さすけ のインターホン ブログ

趣味のインターホンに関することを中心に書き綴って行きます

音響装置 モーターベル (電鈴)と言えば

2022年7月17日

はじめに

 ベルと言えば、目覚ましについていたり、船や電車の発車報知(今時ないかな?)、就業時間の報知、電話の呼び出し音などに使われていると思いますが、一般的によく耳にするのは火災報知設備であったり非常警報設備などと思います。
普段は存在感が薄いですが、いざというときにけたたましくお知らせしてくれるベル(電鈴)を見てみようと思います

ベル

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/8e/Kobishi_Electric_MSB-63A_fire_alarm_bell.JPG/675px-Kobishi_Electric_MSB-63A_fire_alarm_bell.JPG
ウィキペディア「電鈴」より

 塗装していない銀色のベルや黒色のものもあるようですが、よく見かけるのはこの赤色のベルですよね。
火災報知設備などではサイレンを使うこともあるようですがやはりベルが鳴ると何事が起ったのだろう?火事かな?避難しなくては!と気づかせてくれることと思います

 写真のベルには「KOBISHI ELECTRIC CO.,LTD. ALARM BELL」「MSB-63A」「24VDC」「SUPPRESSED & POLARIZED」
とあります
そして、ひし形のロゴマークから鳴動音が出ているような雷マークが描かれています
おそらくコビシは小菱と書き漢字の小をひし形にかたどったロゴマークではなかろうかと推測します。これに主力製品であるブザーやベルが鳴っているさまを模した他では類を見ない非常にユニークなセンスの良いロゴではないでしょうか

雷マーク

能美防災のFBM023を見てみる

FBM023を見てみる

 火災報知機メーカーの能美防災のベルを見てみます
一般的な赤い顔で円の直径が150mmのベルです
ラベルからすると定格は電圧DC24Vで電流は10mAのようです
裏側にはベルを壁に引っ掛けるための金具がついています
赤色に塗装されたゴングの内側にハンマーとモーターが収納されている箱が見えます
モーターが回ることによりハンマーがゴングを打ち鳴らす構造になっていると思われます
このモーターの動作電圧によって他メーカーなどでは駆動電圧がDC12V・DC24V・DC100V・AC100Vなどが販売されているようです。

ひし形のロゴ

裏面をよく見ると先ほど見たのと同じようなロゴが刻まれています
小さいひし形にCHINAの刻印があります

裏ブタを開けてみる

裏ブタを開けてみるとハンマーにモーターとバネが見えます
モーターは昔工作で使っていたような小型のものです

左が上がってる、右は下がっている

モーターに取り付けられている軸にバネの先の針金が余裕をもって巻き付けられているのですが
プラスチックの中央に掘られた溝がモーターの中心軸とはずれて偏心しているため(クランクシャフトのようなイメージ?)モーターが回転するのに合わせてハンマーが上下します。
これによってゴングを叩くのでベルが鳴るようです。

違うベルの裏面

小さいひし形にJAPAN

違うメーカーのベルです。
見えにくいですが、こちらの裏面にも小さいひし形にこちらはJAPANの文字も添えられています。
 先ほどの物より古そうに見えます

裏ブタを開けてみる

裏ブタを開けてみますと、ハンマーにモーターと板バネが見えます

左が上がってる、右は下がっている

モーターに取り付けられている軸に対して斜めの板が取り付けられています。
この板によって板バネの先端をはじくようになっています。
モーターが回転するのに合わせてハンマーが振られます。
これによってゴングを叩くのでベルが鳴るようです。

コビシ電機

最初のベルのラベルに書かれていたコビシ電機について調べてみました

サクサプレシジョン株式会社のホームページサクサグループホームページ
サクサホールディングス株式会社「第5期決算報告書」2007年12月15日
を参照。

1952(昭和27)年 8月 コビシ電機株式会社設立
2006(平成18)年12月 コビシ電機株式会社と田村大興ホールディングス業務提携
2007(平成19)年 4月 サクサホールディングス株式会社は、コビシ電機株式会社との資本提携に伴い同社株式を取得し、連結子会社
2007(平成19)年10月 田村大興ホールディングスがサクサホールディングスへ商号変更
2009(平成21)年 1月 コビシ電機株式会社とユニオン電機株式会社合併発表
2009(平成21)年 4月 コビシ電機株式会社とユニオン電機株式会社は、コビシ電機株式会社を存続会社として合併し、屋号をサクサプレシジョン株式会社に変更

サクサプレシジョン株式会社ホームページのお知らせより
2022(令和4)年1月1日 サクサプレシジョン株式会社はサクサテクノ株式会社と合併しサクサテクノ株式会社がサクサプレシジョン株式会社の権利業務を承継して存続しサクサプレシジョン株式会社解散

とありまして、現在はコビシ電機では無くなってしまっているようです

ベルは 3型 4型 6型とラインナップがあり
3型はゴング径が76mm、4型は101mm、6型は150mmのようです
3インチは76.2mm、4インチは101.6mm、6インチは152.4mmですので数字はインチ数をなぞらえていると思われます

また、パナソニックで廃番となった機器組み込み用のブザー(EA・EBシリーズ)の一部代替品も制作されているようです

かつてコビシ電機の時代には、家庭用や事務所用の防犯警報通報装置やテンキーリモコンやICカードリモコン、110番通報装置などを発売していたようです。

藤倉電機工業株式会社

 ホーチキなどのベルはこちらの藤倉電気工業株式会社様の製品とよく似ています。

さいごに

 時代は移りゆきますが、ベルは今も昔も変わらず私たちの身近にあって地道に生活を支えてくれています。

避難訓練の始まりの合図はベルで始まりますよね
前に幼稚園に伺っていて作業していた時のこと、地震が起こったことがありました。
私はあわてて園庭に逃げ出しましたが、園児たちはと言うとさっと机に下で身を寄せ合ってじっとしていて、私自身は非常に恥ずかしい思いをしました。
地震であれ火事であれ、日ごろからの訓練って大事だなと痛感しました

みなさん、いざというときの訓練しています?  

最後までご覧いただきありがとうございました

この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたウィキペディアの項目「電鈴」を素材として二次利用しています。

2022/07/17/434321

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