さすけ のインターホン ブログ

趣味のインターホンに関することを中心に書き綴って行きます

【備忘録】有電圧出力型 都市ガス警報器を見てみる。~アイホンVM(VMK)にガス警報器を接続する~

はじめに

 集合住宅のインターホンの主な機能の中にガス警報器の接続機能があります。
IHコンロの場合には見かけませんが、ガスコンロの場合には欠かせません。
ガスが都市ガスの場合空気より軽いため、ガス警報器は天井面に取り付けられています。
匂いはすれど姿は見えないガスはもとより、姿も匂いも無い一酸化炭素を検知する機能を持っているものもあるガス警報器。
ガス警報報知時の動作について簡単に書き記すでがす。

おねがい

 ブログのこの記事は私が疑問に思ったことを自身の備忘録として書いているものです。正確な情報を書くことを心がけていますが、経験が浅いこともあり勘違いして間違った事を書いている場合がありますのであらかじめご注意願います。
 このブログを参考にしたら機器が壊れたや、動かないけどどうしたらよいなどの苦情や質問などをいただきましても対応できませんのでご了承ください

注意

 ガス警報の試験を行うとガス警報器はもとより、連動した機器が警報を発したりガスが止まる恐れがありますので、現地の状況を十分理解し対応を講じた上で試験を行う必要があります。
 実際の作業には資格が必要なものがあります。

ガス警報器を見てみる

 今回は主に有電圧出力型の都市ガス警報器を見てみます。
私の知っているメーカーだと、新コスモス電機・矢崎・パナソニック富士電機があります。富士電機は2021年3月で製造を終了しています。
 ガス警報器はガス検知部が経年で特性変化が起こるため、5年での交換をお勧めしています。

新コスモス電機 XW-205G(廃番品)

 新コスモス電機のXW-205Gです。ガス漏れ警報とCO警報に対応しています。

新コスモス電機のXW-205G

 おなじみのUFOみたいな円盤に電源・ガス・COの表示灯と警報停止スイッチが付いています。警報停止スイッチ横のシールにはガス警報試験にはライターガスを使わずスポイトの試験を行うようにスポイトの絵が描いてあります。

新コスモス電機 XW-815K

 新コスモス電機のXW-815Kです。
ガス漏れ警報とCO警報と火災警報(定温式)に対応しています。

新コスモス電機 XW-815K
新コスモス電機 XW-815K

 ガス漏れ警報・CO警報に加え火災感知器の機能も有しています。

矢崎エナジーシステム YP-768

矢崎 YP-768の箱

 矢崎エナジーシステムのYP-768の箱だけです

なんとなくXW-815Kに似ています。
ガス漏れ警報試験に、ガスライターは使用してはいけないことが書いてあります。

富士電機 KN-60KA(廃番品)

富士電機の KN-60KAです
ガス漏れ警報とCO警報に対応しています。

富士電機 KN-60KA

断面の写真を見るとわかりずらいですが、約1mm隙間が開いています。ガス警報器取り付けベース(パナソニックSH5900)の中央部の突起が1mmあるためです。

パナソニック SH13833(廃番品)

パナソニックのSH13833です。
ガス漏れ警報とCO警報に対応しています。

パナソニック SH13833

昔からあるレトロな感じの外観です。
むき出しの緑と赤のLEDが装備されています。

パナソニック SH1275(LPガス警報器)

 LPガス用のガス警報器です。
LPガスは空気より重いので床に近いところに設置します。
設置高さは床から30cm以内、ガス器具やコックの最も遠いところから水平距離で4m以内に設置します。
新コスモス電機のXH-628GPになんとなく似ています。仕様は違いますけど。

SH1275 LPガス警報器

コンパクトな外観です。金具を付けて、壁掛け取付します。
有電圧出力と、警報時の接点出力の2つの出力があります。

SH1275 裏面

裏面から見るとガス検知素子が見えます。
試験用のガス(SH13717301)はライター型の容器に入っています。

都市ガス警報器ベースを見て考える

 都市ガス警報器を天井に取り付けるためには欠かせない取付ベースです。
ガス警報器は5年での取替をお勧めしていますが、ベースについては10年の目安があります。

 ガス警報器は定期的に交換されても、ベースを交換することは少ないのではないでしょうか。ガス警報器と連動しているインターホンから「配線を確認してください」とガス警報器の電源が入っているにも関わらず突然鳴り出したり止まったりする場合、このベースとガス警報器の接触が不安定になっている場合があります。(ガス警報器の配線障害なのか、火災の配線障害なのか判別できるインターホンの場合だと判断が簡単ですが、判別機能が無いインターホンの場合はガスと火災両方疑いが生じます)

パナソニック SH5900

パナソニック SH5900

パナソニックのSH5900です。手元にある標準的なものはこれだけです。
一番左の写真のベースの穴の形を見てみると左上と右下は長孔になっています。これは有電圧の信号出力をする電極のためのものです。ガス警報器側は丸い棒になっています
右上と左下の長孔は端の部分が四角と三角になっています。これはAC100Vを給電するためのものです。
この形状になっているため、ガス警報器は一つの方向でしか、はめ込むことができないようになっています。取付の際にははめ込んで時計回りに回します。

ベースの互換性について考える

富士電機のKN-60KAの所で、ガス警報器とベースの間に1mmの隙間があると書きましたが、接続の互換性は大丈夫なのだろうかと疑問がわきました。

なぜ1mmの隙間ができるのかと言うと、ガス警報器のベースの真ん中あたりに小さな丸い1mmの突起が2個あります。対して富士電機のガス警報器は電極面が平らになっています。ですのでこの1mm突起により隙間ができます。
では他のメーカーはと言うと、この突起が当たる部分にどれも直径約19mm、深さ約1.6mmの窪みがあります。この窪みに1mmの突起が収まるため隙間なく取り付けられるようです。

また、ガス警報器の電極棒の長さが富士電機のこの機種は8mmあります。
対して、新コスモス電機・パナソニックの物は電極棒が7mmとなっています。
ですので、富士電機の物は同じベースで取付ができるようになっています。

なんでこんなことになっているのか不思議ですね。

尚、新コスモス電機はガス警報器の取付ベースはパナソニックのSH5900を使うように案内されています。

矢崎エナジーシステムはYA-100という取付ベース(ガス警報器用引掛けシーリング)
となっています。突起部分の形状はパナソニックと異なっていますが、同様の機能と思われます

富士電機はKM-60B(廃番品)と言うベースです.KM-60B仕様書
説明の絵を見ると突起が2個あるパナソニックのものに見えますが、実際には中央に丸い比較的大きなドーナツ状の突起があります。

富士電機 KN-60KA(廃番品)と新コスモス電機XW-205G(廃番品)を見比べてみる
KN-60KAとXW-205Gを見比べてみる

 富士電機のKN-60KA(左側)と新コスモス電機のXW-205G(右側)を見比べてみます。
表面(左の写真)は丸いフォルムでそれぞれのメーカーの特色が出ています。
裏面(写真中央)はベースに取り付ける足(電極)が両者同じように伸びています。
ベース取付面同士をくっつけてみました(右の写真)。写真ではわかりにくいですが、足の長さはKN-60KA(下側)に比べてXW-205G(上側)の方が少し短いです。XW-205Gの丸い足がKN-60KAに届いていないのがわかりますでしょうか。

【実験】富士電機のKM-60B(廃盤品)にKN-60KB(廃盤品)と新コスモス電機のXW-205G(廃盤品)を取り付けてみる。
富士電機 KN-60KB と KM-60B

写真の左はガス漏れ警報器取り付けベース富士電機のKM-60Bです。写真中央は富士電機のKN-60KBを取り付けた様子です。僅かに隙間が開いています。写真右はKM-60Bに新コスモス電機のXW-205Gを取り付けた様子です。ベースの輪っかがガス警報器の丸い窪みにはまっているようでぴったりとくっついています。

ガス警報器の電源も入りまして、接続したインターホンも通常状態となりました。

注意:実験では富士電機のベースに新コスモス電機のガス警報器の取付を行いましたが、指定品以外の組み合わせの動作を保証するものではありません。各機器の指定取付ベースを使用してください。

ガス警報器ベース共通化の動き

ガス警報器のベースは各社で見た目の細かいところが違いますが共通化の動きがあるようです

電気的仕様についてみてみる

電気的な仕様はガス警報器工業会とインターホン工業会の間で取り決められているそうです。

3段階有電圧出力
 1.監視時 DC6V (5~6V)
 2.ガス警報時 DC12V (11~15v)
 3.CO警報時 DC18V (18~27V)
 4.トラブル時 DC0V (0~3V)警報器電源断、断線など)
ガス警報器工業会ガス警報器技術史より

この電圧はガス警報器の端子から出力されます。+とーの極性がベースの接続端子に明記されています。

ガス警報器が接続されるインターホン側は、ガス警報器の出力電圧を受けるだけですので、G+とGー端子からは回路電圧は出力されていないようです。

外部出力付きガス警報器ベースを見てみる

 ガス警報器の警報をインターホン親機に有電圧で出力する機能に加えて、オープンコレクタ出力によりマイコンメータと連動してガスを止めることができます。
 警報出力はガス警報器から出るのではなく、ガス警報器のベースにマイコンメータ連動用出力回路を加えたもの(新コスモス電機OC-5a矢崎エナジーシステムのYSC-25)があります。
また、壁付の物(新コスモス電機 OC-4N都市ガス用+OU-16、新コスモス電機 SM-1)や、マイコンメータに取り付ける警報アダプター(新コスモス電機OC-4Ma)、などがあるようです。

OC-5aの取付説明書
OC-5a取付の様子

OC-5aは2段階式もしくは3段階式の有電圧型ガス警報器に対応しています。マイコンメータへの信号出力はフォトトランジスタオープンコレクタ出力でガス警報時とCO警報時にONになります。信号出力遅延時間は45秒です。

新コスモス電機 警報器アダプターOC-7T(廃番)

左:新コスモス電機 OC-7T 右:SH5900

新コスモス電機の天井付け警報器アダプターOC-7Tです。ガス警報器のベースに警報器アダプターが内蔵されており厚みが増しています。警報時にマイコンメータへオープンコレクタ出力がONになります。信号出力遅延時間は60秒です。
古い機種のようで表面がひび割れています。電極の接触不良による誤動作が起こることもあります。

OC-7Tの出力

故障断線時やガス警報器が取り付けられていない時にも遅延時間後ガスを止める出力(オープンコレクター出力)がされます。写真左はガス警報器を取り付けずに電源を入れた状態で出力はされていない状態、写真右は電源を入れて60秒後に出力がされた状態です。
ですので、OC-7Tが設置されている場合(ベースの横にラベルが貼ってあります)ガス警報器を取り付けていないと、ガスが使えなくなります。
OC-5aなど現在発売されている機種が、ガス警報器の故障時(未取付時)も出力されるのかは未確認です。

OC-7Tの内部

松下電工 SH599091 警報器アダプタ(廃番)

左:松下電工 SH599091 警報器アダプタ 右:SH5900
SH599091の外観、内部
SH599091の基盤

松下電工のSH599091です。古いもののようで資料は出て来ませんでした。東邦ガス向けの製品のように見えます。リードリレーを用いた接点出力式のようです。
現在はマイコンメータへの接続の場合消防法上の制約でオープンコレクタによる無電圧出力となります。
(参考文献:ガス警報技術史 第一次改訂版 P.13)

ガス警報器の動作試験

 注意:警報の試験を行うとガス警報器はもとより、連動した機器が警報を発したりガスが止まる恐れがありますので、現地の状況を十分理解し対応を講じた上で試験を行う必要があります。

ガス警報器の動作試験を行うためにはガスが必要になります。
以前はガスライターのようなものをガス警報器の試験口に近づけて液化石油ガス?を噴射していましたが現在は禁止されている製品がほとんどと思われます。活性炭フィルターが目づまりを起こすと聞いたことがあります。
 実際に警報を出すにはスポイト(新コスモス電機 TT-12)による試験方法、加ガス試験器(新コスモス電機 EG-20)による試験が可能と思われます。

ガス警報器の試験

 スポイト(写真左の下側)による方法はKN82Eの説明書に詳しく書いてありますが、実際にやってみると何度もチャレンジしてやっと警報が出るような感じでした。
 加ガス試験器EG-20(写真中央と右は充填用ガス)を用いると簡単に警報は出せますが、機器が大きいです。

他にXW-815Kの説明書にガスはんだごて状の試験治具(新コスモス電機 TT-11)を用いた方法もあるようです

外部機器との連動試験

 一部の機種には外部機器との連動試験モードがあります。
電源を入れ直して、初期動作終了後(機種にもよるが30秒から60秒程度)に3~5秒程度警報停止ボタンを押し続ける方法です。

連動確認モードで警報音鳴動と警報電圧が出力されます
マイコンメーターを見てみる
マイコンメーターの表示灯点滅

連動試験を行ったときマイコンメーターの赤ランプが点滅していてガスが遮断されています。

このままではガスが使えませんので、ガス漏れでない場合は復帰手順で復帰をします。
注意:ガスが使えるのに点滅している場合やガスくさい場合はガスが漏れている疑いがありますので、ガス会社へ連絡してください。

マイコンメータの電池が切れた場合などで、点滅していないこともあります。

ガス遮断 復帰手順の例

ガス器具を止めガスレンジの元栓を締めすべてのガス機器を止めます。
マイコンメーターの元栓は開けたままです。)
写真左の黒いキャップを左に回して外します。
キャップを外したところに現れる復帰ボタンを奥まで押し込みすぐに離します。
黒いキャップを元に戻します。
再びランプは点滅し始めます
そのまま約3分待ちます
3分後に点滅が止まっていればガスが使えるようになります。

アイホン VM(VMK)にガス警報器を接続する

 アイホンのマンション向けインターホン親機にガス警報器を接続します。
 接続できるガス警報器は有電圧出力型の物だけで、移報接点出力型(パナソニック SH13929など)は接続できません。

VM-RMUのラベル

左のラベルに ガス警報器の接続検知器は 1個、ガス漏れ警報の、ガス標準遅延時間は0秒か45秒の表記があります。
また、右のラベルにはG+G-入力信号として、ガス漏れの平常時は6V、検知時は12V、線路故障は0V、不完全燃焼の検知時は18Vと明記されています。

断線警報(ガス警報器の停電)と通常状態

アイホンVM ガス断線警報(左)と通常状態(右) 

インターホン親機がガス警報器の異常を検知すると、警報音「ピー」の繰り返しと画面が出ます。画面には「ガス警報器に異常発生。配線または警報器を確認してください」と表示されます
30秒経過するとドアホンの点滅鳴動と管理人室でガス機器未接続の表示と「ピー 〇〇〇号室の配線を確認してください」のメッセージが流れます。
住戸側は正常な状態に戻れば自然復旧します。

ガス機器未接続の表示

 通常ガス警報器からは通常 約6Vが出力されていて、インターホン親機はこの電圧が来ていればガス警報器は正常であると判断します。接続には極性があり逆に接続してしまうと異常と判断します(写真左と中央)。

普段の使用時の異常。(ブレーカー関連)

 普段使用中に警報が出た場合、良くあるのがガス警報器が接続されているブレーカーが落ちた場合です。台所にある電気調理器などとガス警報器が同じ回路の場合、電気の使い過ぎでブレーカーが落ちるのと連動して警報が出ることとなります。
ガス警報器の電気が落ちることにより、インターホンがガス警報器の存在を確認できなくなり警報を発します。
 (設備によっては警備会社が駆けつけることもあります。)

 まれなケースではありますが、未入居などで(主幹)メインを含めすべてのブレーカーが落ちている状態で、スマートメーターの電気を入れた場合に、インターホンのみ一時側から電源を取っているためにガス断線警報がでたなんてことも起こるかもしれません。

ガス断線警報の修理(ガス警報器の接触不良)

 ガス警報器のベースとの接触不良が起きた場合にも警報となります。ガス警報器のベースとはガス警報器の電極棒とベースの電極板が接触して通電しています。酸化(サビのようなもの)はしにくい素材と思いますが、経年劣化で接触が悪くなると警報が出ることがあります。
また。
ガス警報器を交換した後しばらくして接触が悪くなって警報が出ることもあるようです。
この場合はガス警報器のベースの交換を行うのが良いと思います。交換はガス会社などで行います。
ベースにガス遮断と連動する特殊な回路が入っている場合は同様のベースと交換する必要があります。(OC-7T、OC-5a、YSC-25など)

 テスターでインターホン親機の端子で正常に6Vがきているか確認します。

古い機種のインターホンの場合の配線障害(VH・VG)

 比較的新しいものだと、ガスまたは火災の表示灯が点灯して「ピー 配線を確認してください」のメッセージが流れるものがあります。(VH-3KVTなど)
 古い機種のインターホンの場合、配線の障害として「障害」ランプが点灯表示されますが、火災報知器の配線異常なのかガス警報器の配線異常なのかどちらか判断がつかないものもあります。(VG-4KTなど)
アナログテスターで火災報知器の感知器回路の抵抗を測ったり、インターホン内部のガス接続端子でガス警報器からの電圧が来ているかを測定したり、現在復旧中であればガス警報器を少し揺すったり僅かに回転させてみてどちらの異常か切り分ける必要があります。

 

施工時の異常
ガス警報器用ベース 左:正常 右:間違い 縦筋を合わせること

 ガス警報器のベースのふたには向きがあります。側面の筋を合わせるとしっかりとフタをはめることができます。逆にはめて無理やりねじを締めると壊れます。また、逆にはめた状態で、ガス警報器を取り付けても結線があっていれば動作しません。ガス警報器の爪の形状で1方向でしかはめ込むことができないようになっているためです。

 インターホン親機のガス警報器接続端子には極性があります。逆に接続しても、異常として警報が出ます。(少し文章の上の方にある「アイホンVM ガス断線警報(左)と通常状態(右)」の写真の左と中央を参照)

