています。
パッケージの透明なプラスチックは割れていましたが、中身に影響はなさそうです
パッケージの型紙の裏にも説明が書かれています

外観TL-J5201

品番が違う JL-T2105ではなくTL-J5201

ここで購入したもののアマゾン掲載の写真と品番が違うことに気づきます。
購入したものの写真には、JinLi「JL-T2105」とありますが
届いたものはTiLini「TL-J5201」とあります。

JASOのコネクタや電源コードなどの構成は同じなので、機能的には同じものだと思われます

分解してみる

TL-J5201 を分解する

ねじ止めなどはされておらず、モナカのように基盤が上と下のカバーで挟まれています。4隅のピンで結合されています。
細いマイナスドライバーを突っ込むなどして、手を突き刺してけがをしないように開けていきます

TL-J5201 を開けてみた

非常にコンパクトに部品がまとめられています
チップ部品が使用されており水晶は14MHzのものが1つ取り付けられています。
レビューにあったような水晶とコンデンサの物理的干渉はなさそうです。「JL-T2105」の場合はそのようになっていたのかもしれません。
アンテナジャックの配線は今は大丈夫ですが、細い単線1本が接続されており引っ張られたりする力が直接かかると断線の恐れはあります。

基盤の部品配置を書き出してみる

FMコンバータ TL-J5201基盤図

 基盤の部品配置図を描き出してみました
間違っている可能性のありますのでご了承ください

波形を測定してみる

TL-J5201 14MHz波形

手持ちのオシロスコープで波形を測定してみました。

仮に輸入車など海外向けラジオに接続すると(推測)

カーFMコンバーターをアップコンバーターとして使用します(受信したい放送波+設定周波数=ラジオの受信周波数)
アップコンバータとして使用すると言っても+と-もどちらも同時に出力されているので何か操作がいるわけではありません

海外のFMラジオ放送はアメリカだと88~108MHz(ヨーロッパは87.5~108MHz)のようです

88MHz~95MHzの間はそのまま受信できますが、76~88MHzの放送は受信することができません。

注意:U.S.A仕様の87.9~107.9MHz(奇数周波数の200kHzステップ)のラジオだと、87.9->88.1->88.3->88.5..... と受信周波数が変わっていきますので、その間の88.0・88.2・88.4......は受信できないこととなり、思い通りに受信できません。

FM放送波を76~90MHzとすると。
FMコンバータの水晶は14MHzなので元の周波数に+14MHzされますので、76~90MHzは90~104MHzに変換されます。
東京FM80.0MHzは、94.0MHzに変換されます

高調波は

FMコンバータの水晶は14MHzなので、98MHzで高調波を受信します。

無改造で試しにカーラジオに接続してみる

ワイドFMの放送が90~95MHzです。
水晶が14MHzですので、ダウンコンバートされて出てくるのは「受信したい周波数-14MHz」の計算となります。(実際にはアップコンバートされた「受信したい周波数+14MHz」も同時に出力されています)
なので90~95MHzは76~81MHzに変換されます。

発振周波数の高調波に合わせてみます。
14MHz×6倍=84MHzに合わせると無音の強い信号(第6高調波)を受信します
84MHzにFM放送がある場合には受信できません

室内にて放送を受信してみる

TL-J5201 室内で受信してみる

車で試す前に、室内にてDC12VのACアダプターを接続して動作を確認してみます
室内にて電線をアンテナがわりとしてみました。
まともなアンテナも用意してないのでラジオの受信は厳しい環境です

電源を接続する

電源にDC12VのACアダプターを使用していましたが案外これが重要で、小型のスイッチング型(アダプタ写真左側)を使用したためにAM放送がノイズの影響で受信できない状態でした。電源はノイズの少ないものを使用しましょう。一般的にトランス型(アダプタ写真右側)の方がノイズが少ないようです。

ACアダプタの場合リード線が黒色と黒色に白い筋が入っているなどで、プラス・マイナスの極性がわかりません
必ずテスターなどを利用して極性を確認して、プラスをコンバータの赤色の線、マイナスをコンバータの黒色の線に接続します

AM放送局

カーFMコンバータを仲介すると、アンテナが無くても受信できそうなくらい電波の強い放送局以外は入りませんでした
 コンバータのアンテナの入力と出力間にジャンパーを入れるか手元にあった10μHのインダクタを入れると、直接ラジオにアンテナ接続するのと同じように聞こえます


