IF-DAを分解してみよう!
~新旧のバージョン違いのIF-DAドアホンを見比べてみる~IF-DAの顔
分解しようと思ったところ2台のIF-DAが若干違うことに気づいた。
表示ランプの発光レンズ部分の色が赤色のものと、透明のものがある
写真の左側はレンズ部分が赤色のもの、右側はレンズ部分が透明なものを載せてみる
写真ではよーく見ないと分かりにくいけど、夜でもインターホンの存在が分かりやすいように、呼び出し押しボタンの左にある小さな四角いところが赤く光るんです
IF-DAの裏
写真は上のものと並びは揃えています
とりあえず見て見よう
パット見は特に大きな違いは無さそうだけど、ラベルのデザインが違います
左は少し懐かしい感じで文字はドット打ちでメーカー名は白抜きになっています、右は今時の感じでシンプルです。
左はラベルに生産国が書いていませんが、右はラベルに MADE IN THAILAND と明記されています。
左の茶色の枠の部分ををよく見ると、上の壁取り付け穴の上に鋳型で MADE IN JAPAN と刻まれていました、右はその部分は空白となっています
左の日本製の方が古く、右のタイ製の方が新しそうです
開いてみよう!
開けてみました
同じ製品なので大きな違いはないけど、目を引くのはスピーカに取り付けられた黒いスポンジ、おそらく左のスピーカに合わせて型を作ったもののスピーカが小型化してしまい小さくなったのを補うためにかさ増しのために取り付けたと思われます
基盤をよく見てみる
左側は基盤がネジ止めされているのに対して、右は嵌め込んでいるだけ
(内部の鋳型も作り直している様です)
基盤の外形はほぼ一緒ですが、中のパターンや部品はまるっきり違います
左は裏面に部品はありませんが、右はチップトランジスタなどが配置されています
基盤の表はと言うと
LEDにスイッチやトランス、電解コンデンサやバイポーラコンデンサ、はそのままですが
右上にあったハイブリッドICが無くなっています
色合いもありますが、なんだかスッキリした感じがします
基盤の下は?
押しボタンの裏が大きく違います
古い方は金属製の押さえ板が小さなネジ2本で止まっていますが
新しい方はプラスチックの部品が嵌め込んであるだけです
表から見える表示灯の裏は古い方は赤い色板が溶着されていますが、新しい方は押しボタンの部品と一体になっています
スピーカについて
左のスピーカの径は57mmで20Ω 0.2W のスリムな内磁型でした
(外磁型はケースに干渉すると思うので修理をするのに自分でスピーカを調達する際には注意が必要です)
スピーカのインピーダンスが20Ωって珍しいのでは?と思います
右のスピーカは、スポンジを剥がしてみましたが、文字はありませんでした
フレームの金属部分に押印してある
57N 9D20L
が定格などを意味していると思われます
最後に
ロングセラーのIF-DAですが、発売はいつだったのでしょう?1990年代と思われますので、すでに20年以上と思われます。
見た目は同じですが、中身は時代と共に変わっているようです
今回は新旧のIF-DAが見れて楽しかったです
まだ違うバージョンも存在するかもしれません
更なるロングセラーを期待しています。
たくさんの仲間も紹介しています
良かったら見ていってください
sasukedog.hatenablog.jp