 配線が途中で切れていても警報が出ます。

ガス警報・換気警報

有電圧出力警報器の試験

ガス警報器の機種にもよりますが、実験に使用した新コスモス電機のXW-205Gは電源リセットして30秒のウオーミングアップが終わった後、警報停止ボタンを5秒ほど長押しすると実際の警報を出すことができます。
警報動作は1分間続き自動終了します。警報動作中はガス警報の12VとCo警報の18Vを5秒ごと交互に出力します。途中でボタンを押すと終了します。
なお、1回押しだと簡易試験が始まります。

アイホンVMでの換気警報、ガス警報の表示

インターホン親機から「ピポピポ 窓を開けて換気をしてください」のメッセージが流れます
約30秒後ドアホンから警報音が流れ出し、管理人室に「〇〇〇号室の空気が汚れて危険です」のメッセージが流れます。
ガス漏れ警報については、インターホン親機の初期設定が45秒遅延する設定になっているので設定により
約45秒後「ピピピピピ ガス漏れです」
管理人室で「〇〇〇号室でガス漏れです」のメッセージが流れます。

管理人室親機での表示

設定確認表示

アイホンVM ガス設定確認表示


ガス警報器が正常に接続されているにもかかわらず、警報器なしの設定をしていると「ピー 設定を確認してください」のメッセージが流れ続けます。警報音停止ボタンで止めることができます。
この状態でもガス警報器が作動するとVMの場合は通常動作をするようです。

 正しい設定にすると警報は復旧します。

ガス警報器の交換作業の場合にこの表示が出るかと思います。

この表示が出た場合に【ガス警報器の方が壊れている】と勘違いする人がいるようですが、落ち着いて内容を確認してください。インターホンのディップスイッチでガス警報器の接続あり(ON)にします。
ガス警報器を外していた場合や、壊れたガス警報器から正常なガス警報器に交換した場合に突然大きな音で鳴り出すのでびっくりしてしまい判断を誤りやすいです。

ガス警報器交換の際には

 ガス警報器を交換する際には、アイホンだと機種によって異なりますが、ガス警報器の接続有り無しの設定スイッチが通話釦の下にあるので、無しにして交換します。警報音が鳴りますがそのまま交換します、交換が終わったら有に戻します。(警報遅延時間内なら大丈夫という人も居そうですが、説明書に準います)
設定を変えずに交換すると、管理人室に警報が入る場合があります。

マイコンメーター連動の場合はガス閉止の遅延時間内に交換します。

 パナソニックの場合、機種によって異なりますが右横の化粧枠を外し、ガス機器異常設定スイッチをON(右)(警報しない)にします。警報音が鳴りますがそのまま交換します。ガス警報器の交換が終わったら、OFF(左)(警報する)に戻します。

ディップスイッチの変更は確実に!〜部屋が呼べない障害発生〜

 パナソニックの場合住居番号設定スイッチと同じ並びにガス警報切替のディップスイッチが有るものがあります。設定スイッチを変えるときに、誤って部屋番号を触らないように注意願います。
集合玄関機から呼び出しできないという事で行って色々調査した結果、部屋番号が変わっておりほかの部屋と重複していたことがありました。

さいごに

 インターホンの付帯設備によく出てくる都市ガス警報器を見てみました。
 インターホンから何かわからないけど警報が出ているという事で呼ばれることもあり、ガス警報器ベース(OC-7T)が原因の場合はガス会社での対応を案内させていただいています。

このブログを書いていると株式会社サイサン(埼玉酸素販売所)TVCMラジオCMが脳内再生されてましたw。(※リンク先は音が出ます)

時代の流れで機能もどんどん進化してきているようでこの先も楽しみです
 長文見ていただきありがとうございます。



2023/02/23/161616

sasukedog.hatenablog.jp

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【備忘録】アイホン VM(住戸用)とVMK(共同住宅用)の火報警報動作のおぼえ書きと修理。時々パナソニック。CRE

2023年8月12日 VMKトラブル対応 加筆
        ニッタンCREとは ほか 加筆
2023年7月2日 加筆修正

はじめに

 集合インターホンの火災報知時の動作について簡単に書き記します。
集合インターホンの工事にはつきものの火災報知器です。
住戸用と共同住宅用でも動きが違います。
特に共同住宅用の動きが良くわからない部分があるので、動作を確認しながらおぼえ書しておきます

おねがい

 ブログのこの記事は私が疑問に思ったことを自身の備忘録として書いているものです。正確な情報を書くことを心がけていますが、経験が浅いこともあり勘違いして間違った事を書いている場合がありますのであらかじめご注意願います。
 このブログを参考にしたら機器が壊れたや、動かないけどどうしたらよいなどの苦情や質問などをいただきましても対応できませんのでご了承ください

注意

 火災警報の試験を行うと、連動した機器が警報を発したり起動したりする事がありますので、現地の状況を十分理解し対応を講じた上で試験を行う必要があります。
 実際の作業には各種資格が必要なものがあります。

アイホン VM(住戸用受信機)

接続

 インターホン親機のSL・SC端子に感知器を直接、もしくは遠隔試験付きの中継器(SL・SC・ST・STCを接続)を経由して感知器を接続します。
感知器の終端には4.7KΩ(ニッタンの場合にはCRE1-A 青色)の終端抵抗を接続します。

 持論ですがSは集合住宅(Syugou jyutaku)の頭のS、なのでSLは集合住宅のライン(Line)、SCは集合住宅のコモン(Common)、STのTは発信機電話のTelではなくTestのTで集合住宅のテスト、STCは集合住宅のテストのコモンじゃないのかと考えています。正解は調べてもたどり着きませんでした。そういえばPとかUって何の頭文字なんでしょうね?

動作

 インターホン親機が感知器からの火災信号をを受信すると、画面に赤い背景に家が燃えているピクトグラムが表示され、即火災警報が鳴ります
男性の声で「ピンーポー ピンーポー ピンーポー 火事です火事です。火災が発生しました。 安全を確認して避難してください」を2回繰り返し「ピューイ ピューイ ピューイ」と言うスイープ音が流れます。
この動作を繰り返します。

 インターホン親機のの警報音は[警報音停止]ボタンを押すと停止します。

 管理人室親機に部屋番号と火災警報が通報されます。

 感知器が復旧すると、自然にインターホン親機も復旧(音声・画面)します。
警報音を停止していない場合でも復旧します。

 停電時は、内蔵バッテリーや外部電源端子を持たないので動作しません。

アイホン VMK(共同住宅用受信機)(-Hを除く)

接続

  インターホン親機のSL・SC端子に感知器を直接、もしくは遠隔試験付きの中継器(SL・SC・ST・STCを接続)を経由して感知器を接続します。
感知器の終端には4.7KΩ(ニッタンの場合にはCRE1-A 青色)の終端抵抗を接続します。
 インターホン親機のJL・JCに住棟受信機の該当する感知器回路L・Cからの配線を接続します。該当回路の終端には住棟受信機の指示された終端抵抗(10KΩやほかの抵抗値、ニッタンの場合には黒頭に緑のリード線のCREなど)を接続します。
 インターホン親機のB・BC(入力極性あり Bに+、BCにーを接続)には住棟受信機のベル線を接続します。
ダイオード付きのベルを接続するイメージで、極性があります。

火災感知器作動状態

VMKの画面 左:感知時の画面 右:ドアホン

 インターホン親機が感知器からの火災信号をを受信すると、画面に「火災感知器作動」の画面が出ます。
ドアホンの警報表示灯が点滅します。
女性の声で「火災感知器が作動しました。確認してください。」の音声が繰り返されます。(ドアホンからは流れません)
感知器からの火災信号が約10秒以内に復旧すると、「火災感知器作動」画面は消えて自然復旧します。

[警報音停止/復旧]ボタンを押すと音声が止まりますが画面は出たままとなります。
感知器からの火災信号が復旧していると確定釦が押せるように約2分間状態を保持した後自然復旧します。
画面が出ている間に[火災確定]釦を押すと(出て10秒以内でも)、火災警報動作に移ります。

火災感知器作動状態から、[警報音停止/復旧]ボタンを操作せず2分間(初期設定値)感知器からの火災信号が停止していても、継続した場合でも火災警報動作に移ります。
[警報音停止/復旧]ボタンを操作して音声が止まった状態でも感知器からの火災信号が継続していると火災警報動作に移ります。

火災警報動作

火災警報画面 左:インターホン親機 右:管理人室親機

 インターホン親機が火災警報動作に移行すると、画面に赤い背景に家が燃えているピクトグラムが表示され、火災警報が鳴ります
男性の声で「ピンーポー ピンーポー ピンーポー 火事です火事です。火災が発生しました 。安全を確認して避難してください。」を2回繰り返し「ピューイ ピューイ ピューイ」と言うスイープ音が流れます。
この動作を繰り返します。

 管理人室親機に部屋番号と火災警報が通報されます。

 火災信号が継続していると、[警報音停止/復旧]ボタンの操作で音停止は出来ますが復旧はしません。
住棟受信機を復旧しても、復旧しません。

 火災信号が復旧していると、[警報音停止/復旧]ボタンの操作で復旧します。
(火災警報動作時にすでに[警報音停止/復旧]ボタンを押して警報音を停止していると自然復旧します)
[警報音停止/復旧]ボタンを操作しなくても、火災信号が復旧していれば住棟受信機の復旧操作でもインターホン親機が復旧します。
動きのイメージとしては、インターホン親機が自己保持型の感知器のような振る舞いで、火災感知状態から復旧していても火災信号を保持し、インターホン親機・住棟受信機どちらが復旧操作をしても復旧するイメージかと思います。
(住棟受信機が接続されていなくてもインターホン親機は火災動作します。)

VMKのJL・JCを住棟受信機接続時のイメージ。左:復旧中 右:警報中

JL・JCに住棟受信機を接続したイメージ写真です。
インターホン親機の火災警報で火災受信機の警報動作します。
感知器回路は復旧中28.6Vですが、警報動作中は6.5Vとなりまして、警報時完全にショートしているわけでは無いようです。

近隣火災警報動作

 インターホン親機が平常時に住棟受信機からの地区音響ベル鳴動電圧をインターホン親機のB・BCに印加すると、近隣火災警報動作に移ります。
B・BCには極性があり、Bに+、BCにーを接続しないと動作しません。(逆に接続しても壊れたことは今のところないです。)

 
男性の声で「ピンーポー ピンーポー ピンーポー 火事です火事です。この近所で火災が発生しました。 安全を確認して避難してください」を2回繰り返し「ピューイ ピューイ ピューイ」と言うスイープ音が流れます。
この動作を繰り返します。
[警報音停止/復旧]ボタンを押すと報知音は停止します。
住棟受信機からの信号が停止すると、火災表示が復旧します。

受信機の地区音響装置の電圧

出火階・直上階警報?

近隣火災警報施工時のワンポイント動作確認
通信先が警報発報したため強制終了しました。

 インターホンの火災動作試験時にJL,JCの試験は、実際に感知器を加熱して火災確定釦を押し住棟受信機が正しく作動するのか試験できます。住棟受信機にて該当回路の断線警報が出ていないのかも確認します。
 近隣火災警報を動作させるB,BC入力の接続や極性が正しいのか試験する場合、全戸終わってから試験をするのも必要ですが、特に更新工事の場合は各戸で工事をした場合にも確認をした方が間違いを気づきやすいです。
少なくとも同一フロアでほかの住戸が更新工事をしていない状態で、管理人室と試験する住戸を通話状態にし、試験住戸の該当する地区音響を鳴動させた場合、通話より近隣火災警報が優先されるため管理人室親機の画面に強制終了のメッセージが表示されて(写真参照)強制的に切断されて、インターホン親機側は警報動作に移ります。
試験する住戸の火災警報の後の流れで試験する場合、インターホン親機の火災が復旧している必要があります(加熱した感知器が復旧するのを待つ)。住棟受信機の地区音響は停止しておき火災警報状態のまま復旧させずにおいておきます。
各戸で試験する場合住人の方の迷惑に極力ならないように1~2秒ほど住棟受信機の地区音響を鳴らして管理人室との通話の切断と火災表示の確認をします。
試験をしたら、管理人室親機と再度通話状態にし動作が正常だったのかの確認を行います。作動しなかった場合、地区音響を鳴らしてもらいテスターでの確認が必要です。
(施工時の動作確認時に正しく作動するのか・極性が合っているかの確認の目安になりそうです。)

 接続を間違うと次の部屋以降で近隣火災警報が鳴りっぱなしになる場合があります。
次の部屋に送るB端子の配線のところにJL(火災を検知するためのDC24Vが出ている)を接続するなどの誤結線の場合などです。
警報が鳴っている部屋をいくら調べてもおかしく無く、その手前で施行した部屋の誤結線となかなか気付かないこともあるようです。

非常電源での動作時

非常電源での動作時、電源灯が消えています

 AC100V電源が切れた時の動作は、インターホン本体にバッテリーは内蔵されていませんが、インターホン親機のDC+/DC-の端子に接続された非常電源(管理人室や共用部に設置されていてバッテリーが内蔵されています)のDC24Vで動作している場合、動作の制約はありますが火災を監視しています。
火災を受信しても画面は作動しませんので真っ暗なままですが、インターホン親機の音声報知はAC通電時と同じです。
住棟受信機への火災報知は行われます。
ただし、インターホンの管理人室親機への火災警報の通知は行われませんし、管理人室親機などとの通話もできません。
遠隔試験も同じく住棟受信機への報知のみです。
近隣火災警報は作動しません。

インターホン機能は動作しませんので、ドアホンのボタンを押しても呼び出し通話できません。

 アイホンVM・VMK施工時のトラブル対応事例 

施工時に部屋番号設定を間違えていたら ~システムリセット~

施工時に部屋番号を間違えていたなんて言うことが起こることがあります。
住戸用ならAC100V電源を切って、部屋番号を修正している人もいるでしょう。
共同住宅用はAC100Vの電源スイッチを切ってもDC24V電源でも動作しているようで、AC100Vに加えて、DC24Vも落とさないと部屋番号の修正が反映されません。
それよりは単純にリセットボタンを押すだけで行けるようです。再起動に35秒ほどかかります

リセットボタン 中央右寄り

以前の機種で部屋番号を間違えて設定したために特定の部屋の呼び出しができたりできなかったりしたことがありました。
例えば102号室(幹線系統2)なのに101号室と設定してしまい、101号室が幹線系統2に記憶されます。間違いに気づいて102号室に変更します。102号室の呼び出しは問題ありません。本当の101号室は幹線系統1に接続されています。
この時集合玄関機から101号室を呼び出したときに、制御装置の系統1と系統2両方に101号室が記憶されているために、系統1の101を呼び出すこともあれば、系統2の101を呼び出すこともあり、呼び出せたり呼び出せなかったりと言う症状となると聞いたことがあります。

部屋番号が間違っていたら部屋番号修正後、制御装置のシステムリセットをするとこの状況の場合治るようです。

「部屋番号の設定が異常です。設定を確認してください。」 と出たら
部屋番号の設定が異常です。設定を確認してください。


 よくあるのが、部屋番号を設定せずに電源を入れた場合です。
部屋番号は設定してるよ!と言う場合でも、DC電源などを接続してから後で設定した場合も考えられます。どちらも部屋番号未設定の状態となっています。
落ち着いて部屋番号設定を確認した上で、通話釦をめくったところにあるリセットボタンを押してみましょう。

 住宅情報盤のリセットしてもダメなら、制御盤のシステムリセットが必要となります。
すでに他の系統に設定したい部屋番号が登録されてしまっていると考えられます。

 同一系統で部屋番号が重複している場合は異常表示が出ず、管理人室を呼び出しても話し中になる(管理人室は待機状態)など動作がおかしくなるようです。

施工時に「呼び出しできませんでした。・・・再度操作してください(11)」と出たら
管理人室親機(左の写真)、集合玄関機(右の写真)

 本来、「呼び出しできませんでした。・・・・再度操作してください。(11)」
と出ましたら、住戸番号の設定が間違っている可能性・住宅情報盤の電源が入っていない可能性・住宅情報盤の配線に異常がある可能性、などがあるようですが、これらを確認しても異常がない場合も設定間違いなどで部屋番号が誤登録されている可能性があるので、システムリセットを試してみます。

施工が終わったらシステムリセット。

 大事な事なので、何度も書きますが。すべての施工が終わったらシステムリセットが必要です。
説明書にシステムリセットの注意事項が書いてありますのであらかじめ確認しておきます。

施工が終わったら接続後の配線確認。

 接続の確認も必要です。説明書通りにアナログテスターを使用して確認します。

 幹線で系統の再遠端の住戸アダプタとの配線の導通が取れるて、住戸アダプタと住宅情報盤との導通も出ると最低限動作はすると思います。
幹線で2芯中1芯外れていても不思議なことに中途半端に動作することがあるので必ず導通の確認を行います。

 複数住戸での映像系のトラブルの場合、きちんと住戸アダプターが整備されている場合は、幹線の地絡のことがありました。
アースと幹線の片線ずつ地絡確認が必要です。金属スイッチボックス嫌いです。
 特定の住戸での映像系のトラブルの場合(まれに画面が真っ暗になることがあるなど)その住戸の幹線の地絡の可能性がありますので確認が必要です。昔の住宅情報盤用の金属埋め込みボックスに線が嚙んでました。

施工時に非常電源端子が外れたら

非常電源端子が外れたら

 非常電源端子の推奨線径は1.6mmとなっています。
電線を差し込むときにはボタンを押しながら差し込む方が入りやすそうです。色分けのために1ブロックずつ端子を組み合わせているのですが一番端は取れやすくなっているようです。
これを無理に戻そうとすると壊れると思います。
 カバーを外して基盤を取り出し、赤い樹脂の小さな白い押釦を浮かせてヘアピン型の金具を奥まで押し込み、基盤にはんだされている金具の板を赤色側のヘアピンの金具と樹脂の間にひねりながら差込みバネの力を発生させるようにしてDC-の白色の端子台にはめ込みます。
という事をすれば元に戻りそうですが、メーカーに任せましょう。