元のFM放送局

その1の記事と同じく、例えばコンバータ無しでも受信できる79.5MHzの放送を受信しようとすると建物内でもともと非常に電波が弱いうえ、FMコンバータの影響で放送の受信が非常に厳しいです。
FMコンバータの電源を切るとノイズ交じりで受信できるようになり、コンバータのアンテナの入力と出力をジャンパーすると、良くなります。

アップコンバートして、79.5+14=93.5MHzでも確認のために接続したワイドFM対応ラジオならノイズ交じりに受信できました。


FM補完放送を聴くとき以外はFMコンバータの電源を切ったほうが良さそうです

FM補完放送を受信してみる

 今回内蔵されている14MHzの水晶発振子を利用すると在来FM放送の76.1MHzは90.1MHzに変換され、古いFMラジオの受信範囲外となりますのであまり多く干渉などを考えなくて良いかもしれません。
逆に90.1MHzのワイドFM放送は76.1MHzに変換されることとなります。
 文化放送91.6MHzは14MHz低い77.6MHzに変換されます

車に取り付けてみる

スイッチを取り付けてみる

その1の実験と同じく入力と出力をショートするための配線とスイッチを取り付けてみます。
 車のラジオを取り換えます、だいぶん手馴れてきましたw
アンテナコネクタの部分がずいぶんと窮屈になっています。これがのちに悲劇を起こします。

車に取り付け

受信してみる

AMを受信してみる

AMについてはショート用のリード線を付けた影響なのか、室内試験とは違い、ショートしてもしなくてもあまり変化が無い印象。もう少し試験が必要。

FMを受信してみる

FMについては84.0MHZで高調波がありますのでこの周波数付近は受信不可能です。
ワイドFMの放送は-14MHzで聴取することができました。
在来のFM局はコンバータの電源を入れるとノイズが乗ることもありましたので、在来のFM局を聴くときには電源を切ったほうが良さそうです。

FMで強い局がほかの周波数でも

カーFMコンバータを買って改造してみた(その1)で紹介したFMコンバータでは気が付きませんでしたが、こちらのコンバータでは従来のFM放送の電波の強い局が、関係のない周波数で受信されることがありました。コンバータの電源を切ると受信しなくなります。
 ※カーFMコンバータを買って改造してみた (その3)に詳しく書いています。

走行中受信が非常に弱くなった

車で移動中や走った地での受信具合を見ようと思い走っていましたが、1日程で受信が非常に弱くなりました。

何だろうと調べるためにコンバータを開けてみると、入力アンテナのシールド線がおそらく振動によって移動してきて芯線と接触しています。

右側の写真がシールドの網が芯線にショートした状態

そして断線に、、、

シールドの編み線を整え、数日間気を取り直して走って居ましたらまた聞こえなくなりました。
網線がまたずれたかなと思いましたが、今度はポロンと外れて出て来まして、入力側のコネクタが断線しておりました。


さいごに

この試験はここまでとしました
このコンバータを使用される際には、コネクタに負荷がかからないように注意をする必要があります
 -14MHzという仕様は非常に魅力的ではありますがコネクタ部分が非常に残念でなりません

アンテナの配線を取り替える、電源を用意するなどの工夫は必要ですがこのコンバータの基盤を使って家庭のラジオをワイドFM対応に流用する事が検討できると思われます

その1・その2以外にもFM補完放送用のコンバータは数多く存在しますし、ヤフーオークションにも気になる基盤が出品されています。

どうしても従来の76~90MHzのFMラジオで聞かないといけないというのでなければ、面白みには欠けますが素直にワイドFM対応のものに交換するもの良いかもしれません

ラジオには体温のような温もりがある

開局70周年の節目を迎えた放送局も多くなっています
AMラジオ放送もAM波・FM波・ラジコといろいろな方法で聴取できる時代となりました。
「ラジオには体温のような温もりがある」とおっしゃったパーソナリティのかたがいます
車での移動中はもとより、家で過ごすときでもラジオとともに素敵な曲に触れあったり、リスナーの投稿の内容をともに喜んだり悲しんだり、自分もはがきを書いたり
形は少しずつ変化していますが、ラジオ大好きです。

さいごまでご覧いただきありがとうございます

2022/02/28/012300

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