今日は3月3日 耳の日です
みみちゃんの愛称で知られる柳家三三さんの話はまたするとして
日本のインターホンを代表するメーカーの一つにアイホンがあります
国産初の業務用インターホンを1951年(昭和26年)に製造したとのことです
アイホン株式会社 ホームページより
なぜこれを書こうかと思ったのかというと
ネットオークションにこのインターホンが出品されていたからです
2台1組での出品でしたが
ホームページの写真と違うのは
1台は中央のレバーが2つ
もう一台は中央のレバーが1つ
ホームページの写真の物はレバーが3つあります
このレバー達の役割はどんな物なんだろう?
と想像が膨らみます
出品されていたものの写真では木製の筐体は くすんだ水色に塗られており、中央の操作部を挟んで亜麻色の布をあてがわれた窓があります。左手は送話、右手に受話と銘板が貼られておりスピーカーとマイクが内蔵されているのではと思われます
操作部は1台は2つのレバーとその上にはパイロットランプ、下にはダイヤルがありおそらくスピーカーの音量が可変できるのではないかと想像します
もう一台はレバーとパイロットランプが一つのものです
背面のスリ割りのネジを外した内部の写真もあり、トランスや真空管が綺麗に並んでいます
銘板には
愛興髙聲電話器株式會社
TETA
KOSE DENWAKI
と書いてあります
現在のメーカー名のアイホンのアイは愛興のアイを
ホンはインターホンのホンを取って名付けられたそうです
オークションには出品物の写真のほかに
昭和63年3月11日(1988年)の中日新聞の切り抜きも添えられていました
アイホンの会社紹介の中に当時会長で創業者の市川利夫さん(1918 -2008)による国産初のインターホンの開発秘話が記された物です
これを所有されている方はよほどこのインターホンを大事にされているんだなと伝わってきます
入札は致しませんでしたが、大変貴重なものを見させていただきました
<追記>
2021年5月5日 再びオークションに出品されていましたので、ヤフーオークション出品者の ttiot_xfil 様に写真使用のお願いをさせたいただいたところ快諾いただきましたので出品に使用されている写真をこのブログに追加させていただきました
創業者の苦心の作品を写真で伝えることができます。ありがとうございます
5月5日現在出品中です。ヤフーオークションで「アイホン 国産初インターホン」で検索すると出てきますので見られた方で興味のおありの方は入札のご検討をお願い致します