さすけ のインターホン ブログ

趣味のインターホンに関することを中心に書き綴って行きます

オムロン MYリレー のロットナンバー読み方 (omron relay Lot No.)

はじめに

 オムロンのリレーを使うことが多いのですが、同じリレーでもこれは古いのか新しいのか知りたいのですがわかりません。
 見るからにロゴの字体が違うなどは古そうと言うくらいは分かるのですが、、、。
番号は書いてあるので製造日がわかるのかなと思い見てみていたのですが、意味がわかりませんでした。
見ているうちになんとなく読み方がわかってきたので備忘録として書き記そうと思います。

読み方の結論

 以前はネット上を調べても出て来ませんでした。わかってきたのでブログに書こうかと思っていましたら、なんとオムロンのホームページにQ&Aの回答に読み方が出ているではありませんか!
2022年7月11日に回答されているようです。

私と同じく疑問を持たれて質問されたかた、回答して頂いたオムロンのかた、ありがとうございます
疑問が解決しました。

製品に関するFAQ | オムロン制御機器

以上

と、終わってもよいのですがせっかくですので写真を交えてロットナンバーを読んでいきたいと思います。

MYリレーのロットナンバーの読み方

Q&Aによると製品によって読み方が違い、さらにMYの場合は2019年9月以前と2019年10月以降で読み方が違うそうです

2019年9月以前のロット番号の読み方

6桁のロットナンバーの頭(左)から
1・2桁目は製造日
3桁目は製造月でXは10月、Yは11月、Zは12月
4桁目は製造年の西暦末1桁
5・6桁目は管理番号などだそうです
(7桁目は触れられていません)

オムロン ロットナンバー 2019年9月以前

リレーの端子台とリレーを並べてみました。製造日は
左上から、PYF08H 1512YI なので 1982年の1月15日 (1983年で廃番)
その右は PYF08A 0969YT なので 1999年の6月9日
その右は PYF08A-E 0536CX2 なので 2016年の3月5日

左下から MY2 DC24V 1083BK なので 1983年8月10日
その右は MY4 DC12V 2415YT なので 2005年1月24日
その右は MY2N-D2 DC24V 2547Y1 なので 2017年4月25日 

だと思われますが、年は下一桁しかわからないので10年単位で違うかもしれません。
管理番号の所は中国製がローマ字のCなので生産地?かなと思ったりしますがいかがでしょう
だとするとYと言うのが何か?わからないですね。リレーを製造している拠点と思われる、オムロン阿蘇阿蘇立石電機)様、天草池田電機(天草立石電機)様(るすばん君ではお世話になりました)、オムロン太陽(オムロン太陽電機)様、人吉アサノ電機(人吉立石電機)様は違いそうですし、オムロンリレーアンドデバイス(山鹿立石電機)様のYなのか?です

2019年10月以降のロット番号の読み方


6桁のロットナンバーの頭(左)から
1・2桁目は製造日
3桁目は製造月でXは10月、Yは11月、Zは12月
4・5桁目は製造年の西暦末2桁
6桁目は管理番号などだそうです
(7桁目は触れられていません)

オムロン ロットナンバー読み方 2019年10月以降

左から MY2N DC12V 09Y21Y1 なので 2021年11月9日です
その右は MY2N-D2 DC24V 19Y19Y1 なので 2019年11月19日です
ソケットは PYFZ-08 11122YF なので 2022年1月11日です

オムロン P2CF-11は?

P2CF-11


タイマーリレーH3CRで使用していたソケットですが、H3CR自体は2013年4月で読み方が切り替わっているようです。
 写真に写っているソケットでは数字として読めるのは頭(左)から4桁ですので
頭(左)から2桁が製造日、3桁目が月、4桁目が年の西暦末尾と思われます。

左から 1134ON なので 2004年3月11日
その右 1939M なので 2009年3月19日
その右 19Y7M なので 2007年11月19日
その右 0613YK なので 2013年1月6日
かとは思いますが10年単位で古い可能性があります

MY口N(表示灯付き)の仕様変更

 最近見たMYリレーに書いてある回路が変わっていることに気づきました
 調べてみますと2021年4月よりMYリレーの表示灯付きの仕様が変わったようです
今まで使用していた動作表示灯のLEDが生産終了に伴い、新しいタイプのLEDに変わったようです。
交流(AC)用の赤色は今までより明るく見えるように点灯するようです。
また、発光素子が対向で2つ入っており直流(DC)タイプは今まで14番端子に「+」を、13番端子に「-」を接続しないと緑色の表示灯が点灯しませんでしたが、13番端子に「+」14番端子に「-」を接続しても点灯するLED素子をを内部に有するLED変更したようで、極性関係なく点灯するようです。
ただし、逆起電圧吸収用のダイオードが内蔵された機種「MY口N-D2」は仕組み上 極性は残ります。

さいごに

 製造年月を知ることで、古いものから使用することができます。
壊れた時には使用年数を予測するのにも一役買うこととなります。

そもそも古いものですとその製品の年齢を知ることによってさらに愛着がわくものとなります。
 オムロンのMYなどは、オムロン リレーアンドデバイス株式会社のホームページによると前身の山鹿立石電機株式会社によって設立当初の1972年より製造されています。(それより古くから他の場所で製造されている可能性もあります)
同じ品番でありながら、若干の姿や仕様を変えながら成長していっています。

この先も製品の成長や変遷を見るのが楽しみであります

最後までご覧いただきありがとうございます。


2022/10/02/180303

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