 端子台やディップスイッチなどでおなじみのメーカーECEのETBM50の仕様書を見てみますと、WireRageは26~14AWGとなっていますので、mm換算すると0.4mm~1.6mmですので1.2mmや最大1.6mmは使用できますが、2.0mmのような太い線は使用できません。
2.0mmなど太い線の場合は1.2mmなどの細いFP線(耐火線)で配線を延長して接続します。

感知器断線警報

 感知器の断線が起こると、インターホン親機から「ピーー ピーー」音が繰り返されて画面に感知器 配線異常と表示されます。(写真左)またドアホンの表示灯が点滅します。VMの場合ドアホンが30秒後に鳴動を始めます。VMKの場合ドアホンは鳴動しません。
また、管理人室でも「〇〇〇号室配線を確認してください」のメッセージが繰り返され「感知器配線異常」の表示が出ます。(写真中央・右)

火災感知器 配線異常報知

 古い機種でドアホンから「ピー 配線を確認してください」のメッセージが流れ続ける機種もあります。
この内容だけだと火災感知器の配線異常なのか、ガス警報器の配線異常なのかは判断つかないと思われます。管理人室でも区別がつかないです。

終端抵抗器

配線異常の検知には終端抵抗器が使われています

写真右の上は、パナソニックのインターホン用の終端抵抗器で3KΩです
右の下はアイホンのインターホン用終端抵抗器で4.7KΩです

左はアイホンのインターホン用ですがニッタンの感知器を使用する場合に使われるCRE1-Aです。

パナソニックの集合住宅の火災報知器用終端抵抗
パナソニックの集合住宅用終端抵抗

 パナソニックの集合住宅用の終端抵抗を部品販売しています。
SHNK1140W7300で終端抵抗が10個入っています
抵抗値は3KΩで1Wです。
保守をされる方は必要かと思います

終端抵抗器は感知器の最後に

 一般的に遠隔試験機能付き感知器の配線は遠隔試験機能付きの中継器(ドアホンに内蔵されている場合もある)よりAC0.9-2Cで一筆書きで行い、終端抵抗は最後の感知器に取り付けるようになります。遠隔試験機能付き中継器からインターホン親機まではAE0.9-4Cが必要です。中継器が誤動作しても火災警報(非火災報)となります。原因がわからない誤報の場合中継器を疑うこともあります。
 遠隔試験機能が無い昔の仕組みの場合は、インターホン親機から直接感知器に接続し、最後の感知器からドアホンまでさらに配線して、ドアホンのF・F端子(リード線)に終端抵抗とともに接続します。導通試験ができるようになります。試験用のスイッチやリードスイッチを操作すると火災警報の試験できます。スイッチが誤動作しても火災警報(非火災報)となります。原因がわからない誤報の場合、本来導通試験用であるはずのリードスイッチの誤作動を疑うこともあります。
終端抵抗が屋外に面したドアホンに取り付けるため環境が悪いと、抵抗器の腐食により抵抗値が変化して断線警報が起こることもあります。


一般的な火災報知設備だと発信機・表示灯・ベルが収納された総合盤もしくは受信機から感知器へAE4芯の配線がスタートして、各感知器を渡ってまた総合盤へ帰ってきて終端抵抗を取り付ける事が一般的かと思います。インターホンは少し工法が違うようです。
 詳しくは使用する機器の施工説明書を確認ください。

古い機種のインターホンの場合の配線障害(VH・VG)

 比較的新しいものだと、ガスまたは火災の表示灯が点灯して「ピー 配線を確認してください」のメッセージが流れるものがあります。(VH-3KVTなど)
 古い機種のインターホンの場合、配線の障害として「障害」ランプが点灯表示されますが、火災報知器の配線異常なのかガス警報器の配線異常なのかどちらか判断がつかないものもあります。(VG-4KTなど)
アナログテスターで火災報知器の感知器回路の抵抗を測ったり、インターホン内部のガス接続端子でガス警報器からの電圧が来ているかを測定したり、現在復旧中であればガス警報器を少し揺すったり僅かに回転させてみてどちらの異常か切り分ける必要があります。


感知器断線警報や誤発報の修理

 断線警報や誤報の修理に伺うこともあります。
2人以上で伺います。
基本的にアナログテスターの抵抗レンジを用いて行います。一般的なデジタルテスターでは細かい変化がわかりにくいです。
 アナログテスターにワニ口クリップを取り付けて、受信機から取り外した配線を接続します。
手で押さえていると針の変化があった場合に手の押さえが悪かったのか、実際に現地で何かが起きたのか判断がつかなくなります。

火災報知器 誤動作調査時のテスター例
火災報知器 誤動作調査時のテスター例 その2

正常な状態であれば4.7KΩを指します。

私の場合インターホン以外でもこの方法で行います。終端抵抗が10KΩであれば正常な場合10KΩを指します。
ニッタンの場合、アナログテスターを使っての誤動作調査中のみ、CREを一時的に取り外して10KΩの抵抗に取り換えるなどの工夫をするのも良いかもしれません。

 インターホン親機のSL・SCから配線を抜きアナログテスターと繋ぎます。この時インターホン親機からは断線警報が発されますので、別に用意した終端抵抗を接続するか電源を落とします。
 アナログテスターで抵抗値を測定します。アイホンのインターホンでニッタン以外は4.7KΩの抵抗値なら今は正常です。それ以外の抵抗値の場合、終端抵抗自体が湿気などで腐食していて抵抗値が高くなっていた事がありました。
 現在は正常や原因がよくわからない場合は、2人必要ですが、アナログテスターを見る人と感知器ベースの配線の接触不良がないか、接続部分の配線を確認する人とでテスターの針の変化がないか確認しながら調査します。
施工時は正常でも配線がしっかりと感知器ベースに接続されていないと数年後に異常が出ることもあります。引っ張ると簡単に抜けることもあります。
リード線を圧着する場合で、細いヨリ線とAE線をCEで圧着しており一見大丈夫そうに見えていた場合で、ヨリ線を引っ張ると抜ける場合もありました。CEを差し込むときにヨリ線が穴に入らず取り残されたままAE線が1本のみ圧着されていたようです。

これでもわからなければ、配線自体に不良がないか感知器間の配線を調べていきます。

 感知器ベース自体の腐食で異常が出たケースもありました。

 誤報の場合で、両端の感知器を外して配線だけにしたにもかかわらず、誘導電圧が測定されたレアなケースもありました。この時は苦労して配線を引き換えました。
 誤報の場合で配線をボードを止めるネジで地絡している場合もありました。
 誤報の場合で感知器自体が俊敏に反応する場合もありました。
 誤報の場合で遠隔試験機を接続する中継機が結果悪かった事があります。中継機を交換したら誤報が無くなったパターンです。
遠隔試験機能が3線式の場合はとりあえず中継機の配線をスルーで様子見して、2線式の中継機へ交換とその住戸の全ての感知器を2線式へ交換する必要があります

 インターホン親機自身の不良は直接終端抵抗を接続して単独で確認するくらいかなと思います。
 インターホン親機の基盤のハンダ部分にG様が蠢いていたこともありました。😰

 ドアホン内での断線

 屋外に面しているドアホン内は湿気や幹線道路沿いだと車の排気ガスなどで腐食が起きやすくなる傾向があります。
ドアホン自体の基盤が腐食する場合もあるようですし、配線が断線したりショートすることもあります。

 配線の緑青(ろくしょう)

感知器線の緑青

 まれに感知器の断線警報が出るという事で伺いました。伺ったときは正常状態です。
ドアホンを開けると案の定、感知器の配線に緑青が吹いています。緑青は銅のさびです。
配線を剥(む)くときにカッターナイフを使用してボックス内ギリギリの所で電線の外皮の外周にくるりと回して剥くと手早く作業できて綺麗に見え収まりが良いのですが、中の単線の赤や白などの被覆に切れ込みが入る事があります。このわずかな切れ込みから長年にかけて結露や湿気の水分や酸素などにより酸化が進み緑青が発生し銅線を蝕み断線となるようです。
 写真の配線は赤色の線を引っ張ると何の抵抗も無く根元でぽろっと取れました。この状態で良く動いていたものです。
 感知器回路には直流の電圧を印加して火災や断線を検知していますが、プラス側の方が断線が早い様な気がしています。調べてみるとプラス側の銅線が陽極酸化されることによりマイナス側より早く腐食するという事が書いてある記事がありましたので、今後この様な事象に遭遇したら断線した配線の極性も確認してみたいものです。


感知器線の断線2

違う物件ですがこちらは感知器線とSL SC ST STCの配線も腐食しています。引っ張ると青と茶色の線はぽろっと取れました。
配線の中まで黒く酸化して黒色皮膜ができていますのでカッターナイフなどでエナメル線の表皮を削るように黒ずんだ部分をはがしていき銅のキラキラした部分を出します。
新しい配線とはんだ付けで確実に接続し、自己融着テープで防水処置しビニールテープで保護します。
配線を修復すると動作は正常に戻りました。

今回は断線警報だけでしたが他の物件で、この状態で雨水が入り込み火災警報が出た事例もあります。
また外壁の高圧洗浄で水がドアホンボックスに入り込み、同様に配線にあるカッターの切れ目に水が入り込み火災が作動し呼ばれた事例もあります。


 終端抵抗の腐食(パナソニック)

パナソニック用 終端抵抗 3KΩ 1W

こちらはパナソニックのマンションインターホン用の終端抵抗で、写真の物はロゴマークからして帝国通信工業の酸化金属皮膜固定抵抗器 RSM1FB と思われます。
抵抗値を測定すると3KΩで定格電力は1Wです。

終端抵抗の腐食

こちらは感知器への配線が4芯でされており、感知器を渡り終わった配線がドアホンへ戻されて、終端抵抗はドアホン内に設置されていました。
断線警報が出ているとのことでして調べますと、ドアホン内の配線の腐食はありませんでしたが、抵抗器が腐食していました。
本来3KΩのはずが、測定すると4.2kΩを指しています。(抵抗器のリード線部分で測定しても同じ値でした)

3KΩの新品の抵抗器を配線にはんだ付けして交換しました。
交換すると断線警報は復旧しました。

 終端抵抗の腐食(アイホン)

 ドアホンではなく住戸内の天井に取り付けてある感知器内に終端抵抗が取り付けてある場合でも、結露などで終端抵抗が腐食したのだろうと思われますが、高い抵抗値を示し断線警報が発生したこともありました。

終端抵抗の腐食 本来は4.7KΩ

 アイホンのマンションインターホン用の終端抵抗で、写真の物は雰囲気からして探してみるとKOA(興亜電工)の特殊電力型被膜固定抵抗器 SPR1 ではないでしょうか。
写真左は正常な終端抵抗の測定値で約4.7KΩです
写真中央は腐食した抵抗器で、8.9KΩと高い抵抗値を示しています。取り外した時にリード線に負荷がかかりより高い数値に変化した可能性もありますが、劣化によりこのような値になることがあるようです。
写真右は腐食した抵抗器です

【おまけ】 ニッタンのCREを測定してみる

ニッタンのCREとは

 ニッタンのCREは突入電流対策用の20Ωの抵抗と4.7μFのコンデンサーを直列に接続したものが入っているそうです。(マンションインターホンの終端用は並列に接続)
ニッタンでは、コンデンサの放電現象を利用し設定時間ごとに感知器回線に印加しているDC24Vを一瞬遮断(断線検出パルスを送信)することで、感知器回線の電圧の変化で終端にあるコンデンサの有無を検出することにより断線を判断しているようです。
 使用されている電解コンデンサはバイポーラ(BP、無極性)ではないかと思いますが、いつか開けてみようかと思います。

ニッタンのCREを測定する

 ニッタンの火災報知器用の黒いCREをLCRテスターで測定してみます。(マンションインターホンの終端用ではありません)

ニッタン CREを測定してみる

測定値はLCR計を100Khzモードにすると
抵抗値は20.94Ω
静電容量は5.61μFを指しました。

何らかの目安になればな思います
CREの良否や現場でのCRE探しにLCR計の活用できないものでしょうか?

ニッタンのCREを探す

単純に正常なCREを探すときには、アナログテスターの抵抗レンジ(KΩなど高抵抗測定レンジ)に合わせて配線に当てます。CREが接続されていると、コンデンサーに充電されるまでの一瞬針が振れて戻ります。続けるには、テスターの赤黒のテスト棒を配線に当てるのを入れ替えて当てると、また針が振れます。

CREの内蔵コンデンサが壊れていると測定できない(探せれない)かもしれません。

CREを複数取り付ける?

 同一回線にCREを2個付けても動作すると聞いたことがあります。感知器回線工事の際に一時的に受信機に入れておけば断線を出さないように工事できそうです。
注意!外し忘れないように注意が必要です!

ニッタン終端器 CRE仕様書・回路図リンク

さいごに 

インターホン親機の火災警報時の動作が、どのようになるのかまとめてみました。
いざというときに正しく作動するように整備したいものです。
ご覧いただきありがとうございます。

2023/01/29/170000

よかったらほかのブログも見てください

sasukedog.hatenablog.jp

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【備忘録】P型 差動式・定温式(移報出力付き S端子・P端子・3線式)感知器(リーク孔)を見てみる。DSC-2 DSC-2K 2SC1-L 2SA-PH BV42208 カジノンBV1290

2024年5月26日 松下電工BV42208・BV42208K 追記

はじめに

 インターホン工事の業務に携わっていますとどうしても火災報知器のかかわりが出て来ます。
最近の建物では見ることは少なくなりましたが、古い建物の更新をしていると建物自体はP1型受信機で守られていたとしても、S端子などの外部出力付きの感知器を使用して各住居内に中継器を設け、住戸内全てのどの感知器が感知してもインターホンに知らせる場合や、台所の感知器だけインターホンに移報させているマンションに遭遇することもあります。
 外部出力信号を接点出力に変える装置や接続の方法も各社様々で同じ会社でも違う接続方法が有ったりと、いまだによくわかりませんので、この備忘録を書きながら解明していきたいと思います。
 感知器自身の外部出力の前に、火災を感知した時に感知器で点灯する確認灯(無いものもありますが)、これがなぜ点灯するのかまずはここからスタートしたいと思います。

おねがい

 ブログのこの記事は私が興味を持ったこと疑問に思ったことを自身の備忘録として書いているものです。正確な情報を書くことを心がけていますが、経験が浅いこともあり勘違いして間違った事を書いている場合がありますのであらかじめご注意願います。
 このブログを参考にしたら機器が壊れたや、動かないけどどうしたらよいなどの苦情や質問などをいただきましても対応できませんのでご了承ください。

 実際に設置されている機器を触るには資格が必要となりますのでご注意ください。

感知器の仕組みを見てみよう

確認灯の動作

差動式感知器(メカ式)の内部回路

 感知器の確認灯って根拠もなく点灯して当たり前だと思っていました。
でもLとCの間をテスターで測定すると約24Vが出てて、ショートすると受信機が火災を報知します。考えてみるとショートして0Vになるはずなのに、なんで確認灯が点灯するのかという事です。この時は確認灯がダイヤフラムの接点と並列になっていると勘違いしていました。(上記図面の左側です)

 カタログなどを見てみても、どうして確認灯が点灯するのかはよくわかりませんでしたので、実際の物を分解してみました。
ホーチキのDSC-2のベースのカバーがすぐに外れたのでこれで確認してみました。

ホーチキYBD-RL/1の基盤

回路を確認して行くと、確認灯とダイヤフラムの接点とは直列に接続されていました、また、確認灯と並列に抵抗が入っています。
この並列に入れられている抵抗は、受信機内部回路を動作させるのに必要な電流を流すためのものではないかと勝手に思っています。ブリーダ抵抗やダミー抵抗とは違うと思いますがそのようなイメージの物かなと。LED点灯の通過電流だけではリレーなどの内部回路を作動させるのには足りないのでしょう。過去に駐車場に取り付けてあるYBR-RL/2の基盤のLED回路部分が腐食して確認灯の不点灯だけど、単独の抵抗の方だけで動作しているものがありました。
また、LとCの間の電圧を確保する役割もあるのかな?考えすぎかな?(上記図面の右側になります)

差動式感知器を分解してみる(ニッタン 2SC1-L)

ニッタン 2SC1-Lを分解してみる
ニッタン2SC1-Lを分解してみる その1

ニッタンの差動式スポット型感知器2種を分解してみます。
(表面をぶつけられて、凹んでおり廃棄するものです)
写真右は感知器裏面の様子です。

ニッタン2SC1-Lを分解してみる その2


写真左は空気室を取り外した状態です。ダイヤフラムと接点と基盤の様子がわかります。
写真右は接点の状態です。ダイヤフラムが膨張したら接点がくっつくようにベース側のネジの高さで調整されていいます。

ニッタン2SC1-Lの基盤を見てみる

ニッタン2SC1-Lを分解してみる その3

小さな基盤があり、ここに抵抗2個と確認灯が付いています。
基本構成は、ホーチキの回路と抵抗値は違うものの同じです。

基盤を固定しているネジはCと接続されてる金具との導通と固定も兼ねています。基盤の裏側の緑色の面の丸穴はLの端子とダイヤフラムが押す接点を経由して接続されています。

ニッタン 2SC1-Lのダイヤフラムを膨らませてみる
ニッタン2SC1-Lを分解してみる その4

 写真の左は冷えた状態で写真の右は加熱した状態ですが、わかりにくいですね
蛇腹の部分から外れたところにある白い部分がリーク孔です。
リーク孔は空気室内と外気との間に一定の抵抗をもった流通孔となっていて、ゆっくりとした温度上昇による熱膨張の場合には作動しないように空気を逃がします。

ニッタン2SC1-Lを分解してみる その5

今度は立てらかせてみました。
左は冷えた状態、右は加熱した状態です。少し膨らんでいるのがわかりますでしょうか。この膨らみの中心部で接点を押します。

ニッタン 2SC-1Lのリーク孔を分解してみる
ニッタン2SC1-Lを分解してみる その6

孔にはめ込んである耳栓のようなシリコンゴムを引っ張り抜きます。中央に穴が開いており、この穴に細いプラスチックの棒が差し込んであります。これだと空気弁のような感じに思えます。

ホーチキ DSB-2(本体)を見てみる YBD-RL/1(ベース) との組み合わせ(廃番品)

ホーチキ DSB-2 と YBD-RL/1

ホーチキのDSB-2です。なんだかプリンのように見えますね。
確認灯はベースについています。
差動式スポット型感知器 2種 DSB-2 感第60~24~2号 24V 55mA 製造年1988年

ホーチキ DSC-2(本体:現行品)を見てみる YBD-RL/1(ベース:廃盤品) との組み合わせ

ホーチキ DSC-2 と YBD-RL/1

差動式スポット型感知器 2種 DSC-2 感第1~47~4号 24V 55mA 製造年1995年
感知部分の形が変わりましたね。ベースはDSB-2と同じで確認灯は円形に飛び出しています

DSC-2 中身

空気室はしっかりとボンドで止められています
ダイヤフラムとリーク孔と接点が確認できます
確認灯はベース側についていますので、ヘッドには基盤がありません。

ホーチキ DSC-2(本体:現行品)を見てみる YBR-RL/1(ベース:現行品) との組み合わせ DSC-2RL-A

ホーチキ DSC-2(本体)を見てみる YBR-RL/1(ベース) との組み合わせ


差動式スポット型感知器 2種 DSC-2 感第1~47~4号 24V 55mA 製造年’04 F

ベースの確認灯部分が以前の物に比べてスリムになっています。

ニッタン 2SC1-L(本体)を見てみる B2-C(ベース)との組み合わせ

ニッタン 2SC1-L と B2-C


差動式スポット型感知器 2種 2SC1-L 感第7~110号 DC30V 50mA 2020年製 LOT.203A

確認灯は感知器本体についています

松下電工パナソニック) BV42208(本体:廃盤品)を見てみる

松下電工 BV42208

ナショナル 感知器 差動式スポット型 
BV42208 2種

接点容量 DC30V 70mA
型式番号 感第49~27~1号
製造年 昭和60年
松下電工株式会社

とラベルに書いてあります。
1976年4月~1988年1月

BV42208 の中身

空気室は空気室に溶接されたボルトをナットで固定しています。
ナットを外すと空気室と本体が分離できます。

本体側には接点があり接点のダイヤフラム接触部分にはプラスチックのピンが固定されています。
空気室にはダイヤフラム・M3のスタットボルト、左下にはリーク孔が見て取れます。

組み合わせていたベースは手元にありませんがこの当時でしたらBV4900が適合するだったのかなと想像します。
1976年4月~1987年4月

この感知器最近手に入れまして、私が社会人になった30程前から松下電工の差動式感知器と言えばすでにBV42208Kと「K」が付いていましたので、その前身の姿が見れたのはうれしいものです。

松下電工パナソニック) BV42208(本体:廃盤品)とBV42208K(本体:現行品)見てみる

松下電工 左:BV42208K 右:BV42208 

パナソニックの BV42208K(現行品)とBV42208(廃番品)を見比べてみます。
ぱっと見た目は同じように見えますが、細かいところは若干違うようです。
外形寸法やベースとの接触金具位置は同じ様です。
空気室の固定はBV42208はねじ止めですが、BV42208Kは表からプラスチックのリングをボンド止めして固定しています。

松下電工パナソニック) BV42208Y ラクダ色(本体:廃盤品)を見てみる BV4800Y ラクダ色(ベース:廃盤品)との組み合わせ

松下電工 BV42208Y らくだ色

National 差動式スポット型感知器
BV42208Y ラクダ 2種

接点容量 DC30V 70mA
型式番号 感第49~27~1号
製造年 1995年
896 松下電工株式会社

接続可能受信機
受第5~3号
受第61~2号
上記以外の場合は弊社に御確認ください

とラベルに書いてあります。
1978年7月~2005年1月

ベースはBV4800Yでこちらもラクダ色です。
ベースはBV42208Yの後継機BV42921YやBV429211Yにも使用されていたようです。
1987年3月~2016年3月

このBV4800Yの前身になるのはBV4900Y 確認灯付き感知器ベース(ラクダ)ではないかと思います。
1978年7月~1987年5月

松下電工 BV42208(本体:廃盤品)とBV42208Y(本体:廃盤品)見てみる

パナソニックの BV42208(廃番品)とBV42208Y(廃番品)を見比べてみます。
色が標準色とラクダ色の違いだけのようです。

松下電工 左:BV42208(廃番品) 右:BV42208Y(廃番品)

松下電工パナソニック) BV42208K(本体:現行品)を見てみる BV4800(ベース:廃盤品)との組み合わせ

松下電工 BV42208K と BV4800
松下電工 BV42208K と BV4800

差動式スポット型感知器 2種 BV42208K 感第60~21号 DC30V 0.1A 製造年1989年
確認灯はベースについています。裏からは透明なアクリルカバーが取り付けてあり基盤が見えます。

ラベルには
National 差動式スポット型感知器
BV42208K 2種
接点容量 DC30V 0.1A
型式番号 感第 60~21号
製造年 1989年
5718 松下電工株式会社

接続可能受信機
受第60~40~2号
受第61~2号
上記以外の場合は弊社に御確認ください

と書いてあります。
1985年11~現在
 
ベースはBV4800(廃番品)で配線の接続はねじ止め式となっています。
感知時に点灯するLED式の確認灯があります。
MADE IN JAPANの文字が刻字されています
1987年3月~1993年6月

BV4800の基盤

確認灯をはんだごてで温めて取り外します。基盤にはLEDと抵抗が2個取り付けてあります。

松下電工パナソニック) BV42208K(本体:現行品)を見てみる BV4810(ベース:現行品)との組み合わせ

松下電工 BV42208K と BV4810 

差動式スポット型感知器 2種 BV42208K 感第60~21号 DC30V 0.1A 製造年月日 990120

ベースはBV4810(現行品)です。2線式で配線はねじ止め式となります。
確認灯はありません。
1989年3月~現在

松下電工パナソニック) BV42208K(本体:現行品)を見てみる BVK4000(ベース:廃盤品)との組み合わせ

松下電工 BV42208K と BVK4000

ラベルには
National 差動式スポット型感知器
BV42208K 2種
接点容量 DC30V 0.1A
型式番号 感第 60~21号
製造年月日 990219
5718 松下電工株式会社

接続可能受信機
受第5~3号
受第61~2号
上記以外の場合は弊社に御確認ください

と書いてあります。
1985年11~現在

ベースはBVK4000(廃番品)です。
2線式で配線の接続は差込式となっています。
感知時に点灯するLED式の確認灯があります。
MADE IN JAPANの文字が刻字されています
感知器ベース用の送り配線用コネクタBVK8050相当品が付属していたようです(2012年7月~現在)

BVK4000 1992年7月~2012年12月

松下電工パナソニック) BV42208K(本体:現行品)を見てみる BVK4010(ベース:現行品)との組み合わせ

Panasonic BV42208K と BVK4010


ラベルには
Panasonic 差動式スポット型感知器
品番 BV42208K 2種
接点容量 DC30V 0.1A
型式番号 感第 60~21号
製造年月日 150611
5718 パナソニック株式会社

接続可能受信機
受第15~10号
上記以外の場合は弊社に御確認ください

と書いてあります。
1985年11~現在

ベースはBVK4010(現行品)です。
2線式で配線の接続は差込式となっています。
感知時に点灯するLED式の確認灯があります。
MADE IN JAPANの文字が刻字されています
感知器ベース用の送り配線用コネクタBVK8050は別売りです(2012年7月~現在)

BVK4010 1992年7月~現在

松下電工パナソニック) BV42208K(本体:現行品)を分解してみる

パナソニック BV42208K を分解してみる

廃棄するパナソニックBV42208Kを分解してみます。
表面の空気室のふちにリング状のプラスチックがボンドで止めてありますので、手をケガしないように小さなマイナスドライバーを差し込んで外していきます。
全周外れますと空気室を外すことができます。(写真左)
接点部分は板バネ状の金属板の先にクロスバー接点を有しており確実な導通を得られるようです(写真中央)
所で、空気室の裏がずいぶんすっきりとしています。
見慣れた先ほど紹介した「K」が付いていないBV42208にはあったリーク孔が見当たらないのです。(写真右)

BV42208Kのリーク孔が無い!?

 まさか、リーク孔無くても安定動作する差動式感知器が開発された?でも空気室はある。

そうだ、お湯につけてみよう!
処分するすでに分解した感知器を湯攻めしてみることとしました。
本来の火あぶりして熱する代わりに湯煎して温めてみます。

用意するのはお湯を張ったボールとBV42208Kの空気室です。

これをお湯につけてみますと

BV42208Kの空気室をお湯につけてみる

プシューーーーーとすごい勢いで空気が噴出してきます!
圧力なべの栓を外したようなイメージです。

さて、どこから空気が出ているのか探してみますと空気室の中央に針穴よりまだ小さな穴が開いています。

BV42208Kのリーク孔

ダイヤフラムの中央部の平らな部分。右の写真で言うと接点でど真ん中がすこし窪んでいますがその少し上!黒い点が写真でわかりますでしょうか??ここに穴があります。穴の大きさは小さすぎてノギスでは測れませんでした。

BV42208Kにリーク孔はあります!

能美防災 FDP219(本体)を見てみる FZB013-2(ベース)との組み合わせ(廃番品)

能美防災 FDP219 と FZB013-2

差動式スポット型感知器 2種 FDP219 感第3~44号 30V 75mA 1994年製
確認灯が感知器本体についています。

能美防災 FDP-219 を開けてみる

空気室を取り外してみました。
取り付けた後ロックピンをボンドで止めているので簡単には取れません。

小さな基盤が取り付けられています。
スイッチの部分は板バネ状になっています

能美防災 FDP-219 を開けてみる 2

リーク孔は耳栓のような形状で中央に透明な丸棒が差し込んであります。
基盤には双方向のLEDと抵抗が2本あります

(リーク孔の部品と基盤は他のFDK219から外したものと合わせて撮影しました)

能美防災 FDL918-65(廃番品) を見てみる

能美防災 FDL918-65

定温式スポット型感知器 特種 FDL918-65 公称差動温度 65℃ 非防水型 感第 5~36 号 30V 75mA 1994年製
ネジで止められているフタを開けると回路が見えて来ます。

感知器の回路を見て動かしてみる

各感知器の確認灯の回路を見てみます

 ホーチキのYBD-RL/1は220Ω+確認灯と並列に160Ωの抵抗
 ニッタンの2SC1-Lは220Ω+確認灯と並列に150Ωの抵抗
 パナソニックBV4800は120Ω+確認灯と並列に180Ωの抵抗
 能美防災のFDL918-65は30Ω+確認灯と並列に150Ωの抵抗

となっています。

簡易図にしてみると

このようになります。

松下電工(カジノン火災報知設備)のP型2級受信機 BV1290で感知器を動かしてみる

松下電工BV1290を見てみる

 松下電工のP型2級 1回線 確認灯感知器回路付 品番 BV1290を使用して感知器を動かしてみたいと思います。
断線監視機能はありませんので終端抵抗は接続しません。

松下電工 カジノン BV1290

内部回路を見てみると感知器が作動するとリレーが働き火災を報知するようです。リレーと感知器が一つの回路を形成しています。
受信機と感知器がそれぞれ単体で火災をお知らせするわけではなく、受信機と一体になってチームで連携プレーをします。
U+端子からリレーの動作電源が供給されリレーのマイナス側がL+端子から、感知器を経由してC-(マイナス)へ接続されています。L+とC-に接続された感知器が火災を検知してショートするとリレーが働きます。

BV1290の内部回路を見てみる
BV1290の感知器接続部分の回路

ふたの裏に回路図がありましたので、書き出してみました。測定電圧は感知器が復旧した状態の時です。
火災受信機の基本となる回路と思われます。

感知器を接続して測定してみる

松下電工BVK4000を接続して測定してみる

松下電工のBVK4000を接続してみます。
U+とC-の間の電圧は29.0Vです。電圧はAC100Vの入力電圧の変化に連動して変わるようです。
感知器を検知状態にすると(端子をジャンパーします)L+とC-の間の電圧は4.0Vでした。この時U+とL+の間の電圧は23.9Vです。
この4.0Vの電圧で確認灯が点灯していることになります。
この時の電流値は38mAでした。
計算が合いませんが、電圧値が変化しているためかなと思います。

松下電工 BVK4000を測定

ちなみに感知器を接続せずにL+とC-の間の電流を測定すると48mAでした。

ホーチキYBD-RL/1を接続して測定してみる。

メーカーは違いますがホーチキのYBD-RL/1を接続してみます。
U+とCの電圧は測定時はDC28.7Vです。電源は安定化されていないのでAC100Vの電圧変化で多少変化します。
感知器を検知状態にすると(端子をジャンパーします)L+とC-の間の電圧は4.1Vでした。この時U+とL+の間の電圧は23.9Vです。
この4.1Vの電圧で確認灯が点灯していることになります。
この時の電流値は37mAでした。

ホーチキ YBD-RL/1を測定
受信機と感知器を接続して測定

図にまとめてみました。

S端子・P端子付き感知器を見てみる

ホーチキ DSC-2K(本体)を見てみる YBD-RL/2(ベース)(廃番品)との組み合わせ

ホーチキ DSC-2K と YBD-RL/2

差動式スポット型感知器 2種 DSC-2K 感第1~47~2号 24V 100mA (S端子 24V 65mA) 製造年1995年

感知器内には回路が無いのかDSC-2と同じく2端子です。
100mA-65mA=55mAとなるので感知器自体はDSC-2と同じなのかなと思っています。
ただ、開けれていないので、接点の状態は同じなのか違うのか確認は出来ていません
ラベルは金色です。

ベースはYBD-RL/1にS端子が追加されています。
ベースのラベルには、
YBD-RL/2 L:信号線(+) C:共通線(-) S:S端子(24V 65mA)
と、明記されています。

YBD-RL/2の基盤
YBD-RL/2 の基盤

基盤にはダイオード2つと抵抗2本とLEDが1個載っています。

ホーチキ DSC-2K(本体)を見てみる YBR-RL/2(ベース)との組み合わせ

ホーチキ DSC-2K と YBR-RL/2

差動式スポット型感知器 2種 DSC-2K 感第1~47~2号 24V 100mA (S端子 24V 60mA) 製造年 ’20 R

感知器内には回路が無いのかDSC-2と同じく2端子です。
1995年製のDSC-2KとS端子の電流値が異なっています。
ラベルは金色です。

ベースはYBD-RL/2のネジ端子から、速結差込型端子に変わっています。
ベースのラベルには、
YBR-RL/2 L:信号線(+) C:共通線(-) S:S端子(24V 60mA)
と、明記されています。

実際の結線は有限会社ふじみ防災防犯様のブログに詳しく書かれています

通常のベースYBD-RL/1を測定してみる

 上でも試験しましたが、YBD-RL/1を再度測定してみます
待機時はLとCの間は27.9Vで電流は流れていません
火災検知状態になるとLとCの間は4.0Vで電流は36.6mA流れます

YBD-RL/1を測定してみる
S端子付きのベースYBD-RL/2を測定してみる

 YBD-RL/2を測定してみます。YBD-RL/1との違いはS端子がある以外にも抵抗値が異なります。

待機時はLとCの間は28.0Vで電流は流れていません
火災検知状態になるとLとCの間は8.7Vで電流は22.3mA流れます
LとSの間には8.3Vの電圧が発生します
U+とLの間は18.5Vです

YBD-RL/2を測定してみる
ホーチキ YBD-RL/1とYBD-RL/2の比較

YBR-RL/1とYBD-RL/2を比較まとめてみました。

YBR-RL/2のS端子の動き

ダイヤフラムがスイッチを押すと受信機と確認灯の回路の電気を流すのと同時に、S端子に接続された回路をマイナスとくっつけるようにもなっています。電気の逆流を防止するダイオードで、電気の流れる向きを決められています。
通常であればS端子に接続する、別電源で動く機器のマイナスを入り切りして動かす動作になると思います。
一般的によくある動作です。

ですが、
ホーチキのS端子付きベースはよく考えられたもので、火災表示灯が別電源なしで接続できるようになっています。
確認灯を点灯させる電圧で、他の物を動かせるように工夫されているように見えます。そのために、確認灯だけが動くYBR-RL/1と違いYBR-RL/2は確認灯に印加する電圧が高くなるように、受信機のリレーとの分圧する電圧をYBR-RL/2の抵抗器の値を調整することによってL端子とS端子の間に発生する電圧を調整したものと思われます。

ただし出力されるのは、感知器のダイヤフラムがスイッチを押している間となります。

S端子に直接連動機器は接続しない

 S端子にはホーチキの専用中継器を接続します。
faq.hochiki.co.jp
 室外表示灯付き中継器の「CPP-H」は感知器のL端子とS端子に接続します。別途DC24Vは必要ないです。
 中継器の「CPK-3」も感知器のL端子とS端子に接続します。別途DC24Vは必要ないです。

 中継器の「CPS-1」は受信機のI+を受信機の火災代表A接点を経由してCPS-1の+端子に接続されます。CPS-1のS端子を感知器ベースのS端子に接続し、火災感知時にはC端子経由でーに電気が流れていくようです。
感知器の線とは別にDC24Vの配線が必要です。

 S端子へは直接連動機器は接続してはいけませんが、マイナス制御のアイホンのVM(回路電圧DC12V)などは動くのではないかと思います。
パトモは回路電圧が低く(DC3V程度?)うまく作動しないと思われます。未確認です。

YBR-RL/2にホーチキ火災表示灯CPP-H(移報出力付き)を接続して測定してみる

CPP-H 中継器
定格電圧:DC10V 電流:11mA
移報定格:DC30V 0.1A

CPP-Hの中身

火災検知状態になるとLとCの間は7.5Vで電流は25.2mA流れます
LとSの間には7.0Vの電圧で6.2mAの電流です
X+とX-はオープンコレクター出力がされます。
オープンコレクター出力ですので、接続を誤ると接続した機器が動作しっぱなしになったり、お互いの機器を壊す原因になります。

YBD-RL/2にCPP-Hを接続してみる
【実験】CPP-Hにパトモを接続してみる
パトモをCPP-Hに接続する

 実験でCPP-HのX+、X-にパトモアルファのS1、S1Eをつなげてみました。
本来住宅用火災警報器を接続するための設定です。
CPP-Hの出力はオープンコレクター出力のため極性がありますので間違えると正常に動作しませんし、警報が鳴りっぱなしになると思われます。
警報時は「プルル プルル プルル 火災警報器が作動しました確認ください」と鳴ります。ドアホンでもお知らせします。
管理人室親機には汎用1の表示しか出ないと思われます。
パトモの回路電圧が安定せずうまく測れません。3V程度ではないのかと思われます。
 
古い物件ではCPP-Hに台所の感知器のS端子が接続されていてインターホンのSL・SCに接続されている場面に遭遇することもあります。

YBR-RL/2にホーチキ CPK-3を接続してみる

CPK-3 中継器
定格電圧:DC6V 電流:17mA
移報定格:DC30V 1A


火災検知状態になるとLとCの間は6.5Vで電流は28.7mA流れます
LとSの間には5.8Vの電圧で12.4mAの電流です

ホーチキ CPK-3を接続してみる
ホーチキ CPP-HとCPK-3の測定

CPK-3はリレー接点出力ですので接続する機器の極性を考える必要はなさそうです。
接点出力だけが必要なら、CPP-HよりCPK-3の方が良さそうです。

YBR-RL/2にニッタン LB2を接続してみる

LB2 中継器
定格電圧:DC24V 電流:22mA

ダメもとで他と同じようにL端子とS端子に接続してみましたが作動しません。定格がDC24Vですのでだめです。

LB+(赤)をU+端子に、LB-(白)をS端子に接続してみましたら動作しました。メーカーが違うので保証外です。
別途受信機のI+などからDC24Vの電源線が必要です。

火災検知状態になるとLとCの間は8.6Vで電流は22.0mA流れます
U+とSの間には26.3Vの電圧で25.6mAの電流です

ホーチキYBD-RL/2とニッタンLB2を組み合わせてみる

ニッタン 2SA-PH(本体)(廃番品)を見てみる

 動作不良で、接続すると検知状態となってしまう故障している感知器を見てみます

ニッタン 2SA-PH その1

デジタルテスターだと異常はわからなかったのですが、アナログテスターでLとCの端子の導通を×1Kレンジで測定すると、徐々に針が振れてゆき0Ωに近くなりました。現在は蓋を開けてサイリスタを触ったことでかわかりませんがそこまで振れなくなりました。

2SA-PHを開けてみる
ニッタン 2SA-PH

 六角ナットを2個外すと空気室が外れます。
開けてびっくり!そっと閉めようと思ったくらいです。
なんと、基盤にいくつもの電子部品が付いていました。
ホーチキの基盤を見ていたので、同じような物を想像していました。

2SA-PHのリーク孔を分解してみる

2SC-1Lのリーク孔と異なり空気室にバーリング加工で穴をあけて、ねじを切ってプラスチックパッキンを付けたリーク孔が取り付けられています

2SA-PHのリーク孔

リーク孔の穴に更にすり割り(マイナス字)付きの止めねじ(イモネジ)に小さな穴をあけたものがねじ込まれています。

止めねじを外すと穴の中に何か詰まっています。ゴミかなと思いましたが、ポリエステル?のような白い繊維が出て来ました。30年近く狭いところに押し込まれていたにも関わらずピンと伸びます。この繊維が空気圧の調整をしていたようです。

2SA-PHの基盤を見てみる
2SA-PHの基盤を見てみる

感知器自体の詳細はインターネット上などで調べても分からなかったのですが、サイリスタが入っているので、現行品と同じく保持機能付きの感知器で、LとCは無極性ではないかなと思います。ただし、P端子を使用する場合はP端子とマイナス極の端子(通常はCを接続する)の間に火災感知時に導通が出るようです。

2SA-PH 誤動作原因探る

受信機を接続してしばらく経つと、サイリスタのゲート端子の電圧が徐々に上がっていき警報が出ます(上の写真左)。P端子にオプションのリレーを接続すると即警報が出ます。
 故障原因を調べてみました。タンタルコンデンサを外して容量を見てみましたが約22μFで、おかしくはありませんでした(上の写真中)。
 警報時の通過電流を測ってもいると約33mAです(上の写真右)

サイリスタコンデンサのはんだを溶かし直しまして、サイリスタの足の根元のAとGの間にゴミでもあるのかと先の細いものでゴリゴリしましたら、警報は出なくなりました。原因はよくわかりませんが、またおかしくなる可能性はあります。

2SC-PHの誤動作原因探る2

おかしい状態の時に平常時の電流値が0.6mAです。(写真左)
色々いじった後の平常時の電流値は0.000~0.003mAでした。(写真中)やはり最初は何かおかしかったと思います。
警報時の電流値は約32mAです。(写真右)

2SA-PH 麦球

おそらく最近の感知器の確認灯はLEDが主流と思いますが、このベースは麦球が使用されており、味があっていいなと思います。

受信機と接続した2SA-PH 感知時の回路

 回路を見てみると、P端子の無い感知器はダイヤフラムで押す接点が直接受信機の警報リレーを起動していましたいましたが、この2SA-PHはサイリスタの起動用になっています。
 サイリスタはダイオードに自己保持スイッチの端子が付いていて、一度スイッチがONするとスイッチをOFFにしても電気が流れ続けます。ダイオードに流れる電気を一旦切ると電気は止まります。
このサイリスタをスイッチとして使用して、感知時に電気を流し受信機の火災リレーを起動します。また、P端子に接続されている機器の電気もC端子方向へ流します。
 受信機を復旧釦を押すと受信機内部の火災リレーの自己保持が解除されるのと同じく、感知器内部のサイリスタの自己保持も解除される仕組みのようです。
 余談ですが、ケアコムのトイレ呼出しボタンの内部にもサイリスタによる自己保持回路が使用されていたのを思い出しました。
押釦内部の確認灯は整流用ダイオード何個も直列につなぎ、4つほどの整流ダイオードと並列にLEDを接続して電圧を発生させていたように記憶しています。
ですのでR型のナースコールの復旧釦はB接点だったりします。

図にはありませんが、警報時のL-P間の電圧は3.2Vでした。P-C間の測定は出来ませんでした。

P端子に機器を接続してみる


2SA-PHのP端子にLB2を接続する

2SA-PHのP端子にLB2を接続したときの電流値

P+端子にニッタンのLB2を接続してみました。
P端子やP+端子と表記されているので、最初勘違いして何らかの電源が出力されるものと思っていましたが、実際にはC端子(マイナス側)へ導通が出るようになります。
ですので、電源が必要となります。(別に電源の配線が必要です)
実験に使った受信機にはI+端子がありませんので、U+端子で代用してみました。
黄色いジャンパーをして感知状態にするとリレーが働きます。
黄色いジャンパーを外しても保持型ですので保持します。
受信機の火災復旧釦を押しますが、復旧しません!
良く考えると、感知器の電源は切ったものの、U+からリレーを動かす電流が流れ続けている電流が流れているため保持が解けません。
LB2へ接続する電源はI+など受信機の復旧と同期して電源がリセットされる端子へ接続する必要があります。

ニッタンの受信機はわかりませんが、パナソニックBVJ25131KのI+端子の回路図を見ると火災復旧釦とと連動しているようです。

 今現在の感知器はわかりませんが、この感知器は受信機に接続しているLとP+端子の機器が同時にリセットがかからないと、保持動作が止まらないです。

ニッタンの受信機のラベル
ホーチキのCPP-Hを試しに接続

試しにホーチキのCPP-HとCPK-3をLとP+端子に接続してみましたが、電圧が低く作動しませんでした。

P端子にやっちゃダメな直接インターホンを接続してみる。

本来P端子は中継器を接続して使用する必要があります
ホーチキ様はS端子ですが連動機器を接続する場合には必ず中継器を使用するように書いてあります。

P端子にアイホンのP型3級受信機を接続する その1

アイホンのP型3級火災受信機に接続してみます。
P端子にSL、C端子にSCを接続します。
アイホンの回路電圧は10.7Vです(写真左)、感知器を接続しているBV1290の電源を入れなくても、黄色い線のジャンパーで疑似的に警報状態にするとアイホンの受信機は火災警報状態になります。回路電圧は2.5Vに落ちます。(写真中央)
黄色い線のジャンパーを外しても警報状態は継続します。(写真右)
アイホンの警報停止ボタンを押してもインターホンの火災回路の回路電圧が落ちないので電気が流れている以上、感知器は警報を保持したまま復旧は出来ません。上の実験と同じことです。

ですので、保持型の感知器に直接インターホンを接続してはダメです。
保持型でなければ動くかもしれませんが、住棟受信機の復旧操作と連動してリセット動作する様に接続したリレー(ニッタンLB2 )を介すようにしましょう。

 そういえば、過去に感知器が直接接続されているのを見たことがありました。

ニッタン 1CC1-70PW

1CC1-70PWで品番に「H」がありません。保持機能が無いP端子付きだったのだろうと思います。
現行品のラインナップにを見る限りP端子付きにHが無いものが見当たらないです。もし更新される際にはH付きにならないように配慮が必要です。
(思い通りの動作になるのかはわかりませんが、下で紹介している能美防災の接点出力式の感知器に交換できたらどうなんだろう?)

BV1290の電源も入れて、電流値を測ってみました。

P端子にアイホンのP型3級受信機を接続する その2

受信機のL端子から来た34mAと、インターホン親機からのP端子から来た60mA合わせてサイリスタ(スイッチ)には94mA流れてC端子に抜けていきます。

ニッタン LB2を見てみる
ニッタン LB2を見てみる 1
ニッタン LB2を見てみる 2

まさにリレーボックスでありますが、使用されているのは高見沢のDC12Vリレーです。大きな抵抗器で電圧を落としているようです。

能美防災 FDL918-WS-65(廃番品) を見てみる

能美防災 FDL918-WS-65

能美防災の定温式スポット型感知器FDL918-WS-65です。
なんとこの感知器にはリレーが内蔵されています。
リレーは高見沢のAS6W-KですのでおそらくDC6Vで動作するものと思います。
回路も無極性で接続できますし出力は無電圧接点ですのでインターホンに接続するのも比較的容易だと思います。
現在はFDLJ906-DW-S65やFDLJ106-DW-S75がリレー内蔵ではないかと思われます。

能美防災の接点出力ができる差動式感知器は
FDPJ206-R-Sなどで表示灯(FLL-061)が接続できる感知器のFDPJ-206-D-X(表示灯用出力XL1(-)とXL2(+)がある)と4端子のベースFZB018-4と移報中継器(リレー出力・4V 30mAで動作)FRL-014の組み合わせの様です。

パナソニックの3線式用、表示灯・リレーを見てみる

 パナソニックの感知器はベースにS端子が存在するものがあります。
手元にはありませんのでカタログをみて、まとめてみました。

パナソニックの3線式ベース

 リレー出力があるものは、別配線でDC24Vが必要なようです

BV9475のカタログに記載されている用途は、「自火報P型設備と法対象外システムとの連動用中継器」とあります。リレー出力は法対象外の設備を接続するためのようです。

S端子やP端子やXL1・XL2などの外部接続端子についての感想

 今のレベルの私の率直な感想は、これらの端子がある感知器を使用する室外表示灯や移報用の中継器を接続するのなら、同じメーカーの対応品を使うしかないという事です。
それぞれのメーカーで、接続できる機器の仕様や接続方法が異なります。
受信機においても、ホーチキ(マイナスコモン)のP型1級受信機から、能美(プラスコモン)のP型1級受信機に交換している現場や、ホーチキの受信機からニッタンの受信機に交換している物件を見たことはありますが、詳しい方がよく検討して交換しているんだろうなと感心します。

感知器の確認灯が本体なのかベースなのかについて考える

 このブログを書いていて感じたのは、ニッタンと能美防災はベースにP端子やX1・X2端子の回路が入りきらないので、感知器側に入れて極力感知器の接続を能美防災は無極性にしたのではないかと言う推測です(一部例外的に極性のある感知器もあるようです。能美防災の定温式で接点出力の感知器など)
対して、ホーチキと松下電工はベースに整流回路のみを組み込み、S端子のあるベースは極性が発生したのかなと思ってしまします。

さいごに

 普段、自動火災報知設備に携わっている方たちからすれば当たり前の事だったりするのでしょうけれども、当たり前の所を少しだけスポットライトを当ててみました。
このブログを書かなければ気にすることも無かったところを少し垣間見えました。
長文ご覧いただきありがとうございます。

2023/01/09/422080

sasukedog.hatenablog.jp
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メリークリスマス☆ のイルミネーションが漏電??

はじめに

 みなさまいかがお過ごしでしょうか?今日はクリスマスです。
ラジオからは山下達郎のクリスマスイブやポールマッカートニーのワンダフルクリスマスタイムやグローブのディパーチャーズや松任谷由美恋人がサンタクロースなどのクリスマスソングがヘビーローテーションで流れております
 ここ最近は1月以上休みなく働いておりましたが、クリスマスでやっとお休みとなりました。
 クリスマスと言えば、きらびやかな電飾を飾るところも多いと思います。

かつて私も学生時代に学園祭では樹木や、校内に架かる橋に電飾を施しました。
あの頃はガラスでできた麦球が使用されていて、落としたり踏んだりすると電球が割れたものです。一部の電飾は経費節減の為、豆球のソケットと豆電球や点滅球を買ってきて自作も致しました。

今現在の光源はLEDを使用しており、ACプラグから電飾に行く途中にスイッチング電源がモールドされていて消費電力も少なくなっているようです。

今回は今年初めて電飾をした現場から雨が降ったら漏電で電飾が接続されている漏電ブレーカーが入らないが原因が良くわからないという事で、伺わさせていただきました。

状況

 普段は電飾はされていませんが、この冬初めて屋外に電飾をされたようです。
電飾のための電源は電気屋さんが仮設して、電飾は電飾担当の方がデザインして飾り付けて行ったようです。

電気を送っているブレーカーは20Aのもので、その主幹には定格電流40Aで30mA(0.030A)の漏電でトリップ(ブレーカーが異常を検知して電気を遮断して停電すること)する漏電ブレーカーが設置されています

電飾のコンセント部分にはビニールをかぶせてあり雨が降ってもプラグは濡れないようになってはいます。
電飾自体は木に飾り付けていたり、建物の間にワイヤーを張って電飾を建物間に張っているところもあります。
今回問題となったのは、芝生の上に並べた電飾が接続されたブレーカーで、雨が降った時にブレーカーがトリップしてしまいました。

漏電電流の測定

 漏電を調べるには絶縁抵抗計(メガテスター)や漏れ電流測定用クランプメーター(リーククランプ)などを使うようです。

測定物を接続した状態で測定するには、リーククランプを使用する方が調査しやすそうです

本来クランプメーターは、使用する機器に接続している電線2本のうち1本をクランプすることで流れている電流値を測定することのできる機器ですが、2本ともクランプするとクランプした先で漏れ出した電流値を知ることができます。
 共立電気計器株式会社のホームページにて、お客様サポート>測定豆知識>クランプメータ測定ガイドの5.クランプメータの機能と使用方法(4)漏れ電流測定についてが参考になりました。
 共立電気計器で言うと被対象物の状況にもよりますが、2431・2432・2433Rあたりになるのではないでしょうか。

原因調査

 行った時には雨は降っていなかったもののブレーカーは入らない状態でした。ただ、地面は雨が降った時の状態のままです。
 原因となっているブレーカーに接続されている全てのコンセントから電飾を抜いて、クランプメーターで漏電電流を測定しました。
 本来はリーククランプメーター (Leakage Current Clamp Tester)を使うべきですが、手元にありませんでしたのでUNI-T UT210Eと言う、最大2Aを測定できるレンジに合わせると0.001Aを表示できるクランプメーターを使用しました。
このクランプメーター自体は最大100Aまで表示できます。
 UT210Eは仕組み上、漏れ電流を表示をすることはできるのですが、分電盤内でクランプしても周りの電線の影響を受けるのか、クランプの位置を動かすと微妙に数値が変化してしまいどれが本当の数値なのか判断がむつかしいところです。やはりしっかりとしたリーククランプメータが欲しいところです。
 話は戻って、すべてのコンセントから電飾のプラグを抜いた状態では、漏れ電流値は0を示しています。
 電飾を1つ差し込むと0.001Aを示します。さらにもう一つ差し込むと0.002Aを示します。中には漏れ電流が増えないものもありましたがこれは電飾の種類が違うものです。芝生の電飾を差し込むたびに増えていき0.035Aを超えたところで差し込むと、漏電ブレーカーがトリップするとともに異常の黄色い表示が出ました。
 電流値は10数アンペアだったようです。

クランプメータで漏電を測定する(本来はリーククランプを使用すること)

 電飾自体は屋外に対応したもので、電飾部分を延長できるようになっています。延長コネクタには防水パッキンも入っているもので問題ないように見えます。ただ、わずかに漏電はしているのではないかと思われます。
 作業しているうちに晴れて地面から水が引いていくと漏電の値も下がっていきました。
 地面で冠水してしまう環境での使用に問題が無いのか確認が必要と思います。

【実験】市販のACアダプタのACとDC間の絶縁を見てみよう

電飾に使用されているものではありませんが、ACアダプタのACプラグとDC側の絶縁が、実際にどうなっているのか測定してみました

ACアダプタを用意する

ACアダプタ 左:スイッチング電源内蔵 右:トランス内蔵

ACアダプタを2種類用意しました
写真の左はスイッチング電源式でDC12V 2A出力できる能力があります。
写真の右はトランス式でDC12V 0.4A出力できる能力があります。
トランス式の方が大きさも大きくて重たいですが、供給できる電流は少ないです。

個人的にはトランス式の方が好きです。比較的寿命が長くて発生するノイズが少ないと思っています。

余談、ACプラグ間の抵抗を測定してみる

ACプラグ間の抵抗

 漏電とは直接関係はありませんが、ACプラグ間の抵抗を測定してみます。絶縁抵抗計を使用するとACアダプタを壊す恐れがあると感じたので、テスターで測定してみます。
 写真左はスイッチング電源式です。O.F.(オーバーフロー)表示となり絶縁されているようです。
 写真右はトランス式で、33.6Ωを示しています。トランスですので巻き線の抵抗を測定していますから、このくらいの抵抗値で良いのだと思います。
私は過去に失敗があり、OFFにしたブレーカーの線間抵抗を通常のテスターで測定して170Ω位が表示されて絶縁が悪いと勘違いして色々探した結果、浄化槽のブロアのモーターが接続されていたことがあります。モーターやトランスが接続されていると低い抵抗値が測定されます。

絶縁抵抗を測定してみる

ACアダプタのACとDC間の絶縁抵抗を測定してみる

左の写真はスイッチング電源式のACアダプタです。
AC入力部分とDC出力部分の絶縁を測定してみました。
このACアダプタでは100Vレンジでの測定はオーバーレンジで絶縁されているという結果でした。写真にはありませんが500Vレンジでの測定でも、オーバーレンジの結果でした。

 写真右のトランス式のACアダプタで試験してみましたが、こちらもオーバーレンジの結果となりました。

 今回試験したACアダプタではACとDC間は絶縁されています。
AC/DCアダプタには絶縁型と非絶縁型があるようです。実際の電飾に使用されているACアダプタの性能や電飾部分との絶縁がどのようになっているのかはわかりません。


2023年1月4日追記↓

リーククランプメーターを買ってみた

 中古ではありますが、リーククランプメータを買ってみました。

日置 リーククランプメータ 3263-01

 第一印象はでかい重いですw。しっかりした造りで、電源を入れると0.00mAが表示されます。UNI-Tのクランプメータとは違い0表示ボタンは無いようです。
 試しにいろいろな器具を測定してみましたら、0.00mAの物がほとんどでした。

 0.10mAなど表示される機器もありました。ただ、室内ですし何んで漏電が測定されているのかはわからないです。今考えると、アース付きプラグで3ピンコードをクランプしたのでAC100VのLN以外にアース線も測定したことになります。測定の方法自体があっていたのか疑問が残りました。
 分電盤内のでの測定も試みましたが、試みた分電盤がきっちり組んであり簡単にはクランプすることができませんでしたので、クランプメータを入れて挟むまではしませんでした。

 また電飾をしているところへ行くことがあれば持参したいと思います

絶縁型と非絶縁型のACアダプター

 漏れ電流値がACプラグの所とDCコンバータを過ぎたところで測定したものが同じですので、この電飾には非絶縁型AC/DC電源を使用しており電飾部分に漏電が起きた時にそのままAC側に影響を及ぼしているのでしょうか?
絶縁型のAC/DCコンバータでは感電しない理由 - Electrical Information

後日持参したところ

一つの電飾につき約1mA漏電しており、30台まとまると30mAの漏電となってしまいます。
しっかりと漏電値がわかるリーククランプメーター最高です!そして、漏電ブレーカーもきっちり仕事していて頼りになります。
さてこの電飾どうすれば、、、、困った。



測定可能導体径:φ24

測定可能導体径:φ40

被測定導体径:φ40

I0R測定 (アイゼロアール測定) CT径:φ40


さいごに

 電飾全体が地面に触れている状態で漏電もしやすくなっているのではないでしょうか。
どのように対策していくか頭の痛いところです。

電飾を見た人の喜ぶ姿や、子供さんが「キラキラ」と両手のひらを大きく開いて手首を左右に回転する様は見ていて微笑ましいものですね。

 最後までご覧いただきありがとうございます。

追伸

本日は子供の通う高校の定期演奏会がありました。
クリスマスという事で、通常の演目に加えてクリスマスにちなんだアンダーソンのクリスマスフェスティバルなどの演奏もありました。
 指揮者の一振りを鋭く見つめて真剣に音楽に向き合う姿や、伸びゆく歌声など無限の可能性を秘めていると感じました。

この秋話題のフジテレビのドラマ、サイレントの主題歌 オフィシャル髭ダンディズムの サブタイトルの演奏もあり、劇中に出てきたカスミソウを一輪持って帰っておりました
静かに語るかすみ草の花言葉は、、、

思い出に残る素敵なクリスマスプレゼントありがとうございます

2022/12/25/021000

【実験】続・パナソニック(松下電工)電気錠操作盤WQN4503Wを味わってみる~電気錠操作押釦 EK3850W 門扉用電気錠 EK3740K を接続~ QDN-112

sasukedog.hatenablog.jp

はじめに

 先日パナソニックの家庭用電気錠操作器 WQN4503Wの動作実験を行いましたが、今回はその続編となります。
 電気錠操作押釦 EK3850Wと 門扉用電気錠 EK3740Kを接続して基本動作を見てみようと思います。

注意

 WQN4503Wについての実験を行っています。
他の電気錠操作盤 WQN4103W・WQN4133WK・WQN45331Wと同じ動作なのかはわかりかねます。
 正確な情報を心がけていますが、間違った内容が含まれている場合がありますので、予めご了承ください。
 個人的興味の元ブログを書いています。もし参考にされる際には自己責任にてお願いいたします。
 機器が壊れたり壊したり損害がありましても一切対応できません。
 実験は一時的に機器を動作させているだけです。ブログ上で動いたというのも数分間だけです。機器に負荷がかかって寿命を縮めたり負荷がかかっている場合もありますのでご理解ください。

門扉用 本締電気錠 EK3740K (2線式)を見てみる

EK3740Kを見てみる 1

 箱の中には 取付型紙 施工説明書 通電金具(EK9084) 電気錠本体 受箱 受座
鍵 シリンダー カラー コインサムターン などが入っています

EK3740Kを見てみる 2

シリンダーは黒色に染められていて PANASONICと刻印がありますGOALの 6本ピンシリンダーによく似ています
コインサムターンにはスライド式のふたが付いています。

EK3740Kのシリンダーとサムターン

付属品にレバーハンドルなどはありません。

EK3740Kの施工説明書を見てみますと、門扉の把手は必ず空錠(ラッチ式のGOAL:LY、美和ロックのL0)と組み合わせてください。とあります。
側圧がかかっていると施錠できなくなるようです。

 ケースには 
Panasonic [2線式]本締電気錠(門扉用)
品番 EK3740K
定格電圧 DC24V
定格電流 0.35A
パナソニック株式会社
220125-4

と書いてあります。

EK3740Kを見てみる 3

 ケースの上部は継ぎ目を防水処置されています。
 フロントには青色の保護シートが貼られています。使用時にははがして使用します。はがすと銀色の素地が出て来ます。
Panasonic EK3740」 と刻印されています。
以前のEK3740のフロントには「National MM2」 と刻印されていたのではないでしょうか。

フロントのパネルを外すと、小さな三角の突起のトリガーと呼ばれる部品と、大きな三角の突起のロッキングボルトの向きを変えることができて、扉の開く向きに対応させるとができます。

別のメーカーにはなりますが、錠前本体はGOALの本締型 P-EGLD-54 (パナソニック電気錠操作器対応の2線式電気錠)になんとなく似ているような気がします。(P.565)

プッシュプル付き電気錠 MM2型

すでに廃番ですがプッシュプルハンドル付きの電気錠セットもあったようです。
(松下電工 EK3741 プッシュプルハンドル付き電気錠 MM2型 両開きセット 施工説明書)
(松下電工 EK3742 プッシュプルハンドル付き電気錠 MM2型 片開きセット 施工説明書)

別のメーカーでかつ押し板ではなくレバーハンドル付きではありますが、錠前本体は GOALのレバーハンドル型P-EGLL-54 (パナソニック電気錠操作器対応の2線式電気錠)が似ているような気がします(P.565)。EGLL-5にすると、内側がコインで回すサムターンではなく、指でつまんで回すサムターンとなるようです。

電気錠付き門扉

こちらもすでに廃番ですが、電気錠付きの銘名門という門扉もあったようです。
(松下電工 DQ4186EA 銘名門1型 電気錠付き 施工説明書)
松下電工 DQ4186EAK 銘名門1型 電気錠付き 施工説明書)
松下電工 DQ9311A 電気錠用プッシュプルハンドル施工説明書)
松下電工 DQ4086EA 条名門2線右扉08-16電気錠付)

四国化成の門扉を見てみる

四国化成の門扉

扉には押し板があり、押し板を押すか引かないと扉は開け閉めできません。
門扉の内側には扉に押釦があります。
押釦はIDEC(和泉電気)のABWと書いてありますので、現行品で言うとABW110B-MAU(MAUは金接点で微小接点対応)あたりではないでしょうか。
スイッチの配線はシークレットスイッチに接続されています
詳細はEK3822Bの過去ログを参照願います

ロッキングボルトを抜いたところ

錠前のフロントを外しロッキングボルトを抜くと、穴の上と下に突起が出るのがわかります。
上側は施錠すると突起が出て来てロッキングボルトが引っ込まなくなるようです。
下側はEK3740Kには無い機構で、押し板を操作すると突起が引っ込み、ロッキングボルトが自由に動いて扉を開けることができます。突起が出た状態ではロッキングボルトがまっすぐ動くことしかできず、閉扉は出来るけれども扉を開けることができないようです。


電気錠操作押釦 EK3850W を見てみる

 電気錠操作盤に接続できる電気錠操作押釦です。
2本の線だけで、施錠・解錠操作、開戸表示、解錠表示ができます。
 

EK3850W を見てみる 1

 箱はおなじみの青色ストライプの箱です。
中を開けるとニューコスモ ワイド21のプレートに対応した造りの製品が出て来ます。
 開戸表示・解錠表示・施解錠釦があります
裏面には

Panasonic
電気錠操作折押釦(2線式)
(開戸・解錠表示ランプ付)
(プレート別)
品番 EK3820W
製造年月日 211001
パナソニック株式会社
Made in Japan

と明記されています。
また、入力「N1・N2」と送り「N1・N2」の端子があります。

EK3850W を見てみる 2

 表のカバーを開けてみるとLEDが2個と押釦があります。
裏面を開けてみると基盤が見えます。見える面には基盤の配線パターンはありません。
 入力と送りの4口の差込端子台があります。

EK3850W を見てみる 3

 基盤の端子台とは裏の面に部品が並んでいます。
整流用のブリッジダイオードにLED・抵抗・ツェナダイオード・デジタルトランジスタ・スイッチが面付されています。

 スイッチには2.2KΩの抵抗が直列に接続されています。

WQN4503WにEK3850WとEK3740Kを接続して動かしてみる

 WQN4503WにEK3850WとEK3740Kを接続します
EK3850WはWQN4503Wの解錠釦端子に2芯で接続します
EK3740Kは本来通電金具を経由して接続しますが、今回は直接電気錠操作盤に接続します。

WQN4503WにEK3850WとEK3740Kを接続

 接続して電源を入れると開戸灯と解錠灯が点灯します。
◎トリガーの動き(開戸検知)
トリガーを押さえて引っ込めると2秒間の遅延の後、開戸が消灯します。
2秒間の遅延中の施錠操作は無効です。
引っ込めたトリガーの押さえているのを離すと、即開戸が点灯します。

◎施錠してみる
トリガーを押さえて閉戸状態で施解錠釦を押すと、「カチャン」と音がしてケース内のシリンダーの軸受け部分が回転して即施錠状態となります。
約1秒後に解錠表示が消灯します。
施錠状態になりますと、ロッキングボルトが固定されて引っ込まなくなるので扉が開かなくなります。

◎解錠してみる
再度施解錠釦を押すと、再び「カチャン」と音がして解錠状態となります。
約1秒後に解錠表示が点灯します。
解錠状態となりますと、ロッキングボルトが自由に動きケース内に引っ込むこともできますので、扉を開けることができるようになります。

◎施錠できない状態
開戸状態だと、電気的にも施錠できませんが、シリンダーも回らないようになっているので機械的にも施錠できません。
ロッキングボルト(ケースから出ている大きい方の三角の突起)が引っ込んでいる状態で施錠しようとすると、電気的に動こうとしますが引っ込んでいるロッキングボルトが邪魔をするようで、回せずに解錠状態に戻ります。シリンダーを回そうとしても同じことになり施錠できません。

【実験】操作釦 EK3850Wで試験をしてみる

EK3850Wの送り端子に押しボタンを接続する

 EK3740Kを動作させるのに、本体の施解錠釦と操作釦端子に接続したEK3850Wのどちらで操作しても同じ動きでした。
本来EK3850Wを接続しなくてはいけませんが、送り端子に無電圧出力の押釦を接続して操作してみました。
本来EK3850Wは8台まで接続することができます。

EK3850Wに押釦を接続してみる 1

 単純に送り端子に無電圧の押釦を接続しています。写真の状態は開戸ですのでボタンを押しても施錠にはなりませんが、押してみると状態表示が消えてしまいます。回路をショートしてしまっているので当然の話ですが、不思議なことに操作押しボタン(EK3850W)のボタンを押してみても表示は消えません。
ちなみに無電圧接点の押しボタンを押すと表示は消えますが、閉戸状態にすると操作は出来ました。しかしながらWQN4503Wの表示も薄くなるので、どこかしらに負荷がかかっていると思いますのでこの接続での運用は駄目だと思います。

EK3850Wに押釦を接続してみる 2

 無電圧接点をそのまま接続してショートするのはまずいので、押釦の信号と直列に2.2KΩの抵抗を入れてみることにしました。
手元に2.2KΩが無かったので1KΩと1.2KΩの抵抗を直列につないでいます。
この状態で押釦を押してみましても表示灯は消えませんでしたし操作もできました。
 右の写真はEK3850Wのボタンを押してみているところです

 後日、2.2KΩの抵抗があったので撮り直してみました

EK3850Wに押釦を接続してみる 3

 2.2KΩ(赤赤赤金)1/2Wの抵抗です。基盤についている抵抗器を考えると1/8Wでも良いのかなともいます。
 電気錠はAL3MN(2線式)に変更しています。押釦の接点と2.2KΩの抵抗を直列に接続されたボタンを押しても表示は消えません。
EK3850Wの押釦を押しても表示は消えません。
 操作もできるようです。

 操作釦の所に他の後付けのカードリーダの照合接点に2.2KΩの抵抗を経由して入れると施解錠できるようになるかもしれません。カードリーダーの照合接点は他の電気錠制御盤から出力される自動ドア起動用の接点などを使うことも出来ると思われます。パナソニック純正のカードリーダーの販売が終わっているのでね。

他の電気錠制御盤の接点出力に2.2KΩの抵抗を接続

EK3850Wの端子電圧を測ってみる

 WQN4503WにEK3850Wを1台接続したときのN1・N2の電圧を測ってみます

閉戸・施錠時 どちらも消灯 4.8V
閉戸・解錠時 解錠のみ点灯 6.1V
開戸・施錠時 開戸のみ点灯 8.3V
開戸・解錠時 両方点灯 9.6V
電圧測定に使用したテスター:HIOKI 3244-60

でした。気になるのは電圧が常に微妙に変化しています。
表示灯点灯状態で振ってみると点滅しているようですので、人間の目ではわかりませんが、点灯しているように見えて実は高速で点灯消灯を繰り返しているようです。

EK3850Wに電圧をかけてみる

 WQN4503Wの操作釦端子の電圧を測った時に、表示する状態によって電圧が変わっていることがわかりましたので、単体で電圧をかけてみても表示が変わっていくのか試してみます。

EK3850Wに電圧をかける 1

 可変電圧の電源装置の電圧をかけてみます。
5Vですとまだ点灯しません、当初の思惑と外れて7.5Vほどでやっと点灯し始めました。8Vだと明るく点灯しています。

EK3850Wに電圧をかける 2

12.7Vでやっと開戸が消えて、解錠灯が点灯しました。
20.0Vを超えて、30Vまで電圧を上げてみましたが、解錠灯が付いたまま変化はなく、余り上げて壊してもいけないので止めました。その後電源装置の限界の50Vまで一瞬上げてみましたが変化はありませんでした。
電気錠操作盤内の電源装置で生成している電圧は8.5V(3.3V)・15.5V(5.0V・9.0V)・13.3V・25.0Vなどと思われますので、9V程度で開戸表示灯を点灯して、15V程度で解錠表示灯を点灯してるのではと推測します。両方点灯する場合は、9Vと15Vを高速で切り替えているのかな(未確認)なんて考えます。

先ほどWQN4503Wから出力される端子電圧を測定していましたが、高速で電圧が変化しているものを測定していますので実際の値とは違う値が表示されているのかもしれません。
瞬間的に表示パターンに適合する電圧を切り替えながらLEDにかけて表示を替えているのではないかと想像します。
表示もさせながら同時に押釦の入力にも対応する必要があるのでので、操作釦端子の出力は単純ではないと言うことがわかりました。

表示灯の信号を接点に利用するのは工夫が必要

 WQN4503本体の表示灯点灯状態で振ってみても同じく点滅しています。ただ、本体の2つの状態表示灯は同時に高速点滅している(見た目、点灯しているように見える)ようですので、電気錠操作盤本体と、電気錠操作押釦の表示灯点灯回路は別のものと思われます。
 何らかの理由で扉の状態信号を取り出すのに、LEDの表示灯を点灯する電圧の分岐を考えているのであればひと工夫必要と思われます。
JEM-A用の出力(閉扉and施錠時に出力)で良ければこちらは連続した出力(LEDを接続して振っても点滅しない)ですので工夫して利用した方が良さそうです。

リクシル LIXIL QDN-112 を少しだけ

リクシル LIXILQDN-112というWQN4103に外観が似た電気錠操作器があります。
この電気錠操作器は外部解錠入力が無いのです。(施錠入力も無い)
基本的にはLIXILのオプションなどを組み合わせての使用が前提と思われます。

以前玄関に接点出力だけができる、他社の生体認証装置などを取り付けて使用したいという話がありましたがその時には出来ませんでした。
今思えば方法として、

1、JEM-A入力のC1 茶・C2 赤にタイマーリレーを組んで0.25秒に認証装置の接点出力時間を変換してJEM-Aコードと接続して入力する。WQN4503WのHA端子(JEM-A端子)参照(記事の最後のあたりです)

2、認証装置の接点出力を、操作釦端子に2.2KΩ 0.25Wの抵抗を直列に挿入して接続する。

などすれば解錠・施錠できたのかなと思いますが、動作未確認です。

さいごに

 WQN4503Wの実験の続きをしてみました。
普段は取り付けて動いてしまえばおしまいですので、詳しく見ることはありませんが、試しているうちにいろいろとアイディアが出てくるものです。

 途中、操作釦入力に押釦を接続する内容がありましたが、シークレットスイッチを廃止して、非接触カードで施解錠ができないかと考えてみての事でした。
松下電工純正の非接触カードリーダ(EK3890B 2003~2004・EK3890BK 2004~2014)があればいいのですがすでに廃番となっており、他のメーカーの非接触カードシステムを利用し、その制御器から出力されるワンショット信号をWQN4503Wに接続して非接触カードで施錠・解錠ができればいいなと思ったものです。
この際シークレットスイッチから配線を外してしまおうと思いますが、シークレットスイッチから発せられる「ピー」と言う作動音は無くなってしましますし、門扉にシークレットスイッチに接続されるタイプの操作釦がある場合は使用できなくなります。(穴が開いてしまうので、シークレットスイッチは取り付けたままとします)押釦の代わりに別途配線をWQN4503Wから引いてきて、操作釦を設置しなくてはいけないので配線配管機器設置工事が発生します。

 最後までご覧いただきありがとうございます
どなたさまかのお役に立てれば幸いです。


この関連記事も参考になればと思います
sasukedog.hatenablog.jp

sasukedog.hatenablog.jp


2022/11/03/200000

【食レポ】せっかく下町来たのなら中華料理 十八番と、とんかつ 丸五 食べたらいいじゃん!

はじめに

 
 さすけです、今回はいつもと趣向を変えて実験部屋を飛び出して外からのレポートをお届けします。

 ティックトックを見ていましたら、おいしそうな下町グルメが目に飛び込んできました。
これを食べたいということで、今回はグルメを中心にお届けします。
 なお、食事に関してもただの一般庶民です。味に関しましてはご自身の味覚でご確認いただけますと幸いです。

2022年10月初めに伺いました時の内容となります。

今日のお昼ご飯は 中華料理 十八番

 私の好きな街の一つ浅草です。
浅草寺をはじめ、花やしきやホッピー通り、落語が楽しめる浅草演芸ホールもあります。この日は時間の関係もあり高座を観るのはまたの機会としました。2020年1月に閉館した三松館でスマートボールを楽しんだこともありました。
遠くには東京スカイツリーを望むことができます。

浅草演芸ホール

 ティックトックを見ていましたら、「下町グルメ」@shitamachi.gourumet 言う方がおいしそうなチャーハンに、餃子を紹介しているではないですか。かつて、「とんねるずのみなさんのおかげでした」で きたなシュランに認定されているお店とのこと。
 場所はつくばエクスプレスの浅草駅から浅草寺とは離れていく方向の西浅草にあります。

中華料理 十八番

浅草駅から歩いていくと、大きな赤色の店の看板が見えました。
お昼時間帯と言うこともあり店内はほぼ満席でしたが、タイミングよく待つことなく座ることができました。

注文したのは、Cセット(ラーメン・餃子3個・半チャーハン)で、ラーメンをニラそばに変えてもらいました。
料理を待っている間、とても気づかいのできる国宝級の店員さんに水を勧められます。
厨房からは、数人お料理人さんの活気が伝わってきます。そして、おいしそうな香りが鼻を刺激します。
待つこと数分料理が運ばれてきました。ラーメンに餃子とチャーハンとで中華料理のゴールデントリオです。漬物もあります。
ニラそばは想定外のにらの量で食べても食べてもにらが出て来ます。とてもやさしい味で体に合いました。
餃子にもにらがしっかり入ってます。
炒飯もたまごにチャーシュー他具だくさんで頂上にはグリーンピースが載ってます。私の好きなパラパラ具合でどんどん食べれます。

お会計の時にはきたなシュランに会うこともできました。お店は清潔にされてます。

人情味あふれる街の中華料理屋さん十八番!また伺いますね。
ごちそうさまでした。

 中華料理 十八番
 東京都台東区西浅草2丁目18-7

秋葉原へGO!

 学生の頃からお世話になっている街です
秋葉原と言えば電気屋さんが軒を連ねるイメージがありますが、その街並みも時代とともに変化してきています。
昔は秋葉原の駅前に露店が出ていて、知恵の輪なんて売ってましたね(コスモ物産)
からくり箱も買った覚えがあります。

秋葉原探訪

 おなじみのコーラの自販機にはドクターペッパーで満たされています。

 最近ではメイド喫茶なるものがあるようですが、行ってしまうと際限なくお金を使いこんでしまいそうでまだ一度も行ったことがありません。
最近は客引きのお姉さんと共に、取り締まりの指導員さんの姿を見かけるようになりました。
残念ながら人物写真は撮る趣味が無いので全く撮影していません。

 秋葉原に来たら必ず伺う秋月電子通商。今回はリレーのソケットを購入しました。
そのほか千石電商、マルツにも伺いました。

 時代とともに変わりゆくのは仕方がありませんが、電子部品のお店はあり続けてほしいと願うばかりです。
 なお、秋葉原界隈は下町とは呼ばないようです。

晩ご飯は とんかつ 丸五を堪能する

 秋葉原で食事と言えばいつもは、てんやの天丼や牛丼などのファーストフードが主ですが、思い切ってとんかつ!それも初めて丸五に伺うこととしました。
 夕方5時30分ごろでしたが待つことなく入店することができました。

とんかつ 丸五を堪能する 1

 とんかつと言えば、私はロースがいちばんおいしいと思っていますので私は特ロースかつ(1950円)を注文しました ところ、ご飯とみそ汁はついていないとのことでセットメニュー(ごはん・味噌汁・漬物)(450円)も注文して、さらに贅沢に大根おろし(50円)も追加注文いたしました。
 同僚も一緒に行ったのですが、特ヒレかつ(2200円)とセットメニューと大根おろしを注文いたしました。
 店内は気の利く若いお姉さまで切り盛りされており、厨房内は職人さんがカウンター越しにずらっと並んで調理されています。冷蔵庫からこれまた分厚いお肉が出てくる様子もうかがうことができます。
しばらく待つとお目見えしました特ロースかつほかで食べるかつより色白で優しいころ丸感があります。断面の写真を撮っておけばよかったなといまさらながら思います。

とんかつ 丸五を堪能する2


普段ならトンカツソースをいきなりかけるところですが、今日は慎重に行きます。
はじめはレモンでいただきましたが口の中でお肉が広がっていきます。いつも食べているしっかりと硬く薄いお肉とは別次元です。
塩やおろしポン酢やとんかつソースでいただいていきます。ご飯も1杯お代わりさせていただきました。
最後にジャスミン茶なる落ち着くお茶をいただき店を後にしました。
帰る際に、外にはとんかつを食べる待ち人の列ができていました。

ご飯を食べて、おいしいとんかつに出会えた幸福感でいっぱいになり明日への活力をいただきました。
ごちそうさまでした。

とんかつ専門 丸五
東京都千代田区外神田1丁目8-14

とんかつ 丸五の箸袋

補足ですが、こだわりのお箸で一線を画するものでした。つまようじもよくあるこけし状ではなく和菓子に使われるようなもので驚きました。

SPY×FAMILY』スパイファミリーに遭遇する

 『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)なるアニメーションが東京12チャンネルで放送されています
その宣伝のラッピング電車が期間限定で山手線を走っており遭遇しました。(列車の走行はすでに終了しています)

SPY×FAMILY』ラッピングトレイン

 
スパイに殺し屋に超能力者と言う異色の3人が織りなす物語から目が離せません。

毎週土曜日が待ち遠しいですね。

さいごに

 さすけのグルメ探訪記いかがだったでしょうか?
どちらも、地域に根差した名店です。もし機会があれば行ってみてはいかがでしょうか

どちらのお店もとてもおいしかったです!

最後まで読んでいただきありがとうございます

2022/10/30/003210

【実験】パナソニック(松下電工)電気錠操作器 WQN4503W を味わってみる ~接点出力できるかな?~

はじめに

 パナソニックの家庭用電気錠操作器にWQN4503Wと言うものがあります。
電気錠1回線接続で露出型です。
 ほかの電気錠操作盤には無いチャイム機能や警報機能があり、EK3822Bと言うシークレットスイッチを接続することができます。(非接触カードリーダも接続できたようですが、見ることなく廃番となってしまいました)
 基本動作も確認しつつ、各種実験もしてみたいと思います

注意

 WQN4503Wについて実験してみています。WQN4103W・WQN4133WK・WQN45331Wと同じ動作なのかはわかりかねます。
 正確な情報を心がけていますが、間違った内容が含まれている可能性がありますので、予めご了承ください。
 個人的興味の元、ブログを書いております。もし、参考にされる際には自己責任にてお願いいたします。
機器が壊れたり壊したり損害があっても一切対応できません。
 実験は一時的に機器を動作させているだけです。ブログ上で動いたというのも数分間だけです。機器に負荷がかかっている場合もありますのでご理解ください。

WQN4500(廃番)とWQN4503Wを見比べてみる

 WQN4503Wの前の機種となりますWQN4500を見比べてみます

WQN4500とWQN4503Wを見比べる1

 WQN4500とWQN4503Wを並べてみました。
 何か事情があるのでしょうが、新機種であるはずのWQN4503Wの方が幅広で、厚みも増してます。機能が増えたからでしょうか?
横から見た写真はWQN4503Wの方が幅が広いので縦長に見えますが、縦の長さは同じです。
 WQN4500 縦210 横75 厚み38.5 (実測値)
 WQN4503W 縦210 横89.5 厚み43 (実測値)

WQN4500とWQN4503Wを見比べる2

 ふたを開けると暗証番号を設定するためのロータリーディップスイッチと機能設定用のディップスイッチが有ります。
 裏面には端子台がありますが、電気錠は2線式のため端子は少ないです。

WQN4500とWQN4503Wを見比べる3

左2枚はWQN4500で一番右はWQN4503Wです。直流電源も内蔵しているため、所狭しと部品がコンパクトにまとめられて配置されています。

 写真ではわかりませんが、左のWQN4500は電源部の故障なのかAC100Vを供給しても電源は入りません。

WQN4500(廃番)をWQN4503Wに交換する

 WQN4500の電源が入らないなどの故障でWQN4503Wに交換する場合、先ほどもありましたが外形が大きくなっていますので(特に横幅)スペースに余裕がある必要があります。
接続できる機器ですが、電気錠やシークレットスイッチはそのまま使用できますが、電気錠操作押釦は交換が必要です
WQN4500は4線式の電気錠操作押釦の、EK3502(モダンプレート取付用)・EK3503(ニューコスモプレート取付用)が最大8か所まで接続できますが、WQN4503Wには2線式電気錠操作押釦 EK3850W(コスモシリーズ ワイド21)が最大8か所まで接続できます。
4線式は開扉表示・解錠表示・操作釦・コモンと独立した信号でしたが、2線式はそれらの信号を2芯にまとめたものになりますので、互換性はありません。
現状の操作ボタンが照明スイッチなどと連結されている場合、照明スイッチなどもコスモシリーズワイド21への交換が必要となります。
 

【動作確認】WQN4503Wで電気錠とシークレットテンキーを接続する

WQN4503Wにシークレットテンキー EK3822B と美和ロックの AL3MN(パナソニック専用2線式)を接続する

WQN4503Wに2線式電気錠を接続してみる

 本来なら通電金具なども必要ですが、直接接続して動作させてみました。
シークレットスイッチの「スタート」を押し番号を出し暗証番号を入れて「エンド」を押すと「ピー」と言う音がテンキーから鳴ってモーターを回してデッドボルトを引っ込めます。
 ストライクを外すと、操作器の表面のピクトグラムが解錠に加えて開戸も点灯します。
ストライクを戻し、シークレットスイッチの「スタート」を押しそのまま「エンド」を押すと、デッドボルトが出て来て施錠状態となります。

WQN4503Wにシークレットテンキー EK3822B と 電気錠接続用変換アダプター EK3760 と 美和ロックの AL3M(9ピン)を接続する

電気錠接続用変換アダプター(2線-9線変換用) EK3760を見てみる
電気錠接続用変換アダプター EK3760 その1

 電気錠接続用変換アダプター EK3760は 電気錠操作器からの2線を美和ロック製・ゴール製の9ピンコネクタ式の電気錠と接続するための変換アダプタです。美和ロック製はAL3M3N・AL4M3N・ALA3N・ANS3Nなどのアース線が追加されたパナソニック用の電気錠の接続が前提となっています。

電気錠接続用変換アダプター EK3760 その2 基盤

箱を開けてみると基盤が1枚入っています。もっと単純なのかと思っていましたが、基盤にはトランスやCPUほかチップ部品が多数並べられています。

電気錠接続用変換アダプター EK3760 その3 9ピンコネクタ R側

 EK3760には黒白の2芯のばら線と、モレックスの9Pメス(レセクタプル)がついています



☆ 黒白のばら線
 電気錠操作器のE1・E2へ接続します。(シークレットスイッチを経由する場合もあります)
接続に際して極性はありません。
E1・E2からは通常DC12Vが供給され、この2本の線に扉状態の通信も重畳されているようです。
電気錠を作動させるときには一時的にDC24Vが供給されます。
施錠時・解錠時関係なく常にE1からは+、E2からはーが供給されるようです。

☆ 9ピンコネクタ (レセクタプル)
 電気錠と接続します
1.青 電気錠内のモーターなどへ駆動出力 施錠時「+」、解錠時「-」 約DC23V
2.茶 電気錠内のモーターなどへ駆動出力 施錠時「-」、解錠時「+」 約DC23V
3.緑 アース
4.白 閉扉検知入力 回路電圧:DC5V
5.橙 信号コモン 回路電圧:0V
6.紫 未使用 回路電圧:DC5V
7.黒 信号コモン 回路電圧:0V
8.黄 解錠検知入力 回路電圧:DC5V
9.赤 施錠検知入力 回路電圧:DC5V

 (アダプタのメーカーによって橙がコモンなのか白がコモンなのかで、電気錠ではなく他のドアメーカーの扉に組み込まれたアダプターと接続する場合などに困ることがあります。)

 ※EK3760は電源を入れる前に接続しましょう。電源が入った状態で接続すると認識しないのか動作しないことがありました。(WQN4503Wは該当しませんが、バッテリーバックアップのある機種はバッテリーから電気が供給されないように外す必要があります。接続忘れに注意しましょう。)

電気錠接続用変換アダプターEK3760の故障判断

写真のその1とその2では製品の個体は違います。
その1は正常に動作するものです。
その2の基盤を見ているものは故障しており、錠前を動かすための出力が出なくなっています。ただし、開戸と施錠表示は出来ます。
不動作で故障原因を探すときには、まず黒白の線にDC12Vが来ているか測定し良ければ、電気錠接続用アダプタのコネクタ部分で電気錠側を差し込んだままアナログテスターで青色と茶色の線の線に施錠・解錠動作時の24V電圧が来るか(約1秒間出力)確認できればと思います。

新品が手元にあれば、仮に交換してみるのが手っ取り早いですけどそこまで準備できない場合が多いですよね。

多線式電気錠を動作させてみる
EK3760を使用して9ピン式の電気錠を動かす

 本来なら通電金具なども必要ですが、電気錠アダプタを電気錠に直接接続して動作させてみました。
 2線式電気錠と同じく動作しました。

【実験編】WQN4503で自動ドアは動かせれないのか? ~ワンショット出力~

 これだけ使い勝手の良い電気錠操作器です。パナソニックの専用の電気錠と美和ロックとゴール製の一部の電気錠だけしか使えないのはもったいないです。
 自動ドアも動作させることができないかと思いましたが、簡単にはいきそうにありませんが実験してみようかと思います。
 自動ドアのマット入力?表現が古いかもしれませんが、入力があればドアが開く入力端子にワンショット入力(約1秒程度)の信号を入れてドアを開けたいと思います。

尚、パナソニックの「よくあるご質問」では、無電圧a接点は出力できますかの問いに対して、「できません」とシンプルな回答となっています
【電気錠】WQN4503W/WQN4103Wから無電圧a接点出力できますか。(自動ドアを制御したい) - 電気錠システム - Panasonic


DC24Vリレーを接続してみる

WQN4503W にDC24Vリレーを接続してみる

 WQN4503WにEK3760と2ジガワコネクタ9Pを端子台で接続します。
リレーはオムロンのMY2N DC24Vタイプを使用しました。2021年4月に仕様変更される前のリレーですので内蔵LEDを点灯させるには14番端子に+、13番端子にーを印加する必要があります。
(MY2N-D2などの逆起電力防止機能のついているものは、2線化変換アダプタから極性が逆にかかることがあるので使えません)

2ジガワコードの青をリレーの13番端子に、茶をリレーの14番端子に接続します。
リレーのA接点出力5番と9番に配線をショートすると赤色LEDが点灯する電池内蔵の表示灯を接続します。リレーが作動すると赤色LEDが点灯します。

端子台で、2ジガワコードの白と橙をショートして疑似的に閉戸状態にします
端子台で、2ジガワコードの黒と赤をショートして疑似的に施錠状態にします

電気錠操作器を操作してみる

 電気錠操作器の「施解錠」ボタンを押すと、2線変換アダプターから出力される電気錠を解錠するための電力でリレーが作動し接点が出力しました。
何度でも電気錠操作器の「施解錠」ボタンを押すと、2線変換アダプターから出力される電気錠を解錠するための電力でリレーが作動し接点が出力します。施錠のための出力はされません。

 端子台の黒線と赤線をショートして疑似的に施錠信号を入れたままにしていますので、解錠しようと言う動作となります。茶色の線に「+」、青色の線に「-」が出力(0.9秒か0.7秒)されます。
写真左は待機中、右が操作時です。
 電源を入れて最初に押したときは解錠のための電圧が約0.9秒間出力されます。すぐにボタンを操作しても約5秒ほど操作は無効ですが、時間経過後ボタンを操作すると接点が出力されます。
(錠前自体の動作時間は、AL3Mで動作時間が0.8秒、AL4Mは動作時間が0.5秒のようです)
ただ、繰り返し同じ方向(再度、解錠方向)への電圧出力時間は2回目以降は約0.7秒に短くなるようです

電気錠操作器だけだと動作したようですので、開扉・解錠信号の出ない自動ドアに接続しても動くのかもしれません。 メデタシメデタシ トハイカナイヨウデス

シークレットテンキーを接続してみる。【一筋縄では動きません!】

 電気錠操作器だけだとうまくいったように見えます。
実際にはシークレットテンキーを接続することが多いと思いますので接続してみました。

シークレットテンキーを接続してみる【失敗】
シークレットテンキー接続してみた

 先ほどと同じく電気錠操作器の「施解錠」ボタンを操作します。
シークレットスイッチから「ピー」と言う音がすると同時にリレーが働き接点が出力しました。
 今度はシークレットスイッチで暗証番号を入力して照合してみます。
先ほどと同じく「ピー」と言う音がして解錠するために出力された電圧でリレーが作動しました。
一安心していると7秒後にまた「ピー」と言う音がして勝手にリレーが作動しました。
シークレットスイッチが解錠したはずなのに解錠した信号が来ないので、もう一度解錠をトライしたものと思われます。
これでは動作が美しくありません。

施錠信号を外してみる【施錠動作の確認】
施錠信号を外してみる

 端子台で施錠信号を外した状態にする(写真で端子台右の赤い線の片方を外しています)と電気錠操作器とシークレットスイッチの解錠表示が点灯します。
この状態で電気錠操作器の「施解錠」ボタンを操作すると「ピー」とシークレットスイッチから音がして、リレーに接続した青線に「+」、茶線に「-」が印加されて(鍵を施錠する動作)リレーが働き乾電池式の表示灯が点灯しました。
 一度目は約0.9秒出力され、再度操作すると約0.7秒電圧が施錠する方向に出力されました。
 シークレットスイッチの「スタート」->「エンド」を押し施錠操作しますと「ピー」と言う音がし施錠方向に電圧が印加されてリレーが働きました。もう一度勝手に動くのかと構えていましたが、施錠方向にはリトライしませんでした。
 施錠時ではなく解錠時にワンショット出力したいので、この試験は確認のみとなります。

施錠信号をリレーに接続してみる【失敗】
施錠信号をリレーに接続してみる

 リレーに施錠信号を接続して(端子台の黒線をリレー接点出力のコモンに、端子台の赤線をリレーのB接点に接続)、施錠信号をリレーの動きと連動してみることにしました
これで一瞬ですが施錠信号が切れるはずです。

結果は、リレー接点は出力されるものの解錠のリトライが7秒後に動作し失敗に終わりました。
リレーの動く解錠時間(約1秒)では、解錠とみなさないようです。
手で施錠信号の配線を離したりくっつけたりして信号を入れてみたところ、モーターに電気を送る約1秒間は施錠信号を無視しているようで、作動すると同時に約2秒ほど手で信号を離してみると解錠したこととなり、くっつけると施錠したこととなり解錠したと認識して満足したのかリトライは起こりませんでした。

施解錠信号をリレーに接続してみる【失敗】
施解錠信号を接続してみる

 
 物は試しに施錠信号と解錠信号の両方をリレーと接続してみました。(先ほどの施錠信号を接続した状態に追加で、端子台の黄色線とリレーのA接点出力を接続)
すると、一瞬施錠信号が離れて解錠信号が入ったら、鍵が開いたら通電する必要が無いからでしょうすぐに通電が切れるという事態になりまして、リレーは一瞬しか動きませんでした。
そして、7秒後にリトライが一瞬起こりました

タイマーリレーを接続してみる【成功?】

 手で約2秒施錠信号に接続されている線を離したらうまく動いたように見えます。
ですので、タイマーリレーを導入すれば動くのかなと考えました。
通電時間より長くタイマーを作動させないといけないので、電源を用意してタイマーを動かす必要があります。
 リレー(オムロンMY2)から出力される2接点のうち片方のA接点(モーターを動かす電圧出力の約1秒のワンショット)信号をタイマーの起動に使用します。
タイマーから出力されるB接点の信号を変換アダプタの赤線と黒線の施錠検知入力に接続します。
リレー(オムロンMY2)から出力されるもう片方のA接点には、電池内蔵のLED表示灯を接続して動作確認灯とします。

タイマーリレーは今回オムロンのH3CR-A (DC12~48V)を使用しました。(古いH3CR-Aの中には電源電圧がDC12V専用のものもあるので注意が必要です)
モードは「E」モードで、設定時間は「1.7」秒としました。
タイマーリレーの電源は手抜きをして、E1・E2につなぎました。電源として使うには極性を気にしないといけないのとDC12VとDC24Vが動作状況によって変動しますし、通信(パルス信号)もしているわけですから本来は別途直流電源を用意する必要があると考えます。

【電気錠】電気錠操作ユニットとの信号は無電圧接点ですか。 EK3822B - 電気錠システム - Panasonic

タイマーリレーを接続してみる

 タイマーリレーを接続して動作させてみます。
MYリレーが働いて接点が出力された後、タイマーリレーが停止するまでの間に解錠表示が点灯しました。
 電源を入れて初めての解錠の時にはシークレットスイッチ内蔵ブザー鳴動の長さと同じ約0.9秒間接点が出力し、で2回目以降はブザーの音より少し短く約0.7秒間接点が出力します。
 解錠表示灯は約1.0秒入力が無効ですので、1.0秒以降 タイマーリレーで施錠入力を離している間の時間点灯して解錠したと判断してもらえるようです。

解錠操作をして約7秒経ってもリトライはありません!

無理やりですが、ひとまず成功でしょうか?
タイマーリレーが大きくて存在感がありますですhi

番外編 美和ロック AD219 を試してみる【失敗】
美和ロック 自動ドアアダプタ AD219

 適合はしないと思いますが、美和ロックの電気錠アダプタを接続するとどうなるのか試してみます。
 AD219はEK3760のようなプラスチックの筐体に覆われているわけではなく、黒色の熱収縮チューブでシュリンクされています。

AD219 のコネクタ

コネクタの各ピンの役割予測。
 ☆電気錠アダプタ AD211と接続する9ピン プラグは
1.青 ソレノイド「+」入力 
2.茶 ソレノイド「-」入力
3.(空き)
4.白 コモン
5.橙 開扉信号
6.(空き)
7.黒 コモン
8.(空き)
9.赤 施錠信号

ソレノイドに非通電で7.黒と9.赤がショートしており、通電するとオープンとなる
よって、AD219はAUT相当の通電時解錠のような動きをエミュレートしていると考えられる

 ☆自動ドアアダプタ ドア側9ピン レセクタプル
1.青 A接点出力
2.茶 出力接点のコモン
3.灰 B接点出力
4.橙 AD211接続側の 5.橙 と内部接続
5.橙 AD211接続側の 4.白 と内部接続
6.(空き)
7.黒 AD211接続側の 7.黒 と内部接続と内部のリレー接点接続
8.(空き)
9.赤 AD211接続側の 9.赤 と内部接続と内部のリレー接点接続
緑のループ線

 ☆自動ドアアダプタ ドア側9ピン レセクタプル に接続されている 9ピンプラグ
1.青 A接点出力
2.茶 出力接点のコモン
3.(空き)
4.橙 AD211接続側の 5.橙 と内部接続
5.橙 AD211接続側の 4.白 と内部接続
6.(空き)
7.(空き)
8.(空き)
9.(空き)


おそらくAD219の内部基盤に2極リレーがあり、7.と9.に接続されているのは非通電時ONで施錠状態をAD211に返している。もうひと接点は通電時にONとなる接点で、自動ドア接続側の1.と2.に接続されていると思われる。
内部リレーはAD211接続側の1.と2.にソレノイドが接続されていて、青に「+」、茶に「-」を印加するとリレーが働くが、有極のリレーなのか逆に青に「-」茶に「+」を印加しても作動しない。

AD219を接続してみる

 一応パナソニックの2線化変換アダプタ(EK3760)と接続してみるが、「施解錠」ボタン操作してみても全く反応なし。
解錠するためにEK3760から青「-」・茶「+」を出力しているが、上で書いた通りAD219はその極性では動作してくれないのでやはりだめだ。仮に動いたとしても、解錠信号の出力時間が短いため結局タイマーリレーが必要となると思われる。

【実験編】WQN4503で自動ドアセンサーを入り切りできないか~ラッチ出力を作る~

 ワンショット出力の時は直接 自動ドアが開くように考えましたが、今度はラッチ出力を作って解錠中はセンサーをON、施錠中はセンサーをOFFして、解錠中に人が来たら自動ドアが開くような仕組みができないか考えてみます。
注:今回の話に限らずもしラッチ入力を自動ドアに接続する場合に昔の自動ドアは、制限したい側の人感センサーの接点出力の片線を入り切りすればよかったのですが、最近主流のCAN通信の人感センサは昔の手法が使えませんので、あらかじめ自動ドア側と打ち合わせをして入力端子を用意してもらう必要がありそうです。別途費用がかかると思われます。

 ワンショットの時にはカギをあたかも開け閉めしたかのような仕組みをタイマーリレーで作り出しましたが、今度は鍵の電気錠の開け閉めと連動して施解錠すれば良さそうなのでタイマーは必要なさそうです。
 今回も電気錠接続用変換アダプター を使用するのですが、この先に疑似的に電気錠のように動作するリレーを接続すれば良いことになります。
 電気錠変換アダプタからはモーターを駆動するための電源が出力されます。モーターにかける電圧の極性を変えることで回転方向が変わります。ですので施錠時・解錠時で出力される極性が変わります。
 これに対応できるリレーと言えば1線巻ラッチングリレーです。omronでいえば基板用のG6AU-274P-DC24Vなどがあると思います。このリレーのソレノイドに2線式変換アダプターの青色と茶色の線を接続すれば解決できそうです。
 ところが1線巻ラッチングリレーは手元にありません、手元にあるのはオムロンのMY2K-DC24Vの2線巻ラッチングリレーです。このリレーにひと工夫して動かしてみようと思います。
 ラッチングリレーについて詳しいことは別の記事にて紹介していますのでよかったらご覧ください
オムロンの特殊な動作のラッチングリレー(キープリレー) MY2K を見てみよう - さすけ のインターホン ブログ

2線巻ラッチングリレーを接続してみる

WQN4503Wにラッチリレーを接続してみる


 2線式電気錠アダプタの青色と茶色の出力に整流用のダイオード(IN4007)を1本ずつ2本を途中に挟んでラッチリレーに接続します(今回はプリント基板にダイオードを取り付けてリード線を出してみました)。これでラッチリレーを動かすことができました。
 施解錠釦を押すたびに施錠解錠を繰り返します。自動施錠をONにしておけば扉の開閉信号を接続していると扉が開け閉めすれば自動的に出力がOFFします。

WQN4503Wにラッチリレーを接続してみる

 文字で説明するのは難しいので、絵にかいてみました。
(整流用)ダイオードは電気を片方にしか流さない特性があります。流れる方向の場合はリレーが動きます。
逆方向に電気を流そうとしても流さないようにダイオードが邪魔をしますので、リレーは動きません。
使用したダイオードは最近よく目にする整流用ダイオードで1N4007(1000V1A)です。オーバースペックですが問題はないです。昔は日本インターの10D1(100V1A)をよく使っていました。

2線式電気錠アダプタ(リレー接点出力型) EK3705(廃番品) ~これ一つで解決❕~

 2線式電気錠アダプタ EK3705と言う商品がかつてあったようですがすでに廃番となっています。1991.12.21~2008.9.30
古いカタログも見てみましたが発見することはできませんでした。レアな商品のようです。

 何ができるのかと言うと、ここまで実験してきたワンショット出力と、ラッチ出力が、このコンパクトな筐体一つで出来てしまうもののようです。おそらくあまり需要が無かったのか、自動ドアとの接続がわからない問い合わせが多かったのかと言うところでしょうか? 

EK3705を見てみよう

EK3705 を見てみよう1

おなじみの青縞模様の箱に入っています。
製品は1個用のスイッチボックスに収めることのできる大きさです。

EK3705 を見てみよう2

黒白のリード線が出ています。あとは端子台が並んでいます。説明書きが所狭しと貼ってあります。

EK3705 を見てみよう3

 ディップスイッチが有り、機能の切り替えができるようになっています。色々な場面を想定して柔軟に運用できるようになっているようです。
 内部にはリレーが2つあります。片方は通常のリレー、もう一つは2線巻ラッチングリレーのように見えます。
 ほかにもチップ部品がぎゅうぎゅうにたくさん使用されています

 これほどの便利な商品、需要は少ないかもしれませんが復活してほしいですね。

【構想】対応外の電気錠は接続できないのか?


 WQN4503Wは基本的に指定された電気錠しか動かすことができません。ほかの電気錠は動かないのでしょうか?
 ラッチリレーを接続する実験を行いましたが、ラッチリレーではなく通常のリレーを解錠接続(SET)用と施錠接続(RESET)用で2つ用意して別に黒子として作動する、目的の電気錠に対応する電気錠制御盤を探し(DM-110KやBAN-DS1やRCB-730が候補に挙がるのかな?なんの検証もしておりません。)施解錠繰り返し型(Bモード)にして、SET用のワンショット出力のリレー接点出力で解錠入力し、Reset用のワンショット出力で施錠入力し、黒子の電気錠制御盤から出力されるリレー出力接点の開扉状態信号と施解錠状態信号をEK3760に接続するなんてことができればできるかもしれませんが、今のところ空想の範疇でしかありません。
 その昔1980年代に、シークレットスイッチEK3820(廃番品)(EK3822Bではない)の電気錠(EK38など)との接続配線に接続できるゴールの松下電工接続用 商品 RCB411N (RCB410(廃番品)に専用基盤が乗ったもの)みたいなものが現代にもあればよいのですが。

WQN4503Wの外部入力・出力端子

WQN4503W の入力・出力端子

◎電気錠・シークレットスイッチ接続
E1 + 通常DC12V、電気錠動作時DC24V 
E2 -

◎操作押釦接続 (電圧は実測値)
N1 操作釦 
N2 操作釦COM
 閉戸・施錠中 5.0V
 閉戸・解錠中 6.5V
 開戸・施錠中 9.5V
 開戸・解錠中 10.5V
入力ごとに施錠・解錠を繰り返す 

◎施錠入力
SI 施錠入力 15.0V
COM     0V

◎解錠入力
KI 解錠入力 15.0V
COM     0v

◎開戸出力
閉戸時 ON 無電圧リレー接点
開戸時 OFF
ただし設定により、シークレットスイッチにて操作直後のみ開戸しても出力されない設定もできる。

WQN4503WのHA端子(JEM-A端子)

WQN4503W の JEM-A端子

HA端子(JEM-A端子)には付属のコネクタにてJEM-A対応インターホンなどと接続します

端子向かって右から
茶 C1 反転動作入力(回路電圧 DC15V)
赤 C2 0V
橙 M1 閉戸・施錠状態出力(回路電圧 DC15V 6mA)
黄 M2 0V

◎茶・赤はインターホンなどからの施錠・解錠入力です

施錠中でしたら解錠し、解錠中(閉扉状態)でしたら施錠します

実験で押釦の信号をタイマーリレーにて一定の時間になるように設定します。
用意したタイマーリレーはOMRONのH3CR-Aです。設定はEモードです。
タイマーリレーにはDC12Vの電源を用意して接続しました。
0.2秒や0.3秒では開いたり開かなかったり不安定だったので、中間の0.25秒に設定しました。

他社の電気錠制御盤と違い入力時間を計時し、決められた立下りの時間だと解錠するようです。(入力時間が0.25秒でなければいけません)
JEM-Aの規格は一体何秒なんでしょう?

未確認ではありますが、他社の物はおおよそ立ち上がり信号を見ていて、入力があれば解錠するのではないでしょうか。(入力があれば作動する)

 わざわざタイマーリレーを用いて解錠しなくても、解錠入力がありますので、通常はそちらを使えば良いと思います。

◎橙・黄はインターホンへ現在の状態を出力します
閉戸・施錠両方の条件を満たすと電圧を出力します。
つまり、開扉もしくは解錠すると出力を停止します。

回路電圧はDC15Vでテスターで測定すると一見DC15Vがかかっているように見えますが、電気錠操作器内部に抵抗があり、抵抗にて制限された電圧で接続先インターホンのフォトカプラを駆動します。
インターホンに配線を接続しないと解錠表示になるのは、電圧がかかると施錠という認識になるからです。
橙・黄色にフォトカプラの代わりにLEDをつなぐと、錠前の状態に応じて点灯・消灯します。
左の写真はLEDの光がわかりにくいですが閉戸・施錠の点灯状態です。

WQN4503W JEM-A 点灯

点灯の状況を赤色LEDに取り換えてみてみます。閉戸・施錠時は点灯し、開扉もしくは解錠時には消灯します。

さいごに

 パナソニックの家庭用電気錠操作器WQN4503Wを見て来ました。
 家庭用のホームオートメーションには欠かせない電気錠の操作器です。
シンプルながらユーザー目線の使い勝手の良い商品と思います。
調べている中で少しですが松下電工の電気錠操作盤の変遷も見ることがで楽しめました。
基盤のことはさっぱりわかりませんが、いろいろなものを接続して測定して少しだけ味わうことができたかなと思います。

リレーやタイマーリレーを接続していろいろ試してみましたが、あくまで実験となります。

 コロナ下の影響なのか半導体不足の影響なのか、この電気錠操作器もほぼ手に入らない状況です。
安定供給ができるように願ってます。

 長文最後までご覧いただきありがとうございます。
どなたさまかの施工や修理の際の参考になれば幸いです。

2022/10/10/234500

sasukedog.hatenablog.jp